聖徳学園大学で毎月開催している、異業種の方が自由に意見交換をするCROSS FIELD。
今回のCROSS FIELDは具体的な実践の話でした。現在・過去問わず、具体的な関わりの中での行き詰まり、迷い、葛藤、悩み、後悔などを勉強会の場に投げてもらい、様々な角度から意見をもらおうという試みでした。
僕のだした事例は、僕自信の葛藤。放課後等デイサービスという支援の場に自分の子どもが通い、実の父親が支援者としてその場にいるということ。
子どもにとって、それは良いことなのか、良くないことなのか。
これはトレトレを始める前からずっと悩んできました。
自分からすると子どものためにデイを始めた経緯もありますし、子どもの成長を横で見ていられるということ、そして自分もスタッフなのですから他のスタッフと蜜に連携も取れるし、子どもも安心感がある。反面、子どもにとっては父親に対する甘えもでるかもしれない、父親を他の子どもたちに取られたという感情もでるかもしれないという恐れもあります。実際、両方あると思います。
だからなのか、詳しい経緯はわかりませんが東京では親が運営しているデイサービスなどの施設には自分の子どもは通わせることができないというルールがあるそうです。
もちろん、雨さんにはこのことについて相談もしていました。雨さんはことらにとって僕がいることは良い結果に繋がると言ってくれていたので、安心していました。
でも、やはり心の葛藤はありますよね。
この1年半でことらは本当に大きく成長しました。学校の先生や主治医の先生などことらに関わってくださる方々がみなさん驚かれるくらいに。
それはやはり手前味噌になってしまうかもしれませんが、トレトレの影響が大きいと感じています。なので、最近はこの葛藤も減ってきていました。
そんなこともお話しながらの今回の投げかけにこんな意見を頂きました。
・大切なのは親子というより距離感
・親が自立しているかどうか
・安定した成長には子どもにとって拠点となる場所がどれだけあるか
・家以外に頼れる場所、人がいるかどうか
・その場にいて親が色んな意味で待てるかどうか。母親は待てない人が多い。
・常に親がその場にいるのは支援者にとってもプラスになる。親とのやり取りをリアルに見れるので。
などなど。
こうやって意見をいろんな角度からもらえると、親も子どもも待つこと(我慢)ができればプラスの方が多いと思いました。
実際の現場ではことらと接するのは僕以外のスタッフです。
僕がいてもいなくてもことらは変わりません。
これからもことらの成長を通して、親子の関わりとして良いモデルケースにことらがなれるといいなと思っています。
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