2019年5月31日金曜日

美容院


ことらは髪の毛のカットは美容院に行っています。
僕の知り合いのお店2軒のどちらかでカットしています。
初めは家で切ろうかと思いましたが、とてもくすぐったがって触らせてくれないので断念。美容院に行くのもカットできるかドキドキでした。
初めてはとっても警戒していました。
なんとか椅子には座れましたが、ケープや首にペタって貼るやつも嫌がりました。
なので、最初は首にタオルだけ巻いてカットした髪は下にポイとしてもらって服は後でコロコロで取ろうと、大変ですが対応してくれてほんとありがたかったです。
何度か行くうちに首のペタもケープもしてくれるようになりました。
最初は5分とか10分とかウルトラマンよりは少し長いくらいの制限時間でしたが、少しずつ慣れていきました。
なんとか1分でも長くもたせようと、コトラの好きなグミを用意したり、携帯でYouTubeを見せたりと試行錯誤。
一回もケープを外さずにカットできた時は感動しました!
なにせバリカンを怖がってか、くすぐったがってか使わせてくれなかったので時間がかかるんです。
ことらも嫌がらず通ってくれたし、根気よく連れてったことで成長もできました。
でも、これは知り合いのお店だったからというのが大きい。
一度だけ近所の知らないお店に連れていったら、カットの途中で嫌がって帰ってしまいました。。
美容師さんの声かけや、僕との関係性が違うのを感じたんでしょうね。
知り合いにはことらはこういう子だからと伝えて、カットの最中も今はこんな気持だと思うからこうしてあげてなど言えます。僕との関係性があるから嫌な顔ひとつせずに笑顔で対応してくれます。
それがきっとことらには安心感がうまれるんでしょう。
本当にありがたいです。

ことらは恵まれた環境でしたが、きっと美容院に行けなくて困っている親御さんも多いと思います。
「自閉症児ウェルカム!」とか、「発達障害児お気軽に!」のような文言がHPなんかに書いてあると少し気軽に行けるかもしれません。
実際、手が掛かるし他のお客さんに迷惑になるかもという思いもあります。
だけどやっぱり気軽に美容院に行けるようになりたいですね。インクルーシブです。


最近は最後までケープもできるようになったことら。
こないだは一度も携帯を見ることもなくカットできました。
なんとバリカンも使えるようになりました。
いろんな感覚の統合ができてきたからかもしれませんが、少しずつ慣れていくことも大切ですね。
過敏や特性にすぐに蓋をするのではなく、根気よく。
根気よくが親には大変ですがね。。

2019年5月30日木曜日

家での調理実習

【3年生・2019・5月】

最近は公園の遊具にもあまり興味を示さなくなったことら。
もっと具体的な遊びや体験を求めている気がします。
たまに僕が料理をしていると、ことらが様子を見に来て鍋の中を混ぜたり、フライパンの中を混ぜたりしてくれます。
パスタの味見なんかしていると、自分も自分もとせがんできます。
これは良い機会だと、ことらと一緒にカレーを作ってみることにしました。
ばあばの家がカレーにするということなので、ことらと僕でお手伝い。
案の定興味津々です。


子供用の包丁で一生懸命カットします。
しばらくカットしたら疲れたのかこうなります。


なんとかカレーができてきました!
そして得意の味見です。


これだけはいっちょ前です。(目線はTVのアンパンマン)

食べることが大好きなことら。その延長に作ることが好きもあると思います。
僕も食べることが好きなので、作ることも好きです。
ことらの「やりたい」を大切にしていこうと思います。

2019年5月27日月曜日

運動会

【3年生・2019・5月】

25日の土曜日は猛暑の中ことらの運動会でした。

1年生の時は逃げ出そう逃げ出そうとしたり、僕を見つけると走ってこようとしたりでほとんど参加できず、サポートしてくださる先生にも大変ご苦労おかけしました。。

2年生の時はなるべく隠れて見ていたせいもあり、少しは参加できましたがやっぱり家族を見つけると走ってこようとしました。

さて、3年生はどうなるかと思いながらも、最近のことらを見ていると発表会や授業参観でもこちらに来ることもなく授業なんかはずっと椅子に座っていられる様子も見ているのでどんな成長があるかというワクワクもありました。


ビデオカメラ越しにことらを探すといました!ことら。
ん?様子がおかしいなと思うと、ことらが鼻血をだしているではないですか。
開会式直前ということもあり、先生方も必死で止血してくださっている様子。
なんとか止まったみたいで開会式にも参加できました。

最初の出番は玉入れ。
ことらは背が高い方かと思いましたが、ことらより一回り背の大きい女の子に手をつないでもらいながら入場。
積極的に参加することら!日頃の練習の成果なのか嬉しいなぁ。

次はメインのかけっこ!
ことらは10組目でしたが、出番までちゃんと待っていられた様子。
よーいどん!で走り始めて、右から二番目のコースでしたが、すぐに一番左のコースに行って観客席を見ながら走ります。きっと、僕たちを探していたんでしょう。
そんな状態でもなんとか一位でゴール!
退場の際に僕らを見つけて来ようとしましたが、先生に行くよと言われて素直に。
すごい成長だぁ〜。

最後はいなッピー音頭。
いなッピーは稲沢市のゆるキャラで毎年運動会に参加してくれてます。
最初は全然踊れていないことら。
しかし、途中で僕を見つけ「パパ!」と言ってから、なんと踊りだしました!
ちょっと安心したのかな。
でも、こっちに来ようとは全くしていません。
すごい成長だなぁ。嬉しい。

最近は自閉傾向よりもADHD傾向の方が強いんじゃないかと思っていたことらでしたが、年々落ち着きと成長を見せてくれています。
来年は高学年になることら。
来年の運動会も楽しみです。

2019年5月24日金曜日

こどもの教室 OZ

【3年生・2019・5月】

昨日は名古屋市千代田にある「こどもの教室 Wizard of OZ」にことらと妻と行ってきました。
OZの大橋先生はもう20年以上もOZでこどもの発達に寄り添っていらっしゃっています。
トレトレの顧問の原先生のご紹介で素晴らしい先生がいるからと出会ったのがきっかけです。
感覚統合、SST、LDの学習支援といろんなスキルをお持ちですが、手法に全くこだわっていません。大切にして見えるのは子ども一人一人の発達と成長に合わせて寄り添うこと。
運動会疲れで不安定なことらに寄り添う先生を見て、とても感じました。
前々からうちのことらをみたいとおっしゃっていただいていたのですが、実際先生の教室は大人気でなかなか時間もない状態でしたが、みていただく時間ができたことと、3年生から学習が始まったことらを是非支援していただきたく通わせていただくことにしました。

OZには独自で開発したパソコンを使ったアプリが何十種類もあります。
学習に繋がるようなものが多く、楽しく学べるのでことらの成長が楽しみです。
発達検査もなさっている先生に節目節目で検査をしていただけるのも楽しみです。



初回の訪問も終わって、さあ帰ろうと思ったらタイヤが変な音がする。。
降りて見てみると、タイヤがペッシャンコ・・
すぐにロードカーサービスを呼んでレッカーしてもらいました。
ことらは実際車がレッカーされるところなんて初めてです。
ましてや自分の家の車。レッカーが来るまでもなにかわかるのか「クレーン車!クレーン車!」と連呼しています。
レッカー車がきても興味津津でみていました。車が連れていかれるのは、少し心配そうに。
レッカー車には乗れないので、3人は電車移動。
リュックを背負いながら遠足気分のことらは「遊園地!」と言っていました。
パパもなんだか楽しくなってきてしまったよ。
思わぬハプニングでしたが、普段できない体験ができて良かったです。

2019年5月18日土曜日

忘年会デビュー

【1年生・2017・12月】

年末ということで、僕が友人に誘われた忘年会。
その日は夕方からことらのスイミングだったので、スイミング後にことらもつれて参加しました。
忘年会会場がことらの好きな中華ということもありことらはうきうき。
初めての夜の名駅。初めての夜の繁華街。非日常が大好きなことらはだんだんテンションが上ります。
個室に入ると、見たことあるおじさん達が「お〜ことら〜!」と歓声。
嬉しそうにメニューを見ながら、大好きなチャーハンとオレンジジュースを注文し、オレンジジュースで乾杯!
一番気の合いそうなゆるいおじさんの横に座って、忘年会スタート!

ことらは昔からゆるい男の人が好きです。悪い言い方をすればチャラいとか、ちゃらんぽらんとか。良い言い方をすれば、高田純次みたいとか、所ジョージみたいとか。
きっとことらと波長が合うんでしょうね。
途中からはそのおじさんにもたれかかってました。


しっかりご飯も食べたので、小学生はお先に帰ります。
みんなにバイバイとハイタッチをして、笑顔で帰宅。
小さい頃に比べるとことらは適応力がつきました。
初めての場所が苦手とか、入りたがらない時期があったのを忘れてしまうくらい。
これからもいろんな場所に連れてってあげよう。
いつかふたりで飲みに行けるといいなぁ〜。

2019年5月16日木曜日

発達障害に生まれて

【3年生・2019・5月】



妻が読んでみたいと言って買った本ですが、先に読んでしまいました。
読んでいてとても共感する部分もあり、ことらの時代よりも10年近く前の時代の大変さも伝わってきました。
自閉症児と母の17年を医師が書くというスタイルも面白かったです。
基本は親目線ですが、専門家としての目線や知識も入る。主人公の母親も専門家として活躍してみえる方みたいで、それもまじってというのもあるかも。

わりとことらと同じくらいの重さ(IQやこだわりなど)なのかなと感じた主人公の勇ちゃん。
彼は水洗便所にとても愛着があり、音を聞くとどこのメーカーのどの型番のものかわかるそうです。
とても恵まれた環境ではなかった母が就労・自立を控えたこの時期に書き綴った本。
沢山の共感と学びがありました。
やはり一つは今のままでよいということ。
勇太くんは知的障害を伴う自閉症だ。自閉症でなくなったら勇太くんでなくなる。
やっぱり勇太くんは勇太くんのままがいいなと。
本当に強くそう思う。母は健常児というよりも天才児が欲しかった方だった。
文中にも出てくるが、勇太くん、そしてことらは私たちに幸せとは何かを教えてくれる存在だと思う。

親亡き後の不安もやはりみなが感じるところ。この本の中にもいろんなヒントや学びがありました。
今後の子育てにも繋がるヒントや、今までの子育てで感じていたことを上手く言語化されていて素晴らしいと感じました。
是非、発達障害の子どもを育てている親さんや、支援者の方に読んでいただきたい一冊です。

2019年5月8日水曜日

トレトレBBQ

【3年生・2019・5月】

長いGWが終わりました。後半の4日間お休みして、家族で過ごしました。
山に登って、海に行って、BBQをしてとっても充実したお休みでした。
特にことらは海が気に入ったみたいです。
友人がサーフィンをしているので伊良湖のロングビーチに行ったのですが、普通の海より波があるのでそれがたまらない。
胸がつからないくらいまで進んでいき、波がくると頭まですっぽりと波にのまれるというのを繰り返し堪能しておりました。
最後はサーフィンの板に少し乗せてもらい大興奮!(正座してましたが笑)
また海に行くと連発していました。次はほんとにサーフィンに挑戦です。


翌日はBBQ。トレトレに通う子どもたち家族18ファミリーとトレトレスタッフと総勢90名でのBBQ。魅力的な遊具の多い公園に隣接しているBBQ場なので子どもたちも食べては遊んで、食べては遊んでととっても楽しそう。
用意した食材がちょっと少なかったなど反省点もありましたが、大成功でした。
今回のBBQはトレトレのBBQなので、ただ楽しむだけではなく目的もしっかりもってやりました。
今回の目的、一つは「大人が楽しむ姿を通して人が集まってワイワイやる楽しさを経験する」
二つ目は「大人同士の信頼関係をつくり、それを通して子供との信頼関係を高める」でした。
今回、この目的は達成できました。
終わって、もう一つ感じたこと、それはトレトレに通う子どもたちの兄弟たちとの交流です。
トレトレキッズの兄弟は支援級に通う子もいれば普通級に通う子もいて多様です。
この日はトレトレキッズよりも兄弟児の方が多いくらいでした。
気づくとみんな入り混じって仲良く遊んでいます。そこには、トレトレの友達の兄弟だということ、そしてお父さんお母さんと仲の良い大人の子どもという関係性がとてもあったと思います。
親同士の関係を見て、安心感や信頼感が生まれてすぐに打ち解けるのです。最後には大人同士よりも仲良くなっていた気がしました(笑)
でも、それは大成功です。これがほんとにインクルーシブだとも感じました。
子どもの力の凄さですが、ここから行きていく力に繋がります。
ここから家族交流など始まると最高だなぁと思いました。
学校や保育園という狭い空間だけではなく、広く交流をする。子どもたちの視野も広がるし、活動の幅も広がります。
親同士が楽しくしている姿を見て、子供同士が仲良くできる。
これも立派な支援だと感じました。
本当に良いBBQでした。
運営してくださったおやじの会のみなさま、本当にありがとうございました。