【3年生・2019・5月】
妻が読んでみたいと言って買った本ですが、先に読んでしまいました。
読んでいてとても共感する部分もあり、ことらの時代よりも10年近く前の時代の大変さも伝わってきました。
自閉症児と母の17年を医師が書くというスタイルも面白かったです。
基本は親目線ですが、専門家としての目線や知識も入る。主人公の母親も専門家として活躍してみえる方みたいで、それもまじってというのもあるかも。
わりとことらと同じくらいの重さ(IQやこだわりなど)なのかなと感じた主人公の勇ちゃん。
彼は水洗便所にとても愛着があり、音を聞くとどこのメーカーのどの型番のものかわかるそうです。
とても恵まれた環境ではなかった母が就労・自立を控えたこの時期に書き綴った本。
沢山の共感と学びがありました。
やはり一つは今のままでよいということ。
勇太くんは知的障害を伴う自閉症だ。自閉症でなくなったら勇太くんでなくなる。
やっぱり勇太くんは勇太くんのままがいいなと。
本当に強くそう思う。母は健常児というよりも天才児が欲しかった方だった。
文中にも出てくるが、勇太くん、そしてことらは私たちに幸せとは何かを教えてくれる存在だと思う。
親亡き後の不安もやはりみなが感じるところ。この本の中にもいろんなヒントや学びがありました。
今後の子育てにも繋がるヒントや、今までの子育てで感じていたことを上手く言語化されていて素晴らしいと感じました。
是非、発達障害の子どもを育てている親さんや、支援者の方に読んでいただきたい一冊です。
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