2019年6月28日金曜日

SUP

【3年生・2019・6月】

先日、念願のSUPに挑戦してきました。
GWにほんのちょっとだけサーフィンをかじったことら。TVでSUPを見て、「海行く!」「乗る!」ととても興味津々でした。
SUPは基本的にはあまり水面に波などの動きが少ないところでやるので、自分のペースで楽しめるのも特徴。
最近は障害者スポーツとしてもとても注目されてるようです。
結果は予想通りの大喜び!出来としては予想以上でした。


一人でできるかと心配しましたが、すんなり立ち上がってサマになっています。
終始キャーキャー言っていました。
SUPをやってみて思ったのが、まずは立っていることに体幹やバランス感覚が必要だということ。そして、その状態でパドルを漕がないといけないので、バランスが崩れます。また、片方だけ漕いでると少しずつ漕いでいない方向にずれていくので、2〜3回漕いだら反対に持ち替えて漕がなくてはいけない。バランスはもちろん、手先の器用さも大切になってきます。これは、感覚統合の視点からもとても良い訓練になると感じました。



何より楽しい!!
完全に脳が喜んでいる状態ですからね。
自然の中で遊ぶというのは、ほんとにいいですね。
普段はリラックスや休憩の概念があまりないことらも川の上では、リラックス。


今までずっと川を見ても「海!」と言っていたことらでしたが、この日から「川」という単語を覚えました。
沢山の楽しさと収穫のあったSUP。家族のレクリエーションとして今後も続けていきたいです。

2019年6月23日日曜日

親バカ

今読んでいる本の中で、著者が自分のことを「親バカ」だと言っていました。
「親バカ推進委員会会長」だとも言っていました。
こうも言っています。
見方によってはみっともないことだったり、自慢していると思われたりすることだと思いますが、親が褒めなくて誰が褒めるのだと。
自分の子どもの良いところやがんばっているところを人前で言う。もちろん本人にも言う。
周りから親バカであることをどう見られるかはどうでもいいのです。
子どものできないことや、足りないところに目を向けるより、その子の良いところやすばらしいことを知っていて、それをことばにする方がずっと良いと。
本当にそのとおりだなと思いました。
私もかなりの親バカです。妻にもよく言われます。
でも、ただ甘やかしているのとは違うと思っています。
親バカですが、自分の都合では甘やかしません。
きちんと自分の中で線引がしっかりしていれば、どんどん親バカでいいのではないかと思います。
また、周りの目を気にしていたら子育てはできないと思っています。
特に障がい児の子育ては。
今日から僕も「親バカ推進委員会」に勝手に入会します。

2019年6月20日木曜日

ラコリーナ近江八幡

ラコリーナ近江八幡に行ってきました。
年間300万人以上が訪れるという商業施設。
この本を読んでから行きました。


今回、研修目的で出かけたラコリーナ近江八幡。ラコリーナツアーという、ラコリーナのスタッフが施設内を説明しながら案内してくれるツアーに参加しました。
「お客様のことを考えろ!数字はあとからついてくる」
のようにとても社会性の強さを感じました。
最近思うのが、ものづくりやデザイン、福祉ももちろんそうですが自己実現や自己承認のツールになってきていること。
バブル期、バブル崩壊から平成になり平成はだんだんとパワーを失い、守りの時代になったと言われています。バブル崩壊が自分のことばかりでは長く続かないよと教えてくれたと思ったのに、自分を守るために相手を攻撃する。社会全体に余裕がない感じがします。余裕が無いのに近所付き合いが希薄になり、核家族化がすすみ、学校不信などとささやかれる。
そこの真意は別として、戦後を生きてきた世代に比べればやっぱり人一人ずつのパワーとか生きる力は弱くなっていると思う。世の中が複雑になっているから、逆に強くなっている部分もあると思いますが。
そんな平成を経て令和になりました。
令和は他社貢献、共に生きる(実現)時代になる気がしました。
みんな理屈ではなく心がほしいと叫んでいるんです。
ラコリーナ近江八幡がこれだけ求められるのも時代なのではないでしょうか。



トレトレでお土産を食べながら、ラコリーナ近江八幡の写真を見せました。
雨さんは「こんなトレトレを創りたい!」と一言。
僕もラコリーナ近江八幡に行って、こんなトレトレを創りたいと思いました。
敷地のど真ん中に田んぼがあるんです。


田んぼを囲んでいろんな施設がある。ラコリーナはなんでもスタッフがやるそうです。
田植えもスタッフ。施設の作り込みもスタッフ。スタッフのためにおにぎり保育園という保育園もあるそうです。
田んぼを囲んで、放デイ、児発、就労支援、保育園、企業、いろんなものが絡んでインクルーシブな施設ができるといいなぁと思いました。
またトレトレスタッフと研修に行きたいと思います。


2019年6月17日月曜日

アンパンマン大百科

【3年生・2019・6月】

ここ最近アンパンマンが大ブームのことら。
今までにも好きな時期はありましたが、今が最高潮。
YouTubeでばいきんまんの歌やカレーパンマンの歌など少しマニアックな歌をきいたり、アマゾンプライムで映画を見たり、ごっこ遊びでもアンパンマンのキャラが登場します。
特にばいきんまんシリーズのキャラが大好き!
キャラ特集のこれまたYouTubeがあって、それをずっとかけていたりします。
トレトレの先生に描いてもらった絵も大事に持って帰って家に貼っています。

(今は壁一面埋まっています。)

そんなことらにアンパンマン大図鑑を買ってあげてもいいなぁと思っていたら、昨日本屋で見つけました。なんと別冊でばいきんまん大図鑑がついているものを!
これは絶対ことらはハマるだろうと思い、ことらに薦めましたが軽く拒否。。
別のアンパンマンの小さな本が良いといいます。
きっと、中身が見えてないからだろうなぁと思い、強引に買ってあげました。
なんだかんだで気になっていたことら。
帰りの車で開けてもいいか聞いてきました。もちろんOKすると、「なんだこれは!」というくらいの喜びよう。すごく食いつきます。
まず、最初の歴代の映画紹介に釘付け(笑)


家に帰ってからは順番にキャラの名前を読み上げさせられました。。(結構な量)
こういった好きからことらの世界や言葉が広がっていくといいなぁと思いました。

2019年6月13日木曜日

クロストーク

先週、岐阜の聖徳学園大学にて「CROSS FIELD 分野越境型勉強会
発達障害に関わる小規模勉強会」に参加してきました。
教育、就労、発達、福祉についてフリートーク。
岐阜を中心に個性的なメンバーが集い、あっという間の有意義な2時間になりました。
このクロストークで僕が気になったキーワードは「遊びの時間」と「幸せになるため」
「遊びの時間」とは、今の子どもたちには遊びの時間が少ないとの話から始まりました。
単純に体を使って遊ぶことが少ないということもありますが、「遊び=余裕」も少ないということも。
これは世の中全体的にそうなっているとの意見もあり、そのとおりだなと思いました。
理性でばかり考える世の中になっているので、経験する前に頭で考えて失敗をしない世代。
だから小さな失敗でつまずくし、手段ばかりに目がいきすぐに効果のでるものばかり探す。
それでは感性や感覚が育たない。「感」というのは生きていくためにとても大切な要素。
もっと回り道していいんです。人生に無駄はないので、いろんな回り道をして個性ができあがっていくんです。
小さな失敗、遊び、回り道。こどもの頃から沢山経験させてあげたいです。

「幸せになるため」
欧米に比べて遊び心の少ない日本。就学、進学、就労、全て幸せな人生を過ごすための手段です。
しかし、日本ではその手段が目的になってしまっているケースが多い。
なんのための就労なのか。なんのための人生なのか。
日本人に自殺やうつが多い原因もここにあるのかもしれません。
手段が目的になってしまって幸せがなんなのかわからなくなってしまっては本末転倒です。
若者を中心に最近の傾向として「やりたいことがある=幸せ」となっている気がします。
たしかにやりたいこと、好きなことを仕事にできれば幸せの近道かもしれませんが、「やりたいこと=幸せ」にはならないと思います。
やりたいことは手段ですから。そのやりたいことを通して何を目指すのかが大切なんじゃないかなと思います。
自分もまだ人生折返し地点にさしかかっているかどうかのひよっこなのでわかりませんが、人生を終えるときに「あ〜幸せな人生だった」と言える人生にしたいですね。

2019年6月7日金曜日

進路講話

 先日、いなざわ特別支援学校で進路講話がありました。
進路講話には、いなざわを卒業されて一般企業やB型施設で働く卒業生が4人と卒業生のお母さんが1名参加してくださいました。
まず、初めに感動したのがこの卒業生のみなさんが進路講話の2時間の間凛と座っていること。そして、たくさんの保護者の前で堂々とお話しをすること。
とても感動しました!
卒業生のみなさんが口を揃えて私たちにしてくれたアドバイスは、学校を休まず楽しく行ってくださいとのことでした。これは進路指導の先生もおっしゃってて、学校に休まず通っていると就労してからも休まず勤務できる可能性が高い。
習慣だからその通りだなと感じました。これは誰でも同じことですね。
そして、お母さんからの話でA型や一般企業への就職には自力通勤が欠かせない。
学生時代は自力通学をしてこなかった息子さんだが、お母さんの努力と工夫で自力通勤できるようになったとのこと。これも感動しました。
こういった社会適応大切ですね。
そして、こういった社会適応の際に社会の優しさが必要だな感じました。
先日のニュースで特別支援学校に通う男の子が駅で困っているところを、老夫婦が困っているならこれを使ってと、1,000円くれたそうです。
とても心温まるニュースで、社会がこのような優しさにあふれていたら安心して生活しやすい世の中になるだろうなぁ。
自分も余裕がないときこそ周りに気を配れるようにならなきゃ。

2019年6月3日月曜日

人生理念


今回で100回を迎えることができたブログ。
ここまでのことらの子育てを振り返ってみて、始まりはある機会に考えた人生理念だったと感じました。
あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、会社にはよくある経営理念や事業理念。これは法人一つ一つあるのに対し、個人一人一人にあるのが人生理念だと思います。
経営理念や事業理念が会社の方向性や考え方を示すものに対し、人生理念は個人の考え方生き方を示すものです。
ちょうどこの人生理念を考えた頃は、ことらが自閉症だと診断された頃でした。
もちろん、頭の中はことらのことでいっぱいです。
その頃は今の仕事はしていませんでしたし、福祉サービス、障害についても知識はほとんどありませんでした。
でも、その頃に頭にうかんだ理念は「子どもたちが安心して成長できる街を創る」でした。
当時3歳だったことら。成長していったらどうなるんだろう。高校まではちゃんと行けるのだろうか。でも卒業したらどうだろう。就職先は。親が亡くなったら、住むところはどうすればいいんだろう。お金を残したところで管理は。そもそも一宮市の障害者を取り巻く環境はどうなっているんだろう。ましてや日本はどうなんだろう。
いろんな疑問や不安が次から次へと頭をよぎります。
調べると、日本は欧米に比べて遅れている感は否めません。
そして、日本の中でも自治体によって差は大きいみたいです。
何をもって、遅れているとか差があるとかと考えるかですが、海外との差は障害に対する理解やノーマライゼーションだと思います。
日本を変えたい!とは思いますが、そこまで大きな志を掲げるほどの強さもありません。
でも、日本に一つくらい障害に対する理解があり、障害を持った子どもたちが暮らしやすい、成長していきやすい街があってもいいんじゃないかと思いました。
国の制度も大切ですが、やっぱり物理的なものや人の温かさがとても大切だと思います。
障害を持つ子どもたちや家族が肩身を狭くして生活しなきゃいけない社会ではいけないんです。
今では、それには本当の意味でのインクルーシブが大切だと思っています。
そして、今でも私の人生理念は「子どもたちが安心して成長できる街を創る」です。
この理念の中身はどんどん研ぎ澄まされていきたいですが、掲げるものはやっぱり変わりません。主役はこどもなんです。

当時は仕事も今とは違いましたし、自分なんかが掲げられる理念じゃないなと思い引っ込めました。
でも、他の理念を掲げてもしっくりこないし身も入りません。
だって、心の奥底から出てくる言葉じゃないんですから。
今は声を大にして言えます。そして、立場や能力は関係ない。想い続けることがことが大切なんだと今は感じます。まだまだこれからですが。
ブログ100回目を節目にこの人生理念を公言し、これからもことらや子どもたちと共にゆっくりと歩んで行きたいと思います。