先週、岐阜の聖徳学園大学にて「CROSS FIELD 分野越境型勉強会
発達障害に関わる小規模勉強会」に参加してきました。
教育、就労、発達、福祉についてフリートーク。
岐阜を中心に個性的なメンバーが集い、あっという間の有意義な2時間になりました。
このクロストークで僕が気になったキーワードは「遊びの時間」と「幸せになるため」
「遊びの時間」とは、今の子どもたちには遊びの時間が少ないとの話から始まりました。
単純に体を使って遊ぶことが少ないということもありますが、「遊び=余裕」も少ないということも。
これは世の中全体的にそうなっているとの意見もあり、そのとおりだなと思いました。
理性でばかり考える世の中になっているので、経験する前に頭で考えて失敗をしない世代。
だから小さな失敗でつまずくし、手段ばかりに目がいきすぐに効果のでるものばかり探す。
それでは感性や感覚が育たない。「感」というのは生きていくためにとても大切な要素。
もっと回り道していいんです。人生に無駄はないので、いろんな回り道をして個性ができあがっていくんです。
小さな失敗、遊び、回り道。こどもの頃から沢山経験させてあげたいです。
「幸せになるため」
欧米に比べて遊び心の少ない日本。就学、進学、就労、全て幸せな人生を過ごすための手段です。
しかし、日本ではその手段が目的になってしまっているケースが多い。
なんのための就労なのか。なんのための人生なのか。
日本人に自殺やうつが多い原因もここにあるのかもしれません。
手段が目的になってしまって幸せがなんなのかわからなくなってしまっては本末転倒です。
若者を中心に最近の傾向として「やりたいことがある=幸せ」となっている気がします。
たしかにやりたいこと、好きなことを仕事にできれば幸せの近道かもしれませんが、「やりたいこと=幸せ」にはならないと思います。
やりたいことは手段ですから。そのやりたいことを通して何を目指すのかが大切なんじゃないかなと思います。
自分もまだ人生折返し地点にさしかかっているかどうかのひよっこなのでわかりませんが、人生を終えるときに「あ〜幸せな人生だった」と言える人生にしたいですね。
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