2021年12月31日金曜日

「滞」

 今年も本日で終わりですね。

今年一年を振り返ってみて、漢字一文字で表してみました。

「滞」

今年、2021年は新しいことをやろうとしたり、前に進もうと思うと何かトラブルや、見えないチカラが働き、進めない一年だったなと思います。

そんな中でも試行錯誤はして、来年につながることはいろいろと考えました。

年明けから忙しくなることは目に見えていて、されど楽しい一年になる気がします。

来年はことらも6年生。小学校最後の年です。

親ばかではありますが、いろいろと成長したなぁと思う今日このごろ。

自分の気持を言葉で伝えること、自分の気持を抑える姿も見られるようになってきました。

来年も一年、ことらとともに成長したいと思います。

今年も一年間、ありがとうございました!

良いお年をお迎えください。




年末の雪遊びにて

2021年12月17日金曜日

ココトモバウム

 トレトレも仲良くさせてもらっている、ココトモファームさんが覚王山にお店をオープンしました!

https://www.cocotomobaum.jp/

犬山のお米を使って、グルテンフリーのバウムクーヘンを作っています。

とっても美味しいです!

グルテンフリーといえば、以前は自閉症にグルテンがよくないという噂がありましたね。

それはさておき、覚王山のお店に行ってみると、聴覚障害の女性店員さんが筆談で接客をしてくれました。

とても明るく、感じの良い方で、とても気持ちの良い接客でした。

ココトモさんは、金山で就労移行支援事業所もやってみえて、そこから就職したそうです。

良い流れですね。

子どもたちも大好きなバウムクーヘン。

お近くに行かれた際は是非!



2021年12月13日月曜日

サーカス

 先週、滑り込みで「木下大サーカス」へ行ってきました。


子どもたちは生まれて初めてのサーカス。

ことらはパンダコパンダのサーカスのイメージが強く、とても楽しみにしていました。

僕自信も子供の頃以来だったので、ワクワク。

オープニングは音や光も織り交ぜており、まるでディズニーランドのアトラクションのよう。

こじんまりとした大きさもとても良かったです。

休憩を挟んでですが、約2時間という長丁場。子どもたち、大丈夫かな?

と思いましたが、楽しめたようで良かった〜

ことらは、途中からゾウの出演をとっても楽しみにしており、動物たちの出演が終わると車に帰ると。。

最後の空中ブランコを残すのみだったんだけどなぁ〜

イルージョンは楽しめたみたいだから良しとします。

また、良い思い出ができました。


*本当は写真撮影禁止なんですけど、しらずにパシャリと。始まる前だからOKだよね。。

動物たちはみんな年寄りに見えましたし、昔よりも演出も減った気がします。

帰りには外で動物愛護団体がサーカス反対を叫ばれていました。

世の中いろんな考え方があります。

ペットも昨今はとても問題視されていますからね。

でも、動物たちにとって本当の幸せがなんなのかは、僕にはまだわかりません。

2021年12月6日月曜日

梅切らぬバカ

11月末に公開が始まった映画「梅切らぬバカ」を観てきました。

https://happinet-phantom.com/umekiranubaka/


50になった重度知的障害を持った息子と、80近い母親 の日常を描いた映画。

息子役は塚地武雅さん、母親役は加賀まりこさんです。

塚地武雅さんもはまり役でしたが、加賀まりこさんも素晴らしかった。

なぜなら、加賀まりこさんの長年連れ添っているパートナーのお子さんも自閉症だとか。

普段と変わらないような自然に演技ができたと。

むしろ気持ちが入りすぎて、監督から感情を出しすぎとダメ出しをもらったそうです。

加賀まりこさんの演技からは、「生まれてきてくれてありがとう」という想いが全編に散りばめられていました。

ご本人も意識したそうで、長年パートナーと息子さんを見守ってきて、親の気持ちというのは、「子の存在そのものにありがとう」なんだと感じたそうです。

自閉症児の親からすれば、塚地武雅さんの演技にも賛否両論はあるようですが、こういった世界、日常があるということを映画というエンターテイメントを通して世の中に発信していくことに大きな意味があると思っています。

リアリティだけを求めればドキュメンタリーの方がいいわけですが、これがドキュメンタリーになるとぐっと視聴者が減ってしまう。

まずは、映画という手法を使って社会に知ってもらうこと。そして、関心を持ってもらうことが大切だと思います。

この監督、「和島 香太郎」さんはまだ30代の若者です。

今はネットラジオで「てんかんを聴く ぽつラジオ」ということで、You TubeやPodcastを使って、月に1回のペースで制作・配信。てんかん患者やその家族をゲストに招きそれぞれの日常に転がっている様々な悩みと思いを語ってもらっているそうです。

今後が楽しみな監督です。

「梅切らぬバカ」は、1時間ちょっとの短い映画です。

小学生な観れると思いますので、きょうだい児と一緒に見るのもおすすめです。

うちも妹に見せたいと思っています。

たぶん、劇場では公開が短いのでお早めに是非!

2021年11月30日火曜日

石川道子先生

 先日、我らがトレトレのバイブルの著者である、児童精神科医の石川道子先生がトレトレに見学にいらしてくださいました。

トレトレでは、石川道子先生の著書を基本に子どもたちに接しています。



先生の待望の来所に、スタッフもウキウキです。

3施設の見学をしていただいた後に、軽く事例検討をさせていただきご意見をいただきました。

そんな中である子の事例をだすと、先生はおっしゃいました、

「この子はたぶん、うまく身体を動かしているんじゃなくて、こなしてるんだと思う。

 公園での遊びも、遊具をこなしているだけ。滑り台なら滑るだけ、ブランコなら

 乗っかっているだけ。遊びに緩急をつけたりしないといけない。」

“遊びをこなす”

なるほど!と思いました。ただ、公園に行っているから遊びは大丈夫。

運動はしていると思ってはいけないですね。

遊び方、大人の関わり方が重要になってくるんだと感じました。

そして、先生は「この子はたぶんだけど、身辺自立できてないよね?」

と、見事的中。

ほんの少しの事例、情報でそこまでわかるのだとびっくりしました。

短い時間でしたが、とても勉強になりました。

2021年11月16日火曜日

道草

 今月の頭に京都に出張に行きました。

出張と言うとかしこまりますが、感銘を受けた本の著者に会うためです。

以前にブログでも紹介した「自立生活楽し!」



知的障害があっても地域に暮らすというのはどういうものなのか。

それを支える側の想いや苦労はどうなのか。

本ではなかなか書けないようなことまで沢山お話を聞けました。

実際に一人暮らしを10年くらいしているという女性にもお会いできました。

とても素敵な笑顔で「すごいやろ!ほめて〜」と話す女性。

しかし、実際は苦労も多いと聞きました。

でも、やっぱりこの支援には夢があると感じました。

そんな中で紹介された映画が「道草」です。



以前に、愛知でも上映会があって、行きたいなぁと思っていましたが、都合が合わず行けず。

内容は、実際に支援を受けながら地域で暮らす知的障害の方々のドキュメンタリー。

この本を読み、著者の一人である廣川さんに会い、ますますこの映画が見たくなりました。

しかし、今は東海地方での上映会もなく、DVDもない。

これは見るためには上映会をやるしかないと思いました。

来年の2月〜3月頃を目指して上映会をやります!

乞うご期待。



2021年11月8日月曜日

チャリティダンスイベント

 先週の日曜日に138タワーパークで開催されたチャリティダンスイベント「TIPO」


一宮市内のダンススタジオが集まって子どもたち中心にダンスを披露。

その中にトレトレの子どもたちも参加させてもらいました。

曲はおなじみの「イエローリボンライダーの曲」です!

この手のイベントに参加させてもらうのは2回目で、2回とも参加の子はとっても上手でした!

トレトレサンのなお先生がYou Tubeにダンス動画をアップしたのを、毎日家で練習していたとか。

それを聞いて、感動しました。本当に上手でした。

もちろん、上手さを求められるイベントではなく、楽しくみんなで踊ろうというのが趣旨ですが、自分がしたいことに対して地道な努力ができるというのは本当に素晴らしい!

なかなかできることではないです。

うちのことらは初参戦でしたが、この子に触発されてとても楽しそうに踊っていました。

初めはこういうイベントにはあまり参加できないので、何分入れるかという心配。
うまく舞台に上がれても飛び降りて行ってしまうのではという心配がありましたが、終始舞台で踊ることらにも感動しました。
トレトレの友達のおかげです。

しかも、イベントが終わってから、子どもたちに用意したお菓子が余ったからと大量に寄付していただきました!


チャリティで集まったお金まで、子どもたちのために使ってください!
と寄付いただき、貴重な経験をさせていただいた上に寄付まで。。
感無量です!!

子どもたちのためにどう使うか、考えるとワクワクします!

主催の「スタジオ・マーケット」さん、本当にありがとうございました!


2021年10月29日金曜日

デルタ航空からのプレゼント

 愛知県自閉症協会「つぼみの会」

入会して4年が経ちます。

毎月送られてくる会報に素敵な記事が載っていました。


飛行機機内の体験ツアー
自閉症児の中には電車や飛行機が好きな子がたくさんいます。
でも、特に小さい頃は好きで行っても、不安から暴れたり、叫んだり、喜んで走り回ったりと、心配がつきません。。
こういった企画はステップアップのためにもとてもありがたいです。

ネーミングもセンスありますね!




また、この企画に対する想いがとても嬉しいです。
旅行の際に航空会社を選べますと言われたら、間違いなくこんな航空会社を選びたいです。

いろんな場面での直前キャンセルはつきもので、何事にも覚悟の上計画していますが、
なかなか飛行機となるとハードルが高いですよね。

素敵なクリスマスプレゼントだと感じました。

2021年10月22日金曜日

自転車

 ことらのマイブームは自転車です。

いつもトレトレサンへ行くと自転車で公園に遊びに行っています。

ただ、頭の大きなことら。サンにあるヘルメットは小さいのがほとんどで、大きいのがないので他の子が使ってると頭に乗っけるだけになってしまいます。。

なので、ヘルメットを買いに行きました!

ことらにヘルメット買いに行こっかと伝えるとウッキウキです。

沢山ある中からことらが選んだヘルメットはなんと迷彩柄!

なかなか目立っていいじゃないか。

ついでに自転車を見て回ると、ことらが一台の自転車に心を奪われます。

どこに心を奪われたかは不明ですが、なかなかかわいい自転車です。センスあるわ。

また今度買おうと話して、店内をまた見ていると一周してまたその自転車へ。

どうしても気に入ったようです。


サンでいつも借りてる自転車も小さいし、買ってみるか!

と購入を決意。ことらはウッキウキで乗ってどこかへいくつもりでしたが、家に置いておくのはまだまだハードルが高い。。

自転車に乗って一人でどこかへ行ってしまうかもしれません。。

なので、この自転車はトレトレサンに保管としました。

サンへ行った時だけ乗れる。

この日は日曜日だったので次の日はサンです。

楽しみで仕方ない。朝からウッキウキです。

月曜日の午前中に自転車を取りに行き、サンへ置いておく予定でしたがトラブル!

自転車の点検で不具合が見つかり、部品を交換しなくてはいけなくなりました。

部品は他店舗から取り寄せて使うので、早くて15時とのこと。

ことらが学校から帰ってくるのが15:30。サンに緊張が走ります。

もし、サンへことらが来て自転車がなかったら、怒って探しにいくでしょう。。

予定が狂うのは苦手だ。

なんとか間に合ってほしいと願うばかり。。

願いが届いてか、ギリギリ15:25に納車!

良かった〜。サンに安堵の空気が流れます。

学校から帰ってきたことらはウッキウキで自転車でお出かけ。



お気に入りのぬいぐるみをカゴに入れてお散歩。


少し前までは自転車に乗れなかったことら。

一緒に練習も何回かしましたが、親子だと上手くいかないことも多い。。

サンではことらが自転車に乗る前に第一次自転車ブームがやってきて沢山の子が自転車に乗ることができるようになりました。

友達が楽しそうに乗っている姿をみると、乗りたい気持ちが強くなるようです。

乗りたい気持ちが強い時に練習すると自らの力で乗れるようになっていきます。

みんな、その過程が驚くほど早いです!

やりたい気持ちに勝るものはないですね。

以前は一緒に行けなかった自転車の旅も次回は一緒に行くでしょう。

また世界が一つ広がりました。

高校生くらいでは自転車通学できるようになるといいなぁ〜

そうなったら不安でしょうがないけど。。


2021年10月12日火曜日

西陣麦酒

 京都にある西陣麦酒。

クラフトビールを製造、販売する会社ですが、働く人が自閉症の方が多い。

https://nishijin-beer.com/

ビールは温度管理が大切。自閉症の方には向いているんですと西陣麦酒さんはいいます。

ビール好きな私は、以前に購入したことがあり、その時は特典としてDVDがついてくる特別セットでした。

そのDVDの内容は「佐々木正美先生、門眞一郎先生の講演」

西陣麦酒を始めるにあたって、佐々木先生が講演をし、その講演料をそのまま西陣麦酒さんへ寄付したそうです。

そのお金をもとに西陣麦酒さんは始まった。

とても良い話ですが、このDVDもとてもとても良かった。

佐々木正美先生も、門眞一郎先生もPECSで非常に高名な先生ですが、おふたりともそれが手段になってはいけないとDVDの中でもはっきりおっしゃってます。

そこが素晴らしい。

また、佐々木正美先生はこうもおっしゃってました。

以前に、勤めていた施設で2つの部屋があったと。

一つはしっかりとした構造化、ガチガチの〇〇療法、〇〇訓練などで固めた療育。

もう一つは、子どもたちが自由に遊び、ほしがるおもちゃは与える。絶対承認の遊戯療法。

ここで、両方の子どもたちの成長を何年も見てきたそうですが、どちらもこどもたちの成長に差がなかったそうです。子どもたちの本質的な成長には。

佐々木正美先生はこうもおっしゃってました。子どもたちが自由で健康的な環境の中にあり、先生や支援者が、そして親が適切な関わりを持つこと。

この適切なというのはとても難しいですが、とても納得できました。

教育と同じで、教が育を超えてはいけないし、好き勝手にさせるのもいけない。

子どもたちは自由だが、ちゃんと周りの大人が適切な距離感で関わること。

難しいですが、常に心がけるべき一番大切なことだと思います。

これは障害の有無は関係ありません。

混合教育の話もとても衝撃をうけました。

書いてるとどんどん長くなってしまいます。

気になる方はDVDお貸ししますので、おっしゃってください。


佐々木正美先生は本当に素晴らしい先生ですね。

お二方とも、自分には特性があるとおっしゃってました 笑

ビールつくってみたいなぁ。

2021年10月5日火曜日

キャンピングカーキャンプ

 この土日を利用して、キャンピングカーをレンタルしてキャンプへ行ってきました。

以前のブログでも書いたように、ことらのキャンピングカー熱がすごくてすごくて。。

彼はあくまで連結!と言っていますが、キャンピングカーで少しでも満足できればという思いと、キャンピングトレーラーをもし買った時にすぐに飽きられては困る!という思いから、本当にことらがキャンプをしたいのかという検証も兼ねて、という理由をこじつけて行ってきました。

小さな部屋を後ろに乗せて走るようなキャンピングカー。

子どもはもちろんですが、大人もわくわくが止まりません。

最低限のキャンプ用品もと揃えたキャンプグッズや着替えも一泊二日とは思えない量に。。

いつどこで、ことらが服を汚したり、濡らしたりするかわかりませんからね。次男もしかりですが。。

しかも、段取りの悪さと計画性の甘さから出発が大幅に遅れ、キャンプ行くなら寒いほうがいいなと奥飛騨を目的地にしたので予定到着時間は2時間半後。

しかし、キャンピングカーの運転のしにくさを考慮していなかったので、結局3時間半かかってしまいました。。

キャンピングカーは重いので、ブレーキが効きにくい(車両が古いのもあるのかな?)、坂道でスピードが出ない。奥飛騨の山道は苦労しました。下り坂では逆にアクセルふんでないのにスピードが出すぎます。

なんとかついた頃には辺りは真っ暗。。

急いで準備を進めます。

さて、ことらは期待通りのハイテンション!

じつは、道中も高速を降りてからは携帯も見ずに、ずっと外を見続けていました。嬉しそうに。

野生児は自然の中で気持ちが落ち着くんですね。

キャンプ場でもフラフラはしますが、どこかへ行ってしまうことはありません。

少し前までは家族5人でキャンプなんて考えられませんでした。

きっとことらはフラフラと興味の向く方へ行ってしまうので、僕は付添準備ができない。

妻も次男を見てないといけないとなると、誰が準備するんだ!ってことになるなと。

でも、今回はみんなそこそこ手伝ってくれるし、キャンプを楽しんでくれてる。

ことらは食べ物も用意したものを一通り食べるし。

寒い夜空の下での天然露天風呂も最高でした。

空がキレイだったので、星空もすごくキレイで長女は「プラネタリウムみたい!」

と大興奮。ちょうど夏休みにプラネタリウムに行ったのもよかったかな。

夜は逆に興奮してなかなか寝付けれなかったですが、ことらは寝袋も喜んで入ってました。

翌日の朝の散歩も良かったです。




しばらくはキャンプにはまりそうです。

キャンピングトレーラーも本格的に検討しなくてはいけないですね。。

こどもたちはすっかりキャンピングカー大好きになりました。

そして、キャンプは一泊二日ではなく二泊くらいはしないとゆっくりできないと感じました。

次は、二泊三日で挑戦します!




2021年9月7日火曜日

ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために


 

写真家でこの本の作者の幡野広志さんは34歳で血液の癌に侵された。

余命3年と診断された。

3年とは酷な時間だと感じる。

本の中にもあったが、映画などでよくあるような「死ぬまでにしたい〇〇のこと」

みたいに、仕事をやめてやりたいことをやるには長い。

自分の生活。家族の生活もあるのだから。

かと言って、長期的なビジョンはたてにくい。

癌患者の自殺率というのはとても高いらしい。

この本を読んで、納得できた。

作者は癌になり、それを告発すると沢山の人からメッセージをもらったそうだ。

そして、沢山の人に会いに行ったそうだ。

あとがきには、癌患者の中には家族で苦しめられている人が多いと書いてあって驚いた。

家族が支え合うイメージしかなかったから。

癌は人間関係を壊す病気だという。

この本を読んでもまだピンとこないところもある。

それは、自分が健康だからなのか。家族に恵まれてると感じるからなのか。

癌患者の家族は、心理状態が患者と同じ状態に陥りやすいことから、「第二の患者」と呼ばれているそうだ。

時として、「第二の患者」が「ほんとうの患者」を飛び越えて、治療の主人公になってしまうことがあるという。家族である患者をみないで、病気だけをみてしまう。

これは想像に難しくない。自分の行動が正しいと信じて疑わず、患者をふりまわす。

これは病人と家族に限った話ではなく、健康だから気づかないだけで、子どもの人生の主人公になりたがる親はいるという。

親(自分)が主演、脚本、演出、監督する、人生のドラマの中で子供は重要なポジションの脇役だ。ドラマに都合のいいセリフと演技を脇役に求めてしまう。

癌患者の家族が「第二の患者」ならば、親は「第二の子ども」になってしまう場合がある。

本当の子供を飛び越えて、自分を投影させた、自分にとって都合のいい子ども像を押し付けるのだ。

そして、生涯にわたって「わたしの子ども」としての人生を歩ませようとするのだ。

少し乱暴に感じる文章だが、実際にある話だと感じる。

正直、これは福祉の世界でも感じる。

自分が正しいと思う支援を押し付ける。

そして、それに親や家族、支援者は気づかない。

そこには悪意も悪気もなく、善意しかないのだから。

障害者権利条約のお話。

わたしたちのことを、わたしたちを抜きに決めてほしくないという

子どもも、患者も同じだ。

親や家族がどうしたいかではなく、本人がどうしたいかを一歩引いたり、うしろから全力でサポートする。

それが本当の愛なのではないか。

言うのは簡単だが言い続けられる自分でありたい。

2021年9月2日木曜日

ルール

 先日、トレトレで138タワーに行ったときのこと。

車椅子の子がタワーに登りたい!との要望があったが、その日は登る予定はなかったので障害者手帳がなかった。

でも、見るからに車椅子だしわかるかなと思い聞いてみた。

「すみません。手帳を持ってくるのを忘れてしまったんですが、割引難しいでしょうか?」

「ごめんなさい。手帳の提示で割引というルールなので。」

そうか。

なるほど、ルールはよくわかるが何のためのルールなんだろう。

障害のある子ども、人にもいろんな経験をしてほしい。

障害を理由に出かけることを躊躇してほしくない。

だから多少だが割引するのでお越しください。

というための割引ルールだと、僕は思っていました。

手帳を提示しないとというルールもよく分かるがもっと柔軟性があってもいいのに。

手帳は割引クーポンじゃないんだから。

手帳で割引がパフォーマンスにはなってほしくない。

2021年8月18日水曜日

おセンチ

 夏休みにことらが一番楽しみにしていたこと、それは大好きな従姉妹に会うこと。

ことらは昔からこの従姉妹が大好きで、「○○ちゃん、かわいい!」「○○ちゃん、あいたい!」

と言うほど。

会うと、一緒に何かをするというわけではないですが、同じ空間にいるということが幸せなようで。

時々、近くに行って「○○ちゃん」と名前を呼ぶ。

この夏もその日がやってきました!

そんなことらのメインイベントの一幕。

車での移動の際、従姉妹がことらの隣で寝てしまいことらの肩にもたれかかってきました。

すると、ことらも目を閉じてそっともたれかかります。



ことらは嘘寝です(笑)

家に着くと、「あ〜寝ちゃった」って(笑)

完全に恋してるなぁ〜

夜、自宅に帰るといつもと様子が違うことら。

いつもならスマホでYou Tubeやプライムビデオを見るのが、スマホも見ずに普段あまりやらないレゴで遊びだす。

お風呂も入らず黙々と。

途中、お風呂に入ってからもずーっと。

そして、遂に完成!



大作を持ってきたことらに、「これはなに?」と聞くと、「パン工場!」と。

たしかに、煙突っぽいものもついてるし、玄関アプローチまである!

素晴らしい。

窓を覗くと、中の家具までしっかりセットしてある。



なんか、これはことらがセンチメンタルになってる気がする。

好きなドラマが終わってしまった時のような感覚か?

機嫌が悪いわけではなく、すごく興奮してるわけでもない。

なんか、この気持ちをどう表現したらよいのかわからない!って感じがする。

よく考えると、従姉妹と遊んだ日の夜はこんな様子が見られる気がする。

これもことらの成長だなと嬉しく思える、夏の思い出でした。

2021年8月2日月曜日

自立生活

 この本を読む前は、知的障害があって一人暮らしが本当にできるのかな?

それは本当に本人にとって幸福があるのかな?

と感じていましたが、それは親の偏見でした。

この本の冒頭にも、「障害者の一番の敵は親」だと書かれています。

出鼻をくじかれました。本当にそうかもしれません。


また、文中の玉置幸則さんのコメントも心に刺さりました。

「知的障害があるからと年相応の生活経験を積ませてこなかったから、想像の域で“あれできない、これできない”と思い込んでしまっている。発想を変えて、できないことがあったら、それをするためにはどんな手伝いがあったらできるんやろか、とできる話を進めていくと、3%も増えたいく。障害が重かったとしても、じゃあ、そういうお手伝いをしていけば一人暮らしができるのかっていうことを考えてほしいなぁと思う。」

この中ででてくる3%とは、知的障害があって一人暮らしをしている人の数である。

この本を一緒に書かれているヘルパーさんも素晴らしい。

本人と向き合った時に「重いか軽いか?」なんて言葉は意味がないです。「どうやったらできるか」一緒に考えよう!

とある。

常に支援をしている、親、支援者、先生などは無意識に子どもたちの領域を決めつけて限定しているかもしれない。

今やっておかないと将来大変になる。この子達にはわからないから、危険だから。

と、親や支援者が可能性をつぶす。

よく見ると、親や支援者のためなんじゃないかと感じることもある。

抑制されて、思考停止、判断停止になっていく子どもたち。

なにも特別支援の必要な子どもたちに限らない話である。

大人は子どもたちのことを思ってのことだと思うが、過干渉かもしれない。

死んだように生きていくよりも、

大変だけど楽しいの方が良いに決まってる。

無理無理と決めつけずに、まずできる方法を考える。

固定概念をうちやぶるところから考えていこうと意識する。

親が一番の敵にならないように。

2021年7月26日月曜日

ぷち電車の旅

 先日、ことらと妹と僕の3人で友人の家に行く時のお話。

たまには電車で行こうか!となり、3人で駅へ。

何か手土産あった方がいいよなーと思い、みんな大好きなマネケンのワッフルにしました。

ことらも大好きなマネケン。一緒に選ぶのはやっぱりチョコなのね。

注文を終え、店員さんが箱に入れてくれている間にこっそりとどこかに行こうとすることら。

妹が必死でことらを捕まえてくれているが、力で負けてしまうので「パパー!こっくんが!」

と、ヘルプの声が響く。お会計を片目にことらを抑えながら・・店員さんごめんなさい。。

パパ「こっくん、一人で行っちゃダメだよ!」

ことら「電車ふたり!」

そうか、パパとふたりでお出かけしたかったのか。

パパ「いっちゃんも一緒だよ。」

ことら「ことらくん、いっちゃん、ふたり!」

そっちかぁ〜

まさかのパパいらない。

子ども二人で電車の旅を楽しみたかったようで。。

電車に乗るまで、ずっとパパ、バイバ〜イって。。

気持ちを変えようと、先頭車両に乗ってみると少し楽しそう。



ちょっと安心していると、急にダッシュすることら!
荷物を妹に渡して、僕もダッシュ!
隣の車両でなんとか捕まえると、また「ふたり!」

そんなに妹とふたりがいいのか。。

なんとか乗り換えまでできたが、「パパ、バイバーイ」

は終わらないので、空いてる車両で離れて見守ることに。



この間、ちゃんとことらと手をつないでくれている妹。

ほんと、頼もしい。

途中、駅で止まるたびにダッシュしたらどうしようとドキドキ。

なんとか満足して目的地まで行けました。

後から、こっくんが停車駅でダッシュしたらどうしようかと思ったと話すと、妹も同じように不安だったと。そりゃそうだ。

もし、自分だけ電車に残されたらどうしようと。。

こりゃ、妹にも携帯が必要な日も近そうだ。

2021年7月19日月曜日

キャンピングトレーラー

 少し前からことらのブームだったキャンピングトレーラー。

ついに、近所で販売先を見つけて行ってきました。

三菱自動車 一宮末広店

https://map.mitsubishi-motors.co.jp/search/showKyoten.do?tenpoCD=523310

少し前にリニューアルオープンされて、とてもキレイにスタイリッシュになりました。

そこに展示してあったので、もしやと思い行ってみると販売しているとのこと。

ちゃんとキャンピングトレーラー担当の方もいて、とても親切に対応していただきました。



まず、こちらがことらのお気に入りのHappier Camper。
中はほとんどがオプションで組み合わせていくそうで、とても自由度が高い。
移動販売車としても人気だそうです。



で、こちらがScamp

標準で上記の装備がついており、まさにミニキャンピングカー。

小さな二段ベッドもついています。

車内も見せていただき、ことらのテンションはマックス!

もちろん、私たちもどんどんテンション上がっています!欲しくなる。。

でも、もし買うことになってもすぐには持って帰れないし、そんなすぐに決断できない。。

そんな大人の事情はわからないことらは「持って帰る!連結する!」と怒る怒る。

そんなことらに担当の方はとても優しく接してくれます。

普通だと「すぐには持って帰れないんだよ。」とか優しく話しかけそうですが、

これでは否定になってしまい、よけいにパニックになります。

しかし、キャンピングカー担当の方は「そうだよね〜持って帰りたいよね。そうだ、中でジュースでも飲む?」ときちんと肯定しながら、気持ちを他にも持っていく代替案の提案。

素晴らしい。

ことらも少し落ち着いて中でオレンジジュースを飲むことに。

話を聞いていると、担当の方のお子さんも発達障害があるとか。

それもあって、昔からキャンピングトレーラーを所有していて、よくキャンプやスキーに行っていたとか。

子どもに障害があると、旅行も気軽にできない。

周りに迷惑かけるからと旅行に行けない人も多い。

そんな時にキャンプは良い。ましてや、キャンピングトレーラーだと周りに迷惑かけずに寝れるし、スキーも駐車場で寝れると言っていました。

お子さんが発達障害の方でキャンピングトレーラー持ってる方、意外と多いんですよとおっしゃっていました。

公園や学校だと友達とすぐトラブルを起こしてしまう子たちも自然に囲まれたキャンプだとなぜかトラブルなく一緒に過ごせるそうです。

五感で自然を感じ、心に余裕ができること。

リラックスできること。

ルールがないので、自由にできることなどがあるのかもしれません。

そういえば、吉川先生も野外活動を強く勧めていました。

放デイでもどんどんしてほしいと。

自然というのは素晴らしい。

今、我が家では真剣に検討しています。




2021年7月14日水曜日

夜の散歩

一昨日の夜ですが、またことらが家を抜け出しました。

23時過ぎころの話です。

下の子達と一緒にことらも寝かせようと思ったのですが、

寝れなかったのか起きて、隣の部屋のリビングでテレビを見出しました。

まあ、ここまではたまにあることで、油断しました。

23:30くらいに私の母が家に来て、僕の携帯から着信があり、

見知らぬ女性からで、ことらが一人で歩いていたので、保護してるとのことでした。

血の気が引き、手が震えだしました。

出ていったことに全く気づきませんでした。

つい先週、岡崎でデイサービスからいなくなった子どもが

川で遺体で見つかりました。

それとリンクしてか、身体に力が入らない。

ニュースを見て、気をつけようと思ったのに・・

とにかく迎えに行くと若いカップルがことらと一緒にいてくれ、

こんな夜中におかしいなと思い、声をかけ、手に持っていた

携帯から電話をしてくれたそうです。

ことらは携帯電話と懐中電灯を持って家を出ていました。

冒険気分だったのか・・。

先週の土曜日に金山で大恐竜展のナイトミュージアムがやっていて、

館内を暗くして、懐中電灯を持って廻るというもの。




家族で行こうと朝からウキウキしていたのですが、開場の10分後についたら、

本日の整理券はなくなったので、もう入場できないとのこと。。

なんとか、オムライスと銭湯と家で映画館やろう!で納得してもらったのですが、

まだ気持ちは残っていたのか?

とにかく、そのカップルが声をかけてくれなかったら、

携帯電話を持っていなかったら、

と考えるともっと恐ろしくなります。 

絶対に一人で家を出てはダメ!!

と伝えると、

「ごめんなさい。ことらくん、無事で良かった!」

と。。全く反省していない様子。

今後もまたあることを見越して、携帯電話を持たせるか。

でも、持たせると喜んでまた家を出ていくか。

悩むところです。

これで8回目の脱走。

だんだんと巧妙になっていく気がしています。

とにかく無事で良かった。。

2021年7月12日月曜日

ドラえもん

 みんな大好きドラえもん。



みんな大好きなゆえにドラえもんにはいろんな討議(ディベート)が発生しているそうです。

・のび太くんの未来を変えるためにドラえもんがやってきたことは良いこと?悪いこと?

・のび太くんにはドラえもんがいて良かったのか悪かったのか?

ドラえもんの道具があるからのび太が怠けるんだ!いや、のび太の道具の使い方は発展的で、彼の頭を使うことに役立っている!

未来を曲げてしずかちゃんと結婚させるのはいかがなものか。

でも、ドラえもんがその歳までのび太の家にいた形跡はない。結婚したのは、のび太が魅力的な青年に成長したからで、しずかちゃんの選択だ!

いろんな考え方があるなぁ〜と同時に、子育てと同じだと思いました。

子どもを甘やかすから、怠けるんだ!

よく聞きますよね。

甘やかす。

甘やかすことと、愛情を注ぐことは違います。

ドラえもんには愛があります。

のび太が困った時、助けを求めた時にしか道具を出しません。

甘やかすのは、子どもが求めていないのに道具を出すことです。大人の都合で。

子どもが求める愛をしっかり注げば、のび太のように優しくて、人の気持ちがわかる素晴らしい青年に育ちます。

ドラえもんはそれを照明してくれているのではないでしょうか。

のび太にはドラえもんがいてよかった。

私は肯定派です。



ドラえもんがのび太に厳しくするだけ、教育するだけで助けたり、共に泣いて笑って喜んでという経験をさせ無ければきっとのび太は自己肯定感の低い大人になり、しずかちゃんとは結婚していなかったでしょう。

藤子不二雄先生の作品は深いですね。

いや、昔の漫画は深いものが多いですね。

ちなみによく、のび太とジャイアンはADHDに例えられます。

のび太:注意欠陥

ジャイアン:多動性障害



2021年7月6日火曜日

子どもはできてるインクルーシブ

先日、うちの取引先銀行の担当者さんが代わりました。
銀行の方とはいえ、まだまだ放課後等デイサービスがどんな事業か知らない方も多く、
いつもはそこからお話をするのですが、今回の担当の方は違いました。
よくご存知で、聞くと息子さんがASDだということ。
もう二十歳らしいのですが、以前はよく発達障害の親同士で体育館借りたり、
プールへ行ったりといろいろ活動もしていたとか。
こんなこともあるんですね。ご縁だな。

今は何してるのかな?と思い、前回みえた時に聞いてみると驚きの事実が!
今は大学に行っているとか。
ピアノが好きで、ピアノで音大に入ったそうです。
すごいですね!と話すと、親は大学どころか高校も行かないんじゃないかと思っていたとか。

小学校、中学校と支援級だったそうで、大学なんて夢にも思っていなかったので、
お金貯めてなくて焦りましたよ〜笑
って、銀行員らしからぬ発言 笑
でも、子どもを信じて行きたい道をいかせるなんて素晴らしい。
一人で通学なんてできないので、妻が大学の送り迎えしていますと。
笑顔で話す姿に感動しました。
好きなことには本当に集中できるんです。とおっしゃってました。

きっと、これまでに沢山の苦労があったと思う。
いや、今もきっと苦労が多いと思う。
でも、大学でも周りの学生がすんなりと受け入れてくれて、いろいろと助けてくれるんです。
とおっしゃっていた。
インクルーシブも子供同士ではわざわざそんな言葉がなくてもよいのかもしれない。
必要なのは大人たち。
子どもたちのためのインクルーシブも、問題は大人かぁ。
子どもに偉そうにする前に大人が変わらないとね。




2021年6月25日金曜日

性学習会

 昨日はコロナ禍でずっと開催のできていなかった第二次性徴期についての性学習会を開催しました。

発達特性のある子どもたちにとって、性にまつわる問題はどう伝えていってよいのか、どう対処していけばよいのか、切実な課題です。

昨日も実際に現在悩みのあるお母さんや、今後の心配事のために皆さんとても真剣に参加してくださいました。

途中、2回挟んだファシリテーション・グラフィックによるグループ討議はとても盛り上がり、みなさまお話が止まりませんでした。

今回、講師としてお越しいただいた、聖徳学園大学の野村先生のお話もとてもわかり易く、面白い事例を挟みながらお話をいただきました。

(また後日Youtubeにて公開もさせていただく予定です。)


中でも衝撃の事例が。

みなさん、子どもに

「赤ちゃんはどうしたらできるの?」

と聞かれたら、なんて答えますか?

「お父さんとお母さんが愛し合ったらできるんだよ」

と答えませんか?

僕はそう思っていましたが、

これをそのままの言葉で受け取ってしまって、

あまり好きじゃない人とだったらSEXしても子どもが

できないと思ってしまい、SEXには興味があるし、

あまり好きじゃない人だからいいかと思い、してしまったと。

衝撃の事例。

きちんと伝えないといけないですね。

性器の洗い方を伝えることもそうですが、やはり親子の関係性が大切だと感じました。

どんなことでも話し合える、相談し合える関係でありたいですね。

学校では教えてくれない性のお話。

まだ子どもだから、あんまりリアルに伝えるには、などと思わずきちんと伝えていくようにしていきたいですね。

2021年6月18日金曜日

ケンカの意義

特別支援学校の先生でもある、川上康則先生のお言葉。 

学校生活の中でおこる葛藤と自己調整について、ケンカを題材にお話されています。

これはデイでも同じこと。

見せかけの支援ではなく、子どもたちの成長をしっかり見据えた本当の支援が必要。

「障害者の一番の敵は親だ」

今、読んでいる本に書いてある一文。

ドキッとする言葉だが、妙に納得できる。

学校が窮屈な場所、つまらない場所、行きたくない場所になっているのは

教師や行政の責任だけではない。

親にも責任はあると思う。

子どもたちのためにも見守る勇気が必要。

見守る覚悟が必要。

わが子可愛さに、ついつい口や手が出てしまうんだよなぁ〜


【「葛藤」と「自己調整」】

学校生活では、時に、けんかや対立を経験します。

けんかについては、乳幼児期の発達に関わる「保育所保育指針」(2008年3月28日厚生労働省告示、2009年4月1日施行)で、3才以上の子どもに関わる配慮事項として、「けんかなど葛藤を経験しながら次第に相手の気持ちを理解し、相互に必要な存在であることを実感できるよう配慮すること」と書かれています。

けんかやいざこざは、成長の「芽」のようなものだと言えます。

ところが近頃は、保護者の要望の影響もあるかもしれませんが、学校現場でも「トラブルを未然に防ぐ」とか「トラブルを起こさせない」ことが優先されます。

たしかに、トラブルがないにこしたことはありません。しかし、この考え方では、トラブルに対応するスキルが未発達なまま、子どもを次のステージに送ってしまう・・・つまり、発達課題を積み残してしまうという怖さもあります。

心理学者エリクソンは、各発達段階において社会から要請される発達課題があり、そこで経験する「社会的危機」を乗り

越えていくことで「人間の強さ(vietue)」を獲得していくと考えました。

学校と保護者で共有していきたいのは、けんかや対立を生み出さないことではなく、発達課題である「葛藤」を置き去りにしていないかという見方なのではないでしょうか。

学校には、本来、葛藤を豊富に経験することができるという大きな価値があります。

葛藤の経験を通して、子どもたちは「自己調整能力」を養います。自己調整能力には、自己を主張する側面と、自己を抑制する側面があります。

子どもたちが葛藤をとおして、上手に自己主張できるようになり、また、相手や仲間の事情に折り合いをつけたり、言い過ぎにならないように心にブレーキをかけたりといった自己抑制の力を発揮できることを目指していくことができます。

長い目で考えれば、幼児期や学齢期に葛藤を経験することは、社会を構成する一員である子どもたちに「未来を託す」ための大切な営みだと言っても過言ではないでしょう。

2021年5月28日金曜日

おすすめの本

 久しぶりにおすすめの本を紹介します。

発達障害が先天性の障害であることに対して、後天的な障害として代表的な愛着障害。

愛着障害と聞くと、愛情をかけられていないからなってしまう障害だというイメージですが、一概にはそうは言えません。

愛情をしっかりとかけていても愛着障害にはなります。

わかりやすいところで言うと、愛情のかけ過ぎもよくない。いわゆる過干渉です。

愛着障害は関係性からくる障害です。

愛着障害の子に発達障害だと思って支援をしていくと、よけいに行動の問題が増えてお互いに疲弊してしまう。。

この本を読んで、そのメカニズムが見えてきました。



簡単には説明ができないのでぜひ本を読んで頂きたいのですが、子供の求めるものと異なる愛情を注ぐと関係性がこじれるイメージです。

親本位の愛情は子供の安心・安全にはつながらないということです。

読んでいて心が痛いところも多々あります・・・

また、子供の暴力性は発達障害の特性ではないとも書いてあります。

何か嫌なことがあって、とっさに手が出てしまうのは発達特性かもしれませんが、無意味に殴ったり蹴ったりする行動、物を投げるなどの行動は愛着障害かもしれません。

特性ではなく、関係性の問題だということです。

支援者はこの違いをしっかりと見分けないと、余計にこじれてしまいます。

もっと踏み込んだ一冊はこちら。



この二冊を読むと、詳しく理解できると思います。

2021年5月17日月曜日

ダイナソー!

 少し前に大高緑地公園に行ったときのお話。

最近は公園に行っても遊具で遊ぶということが少なくなってきた。

遊びの嗜好が変わってきた感じがする。一通りは遊具も遊ぶが、「折角公園にきたしな」

といった感じがする。

この日も一通り遊具で遊ぶと、一番興味を持ったのは「ディノアドベンチャー」という、

全長約1キロのコースに等身大の恐竜が展示してあるアトラクション。

森の中を歩いていくと恐竜たちが待っている。

恐竜を見つけると記念撮影を求めることら。


ん?恐竜を意識したポーズなのかな?
「こっくん、恐竜だね〜」と言うと、
「ダイナソー!」との返答。
素晴らしい。


毎回、恐竜との記念撮影を求められるが、毎回ポーズや表情を変えてくる。
ことらなりに恐竜を意識してるようだ。
モノマネ??


この思考は面白い。
恐竜に手が届くところでは、恐る恐る触れていた。

ことらは駆け足なので1キロもあっという間だったが、なかなかの見ごたえだった。
恐竜もだが、毎回ポーズを変えることらも(笑)

久しぶりに福井の恐竜博物館もまた行ってみるか。

緊急事態宣言が明けたら。

2021年5月7日金曜日

GWのお散歩

 今年のGWも案の定あまりお出かけもできず、年末年始に引き続き近所のお散歩。

ことらと目標を決めて歩くことにしました。

最近は食が趣味のようになってきた、ことら。

いろんな料理のリクエストがあります。

この日のリクエストはビビンバ!食べたことないし、ほんとに食べれるのかなぁ。

と思いながらも、ナムルを買ってきてお肉を焼くと、パクパクと食べる食べる。

やはり、自分から興味を持つというのは最強ですね。

子どものやりたいこと、食べたいことから食べれるものも増えていきます。

ぺろりとビビンバを平らげたことら。

お昼から沢山食べたので、5キロくらい歩こうと思い、苅安賀の方までスタート。



今日もビーサンで歩きます。

途中、1.5キロくらい歩いたところでトイレに行きたいとことら。

仕方ないので、田んぼに向かってさせようとしましたが、でない。

我慢できそうなので、しばらく歩くとセブンイレブンが見えました。

「セブン!トイレ!」と走り出すことら。

入り口辺りでお尻を押さえることら。トイレまでがんばれ!

と後ろをついていきましたが、ギリギリアウト。。

もらしてしまい、トイレの中やズボンやパンツに沢山ついてしまいました。。

とりあえず便座に座らせて、トイレの床を掃除して、さて困った。。

このまま帰るわけにもいかないし。。

困ったときの妻頼み。妻に電話すると家にいるとのことだったので、

至急パンツとズボンを持ってきてほしいとお願いをして2人でトイレで待つこと10分。

妻の到着で、ことらを着替えさせて、まだトイレが汚かったので掃除道具を借りようと

レジに行くと、店長さんらしき人がでてきて、事情を説明すると

「あーそれでかー」と、実はトイレの外にも漏れてしまっていたみたいで、ポタポタと。。

他のお客さんがそれを踏んでしまったみたいで、お客さんの靴や通路は掃除してくれたそうで。。

せめてトイレだけでも掃除させてくださいと、掃除道具を借りようとしたのですが、

「いえいえ、これが私達の仕事なので、気にしないでください。」と。

え、神様?涙がでそうになりました。。

僕の中でのコンビニランキングは

1位:ローソン

2位:ミニストップ

3位:ファミマ

だったのですが、一気にセブンイレブンが1位になりました。

セブン-イレブン 一宮萩原町花井方店

一宮市萩原町花井方富田浦1

みなさんもお近くに来たときは是非ご利用ください。

こうやって地域に支えられて生きていくんだな。

心温まるGWでした。



顔が丸くなってきたな。。

2021年4月30日金曜日

いもふぃーるど販売体験

 先週の土曜日&昨日と以前からお世話になっているピュアフィールドさんの運営するいもふぃーるどさんのご協力をいただいて、焼き芋の販売のお手伝いをさせていただきました。

焼くのを手伝う子、販売をする子、声をかける売り子、焼き芋を入れる袋にスタンプを押す子、また販売前に立て看板やぶら下げ看板をを作ったりする子。

みんなで協力しての販売会。おもちゃのお金ではなく実際のお金でのやり取りに臨場感があり、見ているこちらもワクワクしました。


始まってみると、子どもたちのパワーに圧倒されました!

ほとんどこちらが指示をしなくても子どもたちみずから動いてくれます。

どうしたらよいかを聞いて、どうしたらもっと売れるかを考えて行動するんです。

初めはトレトレサンの前の道路を歩く人や車に声をかけていたのですが、それでは少ないと考え、近くの公園を回って宣伝をはじめました。

子どもたちの自発的な行動も素晴らしいですが、何よりみんな目や表情がワクワク、キラキラしています。

協力いただいたピュアフィールドの清原社長も感激してくださっていました。

働くことが楽しいという経験は将来に必ず繋がります。

算数の問題だとやりたくないお金の計算も、レジ係になると楽しくて仕方ない。

やりたい!したい!という気持ちがとても大切ですね。

働いた後に食べたお芋は格別だったと思います。


うちのことらは売るよりも食べる方が好きなようで、エプロンしながら買い物の列に並んでいました。

2021年4月19日月曜日

リボンライダーダンスフェス

 昨日は嵐のような天気でしたね。晴れていたと思ったら急に雨が降ったり。。

そんな中、旧尾西市のグリーンプラザでイベントがありました。

小さなステージでリボンライダーとダンスを踊るイベント。リボンライダーはご存知でしょうか?色ごとにいろんな啓発活動の意味を持っています。

そんな啓発活動も兼ねたイベントでした。

その中でイエローリボンライダーのステージにトレトレの子どもたちも誘っていただき、参加しました。イエローリボンは障害者支援のシンボルマーク。

今は7人のライダーがいて、それぞれに啓発活動をしています。

僕は所用のため参加できなかったのですが、沢山のトレトレキッズ&ご家族が参加していただけてとても盛り上がったそうです!


子どもたちがいろんな経験を重ねる、いろんな大人と触れ合う経験をするのはとても良いことです。成長と明るい未来へと繋がります。

ありがたいお誘いでした!


その頃僕はといえば、初めての保育士試験でした。


寒い寒いポートメッセ名古屋の大会場で土日に渡って受験しました。

試験勉強をすることで知識も深まるし、いろんな背景が見えてきます。

やはり、勉強&実践の繰り返しですね。

より深い支援ができるように。

こちらも良い経験でした!

きっと、次回も受けますので勉強は続きます 笑

2021年4月5日月曜日

彦根城

 先週、満開の桜を見に彦根城に出かけました。

彦根城は、僕も初めてでしたがお堀が名古屋城のように深いわけではなく、

石垣もとてもきれいで、満開の桜と重なり素晴らしい景色でした。

お堀では屋形船が遊覧しており、お堀を1周しながら船頭さんが彦根城にまつわる

お話をしてくれるのはとても良かったです。

ことらはすっかりお祭り気分。

屋台を見ながら、「おまつり!」と食べる気満々。



お腹がいっぱいになると、気分は屋形船。

「船乗る!」と言うので、とりあえず乗ろうかと行くと、1時間半待ち。。

幸い、乗船時間にくれば良いと言われるので先にお城に行こうと思いましたが、
「お城いかない!船乗る!」ととにかく船気分。

なんとか説得してお城に向かいましたが、お城はすごい人。
人だかりの向こう側にはひこにゃん。


お城の中は急な階段で順番待ち。
ことらと2人で順番待ちをしていると、ことらが後ろの家族に
「やあ、こんにちは!」というので、振り返ると夫婦とことらの同い年くらいの女の子が
「かわいい!」とことら。。
「こんにちは!かわいい!」って、ナンパしてるんかい!
そうだね〜かわいいね〜と共感。
末恐ろしい。。


お城の後は念願の屋形船に。

手を伸ばせば届きそうなお堀のお水にこちらはドキドキ。

45分と長いクルーズでしたが、問題なく楽しめました。

でも、子どもには少し長いかなぁ。

今年は犬山城に続き彦根城も制覇。

しばらくお城ブームが続きそうです。