先日、トレトレで138タワーに行ったときのこと。
車椅子の子がタワーに登りたい!との要望があったが、その日は登る予定はなかったので障害者手帳がなかった。
でも、見るからに車椅子だしわかるかなと思い聞いてみた。
「すみません。手帳を持ってくるのを忘れてしまったんですが、割引難しいでしょうか?」
「ごめんなさい。手帳の提示で割引というルールなので。」
そうか。
なるほど、ルールはよくわかるが何のためのルールなんだろう。
障害のある子ども、人にもいろんな経験をしてほしい。
障害を理由に出かけることを躊躇してほしくない。
だから多少だが割引するのでお越しください。
というための割引ルールだと、僕は思っていました。
手帳を提示しないとというルールもよく分かるがもっと柔軟性があってもいいのに。
手帳は割引クーポンじゃないんだから。
手帳で割引がパフォーマンスにはなってほしくない。
何のために割引という仕組みをつくったかというと、障害を持つ人の行動が広がること、障害のある子どもの好奇心が発揮できる機会を広げることなのだろうと考えます。こういう仕組みは使うことで生きるものです。車いすの少年が行動を広げる機会、好奇心を発揮しようという場面で、「手帳がなくてもこの制度を使ってください。この仕組みを使う意味がありますから」と言える仕組みであってほしかった。そのうえで「今度は手帳を持ってきてくださいね」と言えばいい。
返信削除対応した138タワーのスタッフがそういう対応をして「それはよい仕組みの使い方をしたね」と周りが言えるような一宮市であってほしいものです。
本当にそう思います。
削除一宮市の職員一人一人がどうして割引があるのか?それがあることでどうなるのか?ということまで考えると変わってくると感じます。
ここも、雨さんがいつも言われる「思考停止・判断停止」のための弊害なんだと感じます。
こうなってくると仕事が人ではよくなってくる。AIに人間の仕事が乗っ取られる話が現実味を帯びてきます。