2020年3月31日火曜日

職業体験

【3年生・2020・3月】

ことらは3月入ってからのデイがない日の過ごし方に頭を悩ましてはいたが、妻の運営する雑貨店に連れて行くこともしばしば。
一斉休校ということで、スタッフも子供を連れてくることがしばしば。
そんな中、スタッフのお子さんがことらがお店に行くことを知ったら、行きたいと言ってくれたらしい。ことらと同じ歳の男の子。嬉しい限りだ。ことらが一緒に遊べるわけではないが、興味を持ってくれたのかな。
そして、二人がお店に来た時のこと、妻がどうせやることないなら仕事を手伝ってもらおうとネット通販の同梱物の作成を手伝ってくれたそうだ。もちろんことらも。


二人の働く様子を動画で見させてもらったが、なかなか様になってる。
職業体験としても使えるかもしれない。
ことらに会いたいと言ってくれたこともそうだが、何かいろんな幅が広がったように見える出来事だった。


2020年3月26日木曜日

卒園

【3年生・2020・3月】

昨日、妹の卒園式でした。
コロナの影響で保護者は1人だけの出席、それ以上はテラスからの観覧でした。
卒園児15名という小規模な卒園式。人数が多いところは卒園式を分けたり、内容を短くしたりとの対応。妹の卒園式も来賓がいなかったりと普段よりも短いですが、卒園児の人数が少ないので必要以上の配慮もいらず思い出に残る卒園式になりました。
途中から妹が号泣しているのがとても印象的で、後から何が一番悲しかったのか聞くと、みんなとこれでお別れというのが悲しかったと、成長を感じました。

コトラも僕と一緒にテラスから観覧。途中、園庭を走ったり、遊具で遊んだりという姿も見られましたが、基本的にはとても静かに待っていました。コトラにも成長を感じる。
卒園児のみんなが保育証書をもらう時に小学校に入ったらこうしたいとか、将来はこうなりたいとかを発表。警察官になりたいとか、介護士になりたいとか、勉強頑張りたいという姿がみんなとても凛々しかったです。妹はというと、ピアノをがんばりたいとのこと。将来は保育士になりたいと言っているので、是非がんばらせてあげたい。楽しみだ。

最近は妹の卒園、入学で家族がお祝いムード。ランドセルも届き、おばあちゃんにお披露目などもしています。コトラはそれを見て、自分も黒のランドセルがほしい!と言い出しました。
トレトレで友達がみんな黒のランドセルを持ってきているのもあるのかも。
自分もみんなのようにしたいという、そんなコトラに成長を感じ嬉しいとともに、ランドセルが基本NGな支援学校なのでもどかしさもいっぱい。絶対ダメではないそうだが、荷物が多いのでできるだけやめてくださいとのこと。実際ランドセルでは入らないだろう。
でも、コトラの気持ちを叶えてあげたい。中古でもいいから買ってあげよう。


2020年3月11日水曜日

きょうだい会

【3年生・2020・3月】

名古屋にもきょうだい会があることを知った。
ことらのことがあり、きょうだいをつくることをとても迷った時期があった。
また障害を持った子が生まれたらどうしよう。
ことらがいて、他の子も育てれるのだろうかとか。
でも、親が先に死ぬのできょうだいの支えがあった方が良いと思いきょうだいをつくる決心をした。
今思えばとても自分勝手な考えばかりだ。
その時はきょうだいの苦労、苦悩を知らなかった。
きょうだいは否応なく兄弟姉妹を支えるという目で見られ、責任を負う。
幼少期から介助者、支援者として期待される。
学校ではいじめやからかいの対象になったりもする。
青年期には自分の交際や結婚についても悩まされ、時には弊害となることもある。
さらに年を取ると兄弟姉妹だけでなく親の面倒も見なくてはいけないかもしれない。介護だ。
そんなきょうだいにとって、お互いを理解出来、話を聞けるきょうだい会はとても大切だと思う。
親は無意識の内にきょうだいにつらい思いをさせていることがあると思う。
この名古屋のきょうだい会の代表の方もそうだが、大人になる前にきょうだい会に出会ったりしている。障害を持った人たちを支える人たちに出会っている人もいる。
大人になってからそんな場があってよかったという話をよく聞く。
ことらが参加している愛知県自閉症協会つぼみの会のキャンプもそうだ。
きょうだいも参加できる。
そこで、同じような境遇の友達ができたり、頼れる大人に出会ったりする。
それが後の人生に大きな意味を持ってくるのだと思う。
今年のキャンプは妹も是非参加させたい。

でも、今はことらと妹と弟、3人の様子を見ていると本当に3人いてよかったと思う。
妹、弟にとっての負担を極力減らし、逆に彼らの人生においてことらのきょうだいであることがより良い方向になるようにしたいと思う。

2020年3月3日火曜日

できるよりも、やりたい!

【3年生・2020・3月】

学校の全国一斉臨時休業になって、毎日状況が変わって親も子供も振り回されますね。
こんな時こそ子どもたちには安心・安全な場所で安定を与えてあげたいです。

休みと言ってもお出かけもなかなかできないので、日曜日は近所を散歩しながらお菓子のお買い物。
妹が自転車で行きたい!と自転車を漕ぐ姿に、ことらも「乗りたい!」とアピール。
最近は自転車の練習もしていなかったことら。自分から乗りたいとは嬉しい。
妹が乗って、ことらが乗って、妹が乗ってと交代で自転車を漕ぎます。
ただ、妹用の小さな自転車なので足も身体もとっても窮屈そう。大人が三輪車を漕ぐときのしんどさったらないですからね。はじめ、なかなか漕げない姿を見て難しいんじゃないかなぁと思っていると、妹が後ろから「こっくん、押してあげるね!」とお手伝いを。
少し勢いがつくと、ぎこちなくも前に進んでいきました。しんどそうなのですぐに飽きるかと思ったが意外や意外、全然飽きません。二人で取り合いしながら交互に乗っていきます。最後にはことらもすいすいと漕げるように。

やらせたいと思っている時はうまくいきませんが、自分がやりたいと思うとどんなに窮屈でもうまくできるようになるんですね。
やっぱり、「できる」よりも「やりたい!」が大切だと再認識しました。
いつもことらのサポートをしてくれる妹に感謝。