2019年8月27日火曜日

第3回おやじの会

トレトレBBQの打ち合わせ以来となる第3回おやじの会を開催しました。
おやじの会はトレトレに通う子どもたちのお父さんが集まって、ざっくばらんに子どものことや、家族のこと、仕事のことなどを話す会です。
なかなか母親以上に子どものことを話す場がないお父さんたち。
職場や友人に障害のことを話しても、そんな話初めて聞いた!などという反応が返ってくることもしばしば。
3回目となった今回は今までで一番多い10人での開催でした。
初めて参加の方も3名みえて、就学の話から学校とのやり取りの話などみなさん頑張ってるなぁ〜という印象をうけました。

あっという間の2時間が過ぎ、駅に向かう途中で自然と一人のお父さんが「もう1軒行きませんか?」と。みなさんに聞いてみると、全員もう一軒行きたいと!嬉しい流れです。
終電の時間もあるので1時間にしましょうとしましたが、結局1時間半くらい話が止まりませんでした。
人生に共通の目標や悩みがあるのってそれだけで一体感が生まれますね。
こんな輪がトレトレだけではなく、一宮中に広まるといいなぁと思います。
次はまたBBQやろう!となりました。
秋のBBQ楽しみです!

2019年8月23日金曜日

2019なかよしキャンプ

【3年生・2019・8月】

今年も行ってきました!愛知県自閉症協会つぼみの会主催の「なかよしキャンプ」。
キャンプと言ってもキャンプ場に着くと親子分離のこのキャンプ。子どもたちのことは、大学生ボランティアさんが子供一人に一人ずつ+フリーのボラさん。また、養護学校の先生が20名くらい。そして、コロニーの吉川先生が2泊3日同行してくださるとても手厚いキャンプです。
ことらは昨年参加したのがとても楽しかったみたいで、今年は夏になると「キャンプいく!」と連呼しておりました。
この日もとても楽しみにしていたらしくこの笑顔。


バスに乗ったら、「しゅっぱつしんこ〜」と言っています(笑)
まずはキャンプ場に向かう途中の道の駅でお弁当を食べながら担当のボランティアさんや養護学校の先生と顔合わせ。ことらの注意するところなどを伝えて、いざキャンプ場に。
しかし、この日はキャンプ場につくとまさかの雨。。止みそうなのでしばしバスで待機となりました。
待ちきれないことらはご立腹。


しばらく待っているとトイレに行く人を見て、ことらが「トイレ!」と言います。僕は直感でこれは嘘だなと感じました。しかし、担当ボラさんが「ことらくん、トイレ行こっか」と言ってくれたので、たぶんこれは嘘だと思うと伝えました。最近、トイレと嘘を言ってどこかに行きたがることがあるので。今回はキャンプ場に行きたいんだと。「どうやって見分けたらいいですか?」とボラさん。これは説明するのが難しい。。前の席に座っていた他のこのお母さんもこれはたぶん嘘だなと感じたと後から言っていました。これは長年この子達と関わってきた感でしかないのかなぁ。でも、言葉で説明できるようにならねばと反省。

さあ、雨も止んで待ちに待ったキャンプのスタートです!
今年は、子どもたちの様子を撮影する写真係 の役をいただいたので、わりと活動に参加しました。
キャンプの間はイベント盛りだくさん!
マスつかみ⇒飯盒炊爨⇒キャンプファイヤー⇒ハイキング⇒川遊び⇒スイカ割り⇒BBQ⇒花火⇒焼きマシュマロなどなど
朝の会ではトレトレでもおなじみのロボットのナオくんがラジオ体操をみんなの前で一緒に踊ってくれます。

子どもたちにとっても楽しいキャンプですが、親にも良いことがいっぱい。一番は2日目の昼過ぎに吉川先生を囲んで親たちと吉川先生の座談会があります。一人一人子どもについての悩みを相談します。1日半子どもたちの様子を見てくださっているので、とても中身の濃いアドバイスが返ってきます。そして、他の親さんたちの相談を聞くのもとても勉強になります。
そして、夜は他の親さんとの交流会。お酒を飲みながらざっくばらんにいろんな相談や情報交換。
本当に素晴らしいこのキャンプ。2年前には存続が危ぶまれていたそうです。新しく参加する人が増えず、毎年参加されている方もお子さんが成人したりだとかで参加しなくなる。
秘かに昨年が最後かもと言っていたそうです。しかし、昨年は新規の参加者が10組くらい増えてこのキャンプに感銘を受けたお母さんたちが運営スタッフとしてがんばってくれたおかげで、今年も開催できました。来年も楽しみです!

今年、一番感じたのは当事者の兄弟の存在。このキャンプは健常の兄弟児も参加が可能で、兄弟児にも担当ボラさんが一人ずつつきます。この兄弟児としての参加を終えて大学生になり、ボランティアとして参加している子の話を聞けたのがとても大きかった。
彼いわく、このキャンプに参加していなかったらお兄ちゃんのことを受け入れられなかったと思うと言っていました。このキャンプに参加し、ボランティアの方々や養護学校の先生、他の兄弟児と沢山話をしながら自分の中での兄弟の存在や考え方を消化していった感じがしました。
そして、今はお兄ちゃんのおかげでできた沢山の出会いに感謝し、お兄ちゃんの存在にとても感謝していると言っていました。
聞いていた親たちは涙が出そうになりました。彼が今、ボランティアとして参加している意味を深く感じました。
来年はことらの妹も参加させたいなぁ。


2019年8月18日日曜日

夏季研修会②

子どもたちは大人の顔色をうかがって、試すような行動をする
これを川上先生はお試し行動と読んでいました。
・大人に主導権があることを嫌がる
・忙しい時、焦っている時ほど「かまって」サインをだす
・見捨てない相手、安心感のある相手には「イヤイヤ」が激しい
などなど
あるあると思い聞きました。
こんな時によくない対応は
1,威圧的・高圧的
これだとその人の前ではおとなしくなるが、その人がいないと荒れる。ひどいとその人がいるだけで落ち着かなくなる。
2.機械的な対応
3.表情に動揺がでてしまう
4.要求どおりに応えすぎてしまう
大切なのは「ぶれない、動じない、揺らがない、かつその子の持ち味を引き出す。」
*堂々と毅然と穏やかに。焦らず慌てずあきらめず。
1の人多いですね。僕も怒らないことが良いとは思いません。時には怒ることも大切です。でも、それによって子どもたちが言うことを聞くと、その方法に甘えてしまうんですよね。怒るほうが楽ですから。
それにあまり怒りすぎると、怒ってる内容が入らなくなります。心をシャットダウンして、怒りが収まるのを待つようになってしまいます。その場しのぎですね。
お試し行動であることを理解して、軸がぶれないようにする。
ここが大切なんだと思います。

発達につまずきのある子を輝かせる関わり方 その7
「自尊感情」を大切にしよう
小学生になってくるとやはり、ここが大切だと思います。
低学年では取り戻せるが、高学年になってくると二次障害のようになる子もいます。
・できていないことに注目する前にできていることを発見することを習慣化しよう
言うは易く行うは難しですが、これは大人の習慣化です。子どもにばかり習慣を身に着けさせようとする前に大人も習慣を見直さなければいけないと思います。
親は子どもを心配して、できないところを減らそう。不適応な行動を減らそうと思います。
でも、考え方では子どもたちが光って見えてきます。

落ち着きがない⇒行動力がある。好奇心旺盛。活発。

口下手⇒物静か。落ち着きがある。聞き上手。思慮深い。

あきらめやすい⇒切り替え上手。尾を引かない。固執しない。いさぎよい。

など、見方を変えて子どもの価値を引き出そう。
見方を変えたって何も変わらないと思うかもしれませんが、変わります。
本当に見え方が変わると子どもたちがよく見えてきます。ほめることも増えるし、大人の言い方、接し方も変わります。結果、子どもたちも変わってきます。
「やればできるじゃない!」「今日はがんばってるね!」
こんな褒め方ではだめです。皮肉っぽいですよね。「やれば」とか、「今日は」を取ってしまえばいいんです。
子どもを変えたければ、まずは自分が変わることです。

最後に、
発達につまずきのある子を輝かせる関わり方 その13
・将来を支えるのは「レジリエンス」と自分を必要としてくれている人との出会いである。

アドラーはこう言っていました。
「自分に価値があると思うときにだけ人は勇気を持てる」

ヘレン・ケラーはこう言っていました。
「人は人の役に立ててこそ生きる喜びがある」

僕も、人の幸せは極論2つしかないと思っていて、自分が成長したと思う時と、人の成長に貢献したと思える時だけだと思います。

今回の研修を通して、私たちの在り方は発達につまずきがあるないは関係ないと思いました。
障害があるからとか、ないからとか、ASDだからとかADHDだからとかの前に自分たちの在り方を見直し、子どもたちの本質を見ることが大切だと感じました。
そしてトレトレでやっていることは間違いじゃないと思えました。

2019年8月9日金曜日

夏季研修会①

 先日、稲沢市特別支援教育推進委員会の夏季研修会に参加させていただきました。
本当は稲沢市の学校の先生が対象なのですが、快く受け入れていただきとても感謝しております。
講師は東京都立矢口特別支援学校の先生で公認心理師、臨床発達心理士でもある川上康則先生。特別支援学校の先生でありながら、こうやって全国で講演や研修をされているすごい方。見た目から迫力のある方かと思ったら、話しだされると口調や声のトーンがとても優しくすごく聞きやすい。
内容もすごくわかりやすく心温まる内容でした。
学習指導要領における特別支援教育の話から始まり、DCD(発達性協調運動障害)のお話し、そのためのUD支援。

発達につまずきのある子を輝かせる関わり方 その1
「当事者視点を大切にしよう」
トレトレは「主役は子ども」という理念の元にミッションを掲げています。
その中に主語はいつも子どもたち。というのがあります。これと同じ視点だと感じました。

発達につまずきのある子を輝かせる関わり方 その2
「やり方(How to)を求める前に、あり方(To be)を見直そう」
学校の先生はすぐに明日から使えるHow toを求めがちだが、まずは教師自身のあり方が大切だと言われました。
指導や指示が入らないのは信頼関係ができていないから。指導が入るようにしたいのであれば、「この人の話は聞く価値がある」という信頼関係づくりが欠かせない。
これは大人も子どもも同じで、
①自分が認めた大人
②自分のことをわかってくれる大人
の言うことはよく聞く。
本当にそのとおりだなと納得しました。子どもはコントロールされるの嫌います。
コントロールしようとする大人を敏感に感じ、そんな大人の言う事を聞かないし近づきません。

子どもたちの本音①「わたしのこと見てる?」「ぼくのこと見てる?」⇒「見てないでしょ!」というのがあります。
これは子どもたちの最大の欲求で、満たされないために不適切・問題となる行動を続ける。
子どもたちの本音②「はっきりしてよ!」
何が良くて何がだめなの?どう動けばいいの?
軸がぶれている先生は信頼に値しない。

続きは②で

2019年8月3日土曜日

優しい世の中

昨年から私は愛知県自閉症協会「つぼみの会」に入会しています。きっかけはつぼみの会一宮支部の勉強会に参加したこと。自閉症児の親として話をしたり、情報共有できたり勉強できたらいいなと思って入会しました。
つぼみの会は親の会で、日本自閉症協会もあります。自閉症児のことを世の中にもっと知ってもらおうと活動したり、自閉症児が生活の中で辛い扱いを受けた時に団体として抗議したり、お願いをしたりします。他にも昨年から参加している親子で参加するキャンプやお出かけなど、ボランティアの学生さんや学校の先生、ドクターが協力をしてくれなりたっている沢山のイベントが有り、世の中になくてはならない団体だなと感じます。
もともとは数人の親さんで始めたと聞いています。世の中の親の会や、手を繋ぐ子らの会などみんな最初は数人の親さんが始めてる。それが歴史となってすごいことだなぁと尊敬と感謝の気持ちがでます。
しかし、近年は会員数が減少していて悩んでいると聞きます。昔は親同士のネットワークもなく、福祉制度も充実しておらず、ネットも充実していなかった時代。そんな時代で親同士が力を合わせてやってきた団体だし、心の支えとしてもなくてはならない存在だったんだと思う。
会員数の減少は、もちろん辞める人がいるのに入る人がいないから。原因はネット環境が整い、なんでも調べればある程度わかるし福祉制度の充実で親同士のつながりも増えてきたこと。でも、ネットにはない生きた情報や、先輩親さんのパワー、明るさにふれることはとても大切だと僕は思います。
ただ、その一方で若い子ども世代の親が入会してこないのはそんな先輩親さんにも原因があると感じています。福祉もネットワークもない時代、世間も今以上に理解のない時代を乗り越えてきた親さんはパワーがあるし、乗り越えた自負もあると思う。だからなのか一部の方で若い世代の親を認めない方がいます。「今のお母さんは楽してる」とか「放デイばっかりで子育てしていない」などと言う話を聞くと悲しくなる。苦労することは大切だと思うが、苦労が美徳ではない。勉強したい、情報交換したいと協会に近づいたがこのような洗礼を受けてフェードアウトした方も知っている。
表現が適切かわからないが、水のたっぷり入った水槽も新しい水をどんどん入れて循環させなければ、水は古くなって腐ってしまうし、蒸発するだろう。時代は変わっていくのだから、その次代のニーズに合わせなければいけないし、新しいものを否定してはいけない。「最近の若者は〜」と言うおじさんたちも自分たちにも原因があることに気づいていない。まずは相手を認めて、気持ちを受け止めてあげないといけない。これは子どもに対しても親に対しても同じだ。
先月の自閉症協会の通信「いとしご通信」を読んで感じた。
自分も支援者側として、この気持ちを忘れてはいけないと思う。

今、つぼみの会のキャンプの運営に少しだけ携わっている。
昨年、初めて参加してとても素晴らしいキャンプだと思った。しかし、このキャンプも新しい参加者が増えずもう昨年が最後かと言われていたらしい。
しかし、昨年は僕とことらを含め新規の親子の参加が多かった。そして、その新規で参加した親子がキャンプに感動し、今年は昨年新しく参加したお母さんを中心に今まで運営してくださっていたお母さん、お父さんがサポートしてくださり運営をしている。これはこのキャンプのベテランお母さんお父さん、先生方の作る温かい雰囲気のおかげだと思う。
そして、これが理想の形だ。
やはり新しい人、若い人が活躍しないといけない。
これはいろんな団体に限らず、今の日本全体に言える気がする。会社も学校も同じだ。
それには若い人のがんばりも必要だが、それを受け止める優しさも必要。
なんか社会と一緒だなぁ。
「強くなければ生きていけない。優しくなければ生きていく資格がない。」
小説にでてくる探偵フィリップ・マーロウの言葉だ。
優しい世の中にならなければ。