2020年11月27日金曜日

夜の捜索

 昨日は夜にことらが家を脱走。

普段から怒っている人を嫌うことら。

学校でも先生が他の子を注意していると、先生に怒ったりする。

公園で自分の子供に怒っているお母さんに怒りにいったこともある。

昨日は妹が怒られているのがいやで家を飛び出した。

普段は一つ上の階に住んでいるおばあちゃんの家に避難しに行くのだが、昨日は行かなかったようで、捜索になった。

夜の捜索は初めてだが、一歩裏に入ると真っ暗でよくわからない。

もしかしたら、木曽川の方に行ったかもと木曽川の堤防沿いも何度も探した。

夜の堤防でことらを探していると、もし本当にこんなところにいたらどうしよう、パジャマでビーサンで出ていったから震えてないか、事故とか事件に巻き込まれてないかなど、考えすぎて涙がでてくる。

妻と手分けして探し、おばあちゃんに家にいてもらい警察へ連絡。

いなくなってからの時間を考え、グーグルマップで家からの距離を考えながら探した。

結果1時間半後に家から1.5キロ離れたビデオレンタル屋で発見。

めちゃくちゃホッとした。

家に帰ると警察の方が3人いて、事情を聞かれた。

まずこういう時は警察として児童虐待を疑うらしい。仕方ないと思う。

別に暴力だけが児童虐待ではない、言葉の暴力だってある。

お仕置きという名の罰だって虐待と紙一重だ。

ことらに悪びれた様子はなく、見つけた時も「ことら、みーつけた」と言ってるし。。

ことらがいなくなったことは何度かあるが、今回は親の落ち度だ。

親の落ち度でなにかあっては悔やんでも悔やみきれない。

最近はことらが成長して気が緩んでいたところもある。

もう一度気を引き締めたいと思いブログに綴る。

ことらの笑顔のために。




2020年11月18日水曜日

宮崎駿さん

 トレトレでも馴染みの深い東京ftlビジネススクールの高原さんが毎月出している支援ノートの一文がとっても共感しました。


以下支援ノートより。

宮崎駿さんがこんなことを言っていました。

「今の子供は視覚と聴覚しか刺激されていない。だから生命力が弱いんですよ。蚊もハエもいるところで育てないと、元気な子供にはならない。」


高原さんは、これは支援をする側にもされる側にも当てはまると言っています。

生命力=生きる力 ですね。

深い言葉です。とても共感します。

2020年11月7日土曜日

発達障害のある子どもとゲーム・ネット・スマホ

 今月の「発達教育」の特集は我ら愛知で親しみも深い吉川徹先生でした。

吉川先生がよく講演の題材にされているゲーム・ネット・スマホ。

今の子どもたちとの関係は切っても切れないと思います。

私達親世代も、ファミコンのブームにより学校休んでソフトを買うとか、学校休んでゲームをやる子が増えて社会問題にもなりました。

その頃のよりも今の子どもたちの環境は複雑になり、ゲーム・ネット・スマホはICT(Information Communication Technology)と呼ばれる存在になっています。

けっこうこういった題材だと、ICTをやらせない、制限する、規制するにはどうしたらよいか?というところに目がいきがちなのですが、吉川先生は視点が違います。

「できる」ではなく「したい」にいつも目を向けています。

本誌のなかでも「就労できる子どもにしようとか、自立できる大人になって欲しいというのはとても自然な親の思いだが、残念ながらこじれやすい目標設定だ」とおっしゃっています。

苦労してでも働く理由、めんどくさいけど自立する理由を準備しておくことが、一つの手堅い目標になる。義務感や罰を動機づけに使いすぎることは、長い目で見るとこじれやすい。

やはり、大切なのは「生きがいを支える趣味と余暇」です。

特にASDのある子どもたちにとっては興味をもつこと、好きになれたものはとても貴重な存在です。特にそこに仲間(市場と商品)がいる趣味を身につけることは大きな社会参加の動機になります。

そのためにも、ゲームやネットの使いすぎを予防するためにも大切なのは、リアルな世界の中に好きなものややりたいことがたくさんあることが大切。

趣味でも、部活でも習い事でも、リアルな世界の中に充実した趣味や仲間がいることが使いすぎの歯止めになります。

こうしたものが一つでも二つでも確保された状態で中学生を迎えることが目標になります。

そのために大事なのは年齢が低い間に「役に立つこと」ばかりをやらせすぎない。将来役に立つけどつまらないことばかりをやらせすぎると、リアルな世界の中に好きなものが育たなくなり、ICTの使いすぎリスクを高めてしまう。

吉川先生は、そのためには小学生時代、勉強なんかしている時間はないのではないかと、半分くらい本気で思っているそうです。

目標にするのはゲームやネットを使っている時間を減らすことではなく、ゲームやネット以外のことをやっている時間を増やすこと。

お父さんと料理を作る。お母さんと釣りに行く。その時間はゲームをやっていないというのが、一つの目標になります。

以前、吉川先生に「放課後デイではいろんな遊びや経験を沢山させる場であってほしい」と言われたことがあります。

トレトレは子どもたちのできるをふやすのではなく、子どもたちの趣味や余暇につながるような遊びや経験を沢山できる場でありたいと思っています。

それが結果、子どもたちの豊かな人生に繋がっていくことを信じて。

2020年11月4日水曜日

そのままでいいがな

 昔の写真を整頓していたら、こんな写真がでてきた。


どこで撮った写真か、なんの写真か覚えがないが心に残ったのだと思う。

ことらが3歳くらいの時だから、ちょうど療育を初めた頃かな。

あらためて心にとめておきたい。