歳を重ねるとだんだんと物欲がなくなっていきます。
先日、トレトレの子どもたちに何か一つ何でももらえるとしたら何がほしい?と聞かれました。
欲しい物がなかなか浮かびませんでした。。
また、他の子どもにどこでもドアでどこか一つだけどこでも行けるとしたらどこに行きたい?と聞かれました。う〜ん、フィンランドかスウェーデンかなぁと考えていたら、他の子が「お空に行きたい!」と。なんて夢があるんだろう!大人になってそんな心も失ってしまったのかと反省しました(笑)
昨日は僕の43回目の誕生日でした。朝から微熱っぽかったのですが、動いていれば治るだろうと薬を飲んで出勤。しかし、だんだんと身体がしんどくなり夕方くらいにはすっかりしんどくなっていました。。
子どもたちの送迎も終わったので、今日は早く返って寝ようと思ったら、「実は今スタッフがとよさんにケーキを買いにいってるから、もう少し頑張って!」と教えてくれ、ちょっと元気がでて待つことに。しばらくして買ってきてくれたのはケーキはヘビーかと思ってスムージーにしましたとフルーツスムージーを買ってきてくれました。甘くて飲みやすく少し身体が楽になりました。少し元気になったので帰ろうかと思ったら、biのスタッフから電話が。今から行くので少し待ってて!と。早く寝たいなぁと思いながらも待っていると、プレゼントと共にお祝いに来てくれました!何歳になってもお祝いしてもらえるのは嬉しいです。
温かい気持ちになって帰宅できました。
(スタッフからのお手紙。昨日はしんどくて気づきませんでした。。)
昨日は僕のお祝いで家族みんなで外食の予定だったので、朝からことらや妹に今日はお出かけしようね!外でご飯食べようね!と言っていたので、僕が帰ってお出かけできないと知ると残念がるかなぁ。怒るかなぁと心配していましたが、逆にふたりとも僕を心配してくれました。
妹は僕のおでこを触って、「パパ熱いね、大丈夫?」と心配そうに。
ことらには、「パパお熱」と伝えると、「パパ、おやすみー」と言って、部屋の電気を消してくれました。ドアも閉めて違う部屋に行くので、ゆっくり寝てねと言う意味かなと思っていると、またことらがやってきて、「お茶!」と言ってコップに冷たいお茶を持ってきてくれました。
「こっくんありがと〜」とお茶を飲んでいたら、またことらがやってきて、「食べて」とカステラを持ってきてくれました。病気のときは消化の良いものが良いとわかっているのかな?
しばらくするとまたことらがやってきて、さっき食べた雑炊の残りを持ってきてくれました。
「あ、スプ〜ン!」と言って、すぐにスプーンも持ってきてくれました。
それを見ていた妹が小さい机やティッシュを用意してくれました。
ふたりの優しさに感激しながらも、「そろそろパパお布団で寝てくるから、これは明日食べるね」と言うと、ふたりで「ちょっと待ってて」と言って、しばらくすると「いいよ!」と言って戻ってきました。寝室に行くと、完璧にベッドメイキングがしてあります。
「パパ、寝ていいよ!」と。
目頭が熱くなりました。
本来、自閉症は人の気持ちがわからないとか、察することが苦手と言われます。
ことらは熱を出して辛そうな僕を見て、僕の気持ちを考え、察してくれたのかもしれません。
布団で横になりながら、二人の優しさ、ことらの成長にこれは最高のプレゼントだなぁと感じました。
病気の誕生日も悪くない。