2020年10月6日火曜日

障がい者の家族として

 自分の子供が障害を持って産まれるということはとても大きな出来事です。

沢山の辛さ、困難さと大きな喜びや幸せを届けてくれます。

しかし、兄弟姉妹が障害を持っているというのはどうでしょうか。親とはまた違った辛さ、困難さはあるが、親ほどの喜びや幸せはないかもしれません。

しかし、親同様に世界を広げてくれたり、沢山の出会いをくれるかもしれません。

内閣府の施策の一つとして「心の輪を広げる体験作文」というのがあります。

その高校生部門で最優秀賞を受賞した作品の作者は発達障害の弟との体験を書いています。

作品名は「障がい者の家族として」

https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/r01sakuhinshu/sakubun/sy_hasegawa.html

ネット上にもアップされていますので、是非読んでほしいです。

兄弟姉妹が障害を持っていることで、嫌な思いやつらい思いをすることも沢山あると思います。家でもどうしても親の目は障害を持った兄弟姉妹にいきがちです。

でも、そんな兄弟姉妹に兄弟姉妹のおかげで世界が広がった!とか、大切な出逢いがあったと思ってもらえるといいなと思い、「トレトレの一日体験」という企画を考えました。

・兄弟姉妹の家とは違う姿を見ること

・他の障害特性を持った子どもたちと過ごすこと

・支援者の兄弟姉妹との接し方を見ること

・支援者といろんな会話をすること

メリットは沢山あると思います。

そして、障害を持った兄弟姉妹にもメリットはあります。

・なかなかできない地域の子どもたちとの交流

・それによって遊びやコミュニケーションの幅が広がるなど

厚労省からは放デイは地域の子どもたちとの交流も増やすようにと言われますが、実際はなかなか実現は難しく、公園に行った時に地域の子どもたちとたまに遊ぶ程度です。それもまれですが。

コロナ禍で学校が休校の際、リモートワークが難しい職種の方は子供を連れて出勤している人も少なくないと聞いていました。

トレトレのスタッフでも、家においておくのは難しく一緒に出勤することもしばしばありました。

でも、それが子どもたちにとって良い影響があることに気づきました。

今回はトレトレの兄弟姉妹に限定していますが、ゆくゆくは地域の中学生、高校生がトレトレに支援者側としてボランティアで一日体験ができるといいなと思っています。


ことらの妹は小学生になり、自閉症という言葉も覚え、意味もなんとなく理解しています。

ことらの学校の子や、トレトレの子にも理解があります。

保育園時代は特性のある子の面倒を率先してみていたそうです。

先日は、「こっくんが自閉症じゃなければよかったのになぁ〜そしたら、一緒に学校行けるのに〜」と話していました。

トレトレのスタッフにも兄弟姉妹が障害を持っているという人は何人かいます。

兄弟姉妹のおかげでよかったと思えるような手助けを微力ですができるといいなと思っています。

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