2021年7月26日月曜日

ぷち電車の旅

 先日、ことらと妹と僕の3人で友人の家に行く時のお話。

たまには電車で行こうか!となり、3人で駅へ。

何か手土産あった方がいいよなーと思い、みんな大好きなマネケンのワッフルにしました。

ことらも大好きなマネケン。一緒に選ぶのはやっぱりチョコなのね。

注文を終え、店員さんが箱に入れてくれている間にこっそりとどこかに行こうとすることら。

妹が必死でことらを捕まえてくれているが、力で負けてしまうので「パパー!こっくんが!」

と、ヘルプの声が響く。お会計を片目にことらを抑えながら・・店員さんごめんなさい。。

パパ「こっくん、一人で行っちゃダメだよ!」

ことら「電車ふたり!」

そうか、パパとふたりでお出かけしたかったのか。

パパ「いっちゃんも一緒だよ。」

ことら「ことらくん、いっちゃん、ふたり!」

そっちかぁ〜

まさかのパパいらない。

子ども二人で電車の旅を楽しみたかったようで。。

電車に乗るまで、ずっとパパ、バイバ〜イって。。

気持ちを変えようと、先頭車両に乗ってみると少し楽しそう。



ちょっと安心していると、急にダッシュすることら!
荷物を妹に渡して、僕もダッシュ!
隣の車両でなんとか捕まえると、また「ふたり!」

そんなに妹とふたりがいいのか。。

なんとか乗り換えまでできたが、「パパ、バイバーイ」

は終わらないので、空いてる車両で離れて見守ることに。



この間、ちゃんとことらと手をつないでくれている妹。

ほんと、頼もしい。

途中、駅で止まるたびにダッシュしたらどうしようとドキドキ。

なんとか満足して目的地まで行けました。

後から、こっくんが停車駅でダッシュしたらどうしようかと思ったと話すと、妹も同じように不安だったと。そりゃそうだ。

もし、自分だけ電車に残されたらどうしようと。。

こりゃ、妹にも携帯が必要な日も近そうだ。

2021年7月19日月曜日

キャンピングトレーラー

 少し前からことらのブームだったキャンピングトレーラー。

ついに、近所で販売先を見つけて行ってきました。

三菱自動車 一宮末広店

https://map.mitsubishi-motors.co.jp/search/showKyoten.do?tenpoCD=523310

少し前にリニューアルオープンされて、とてもキレイにスタイリッシュになりました。

そこに展示してあったので、もしやと思い行ってみると販売しているとのこと。

ちゃんとキャンピングトレーラー担当の方もいて、とても親切に対応していただきました。



まず、こちらがことらのお気に入りのHappier Camper。
中はほとんどがオプションで組み合わせていくそうで、とても自由度が高い。
移動販売車としても人気だそうです。



で、こちらがScamp

標準で上記の装備がついており、まさにミニキャンピングカー。

小さな二段ベッドもついています。

車内も見せていただき、ことらのテンションはマックス!

もちろん、私たちもどんどんテンション上がっています!欲しくなる。。

でも、もし買うことになってもすぐには持って帰れないし、そんなすぐに決断できない。。

そんな大人の事情はわからないことらは「持って帰る!連結する!」と怒る怒る。

そんなことらに担当の方はとても優しく接してくれます。

普通だと「すぐには持って帰れないんだよ。」とか優しく話しかけそうですが、

これでは否定になってしまい、よけいにパニックになります。

しかし、キャンピングカー担当の方は「そうだよね〜持って帰りたいよね。そうだ、中でジュースでも飲む?」ときちんと肯定しながら、気持ちを他にも持っていく代替案の提案。

素晴らしい。

ことらも少し落ち着いて中でオレンジジュースを飲むことに。

話を聞いていると、担当の方のお子さんも発達障害があるとか。

それもあって、昔からキャンピングトレーラーを所有していて、よくキャンプやスキーに行っていたとか。

子どもに障害があると、旅行も気軽にできない。

周りに迷惑かけるからと旅行に行けない人も多い。

そんな時にキャンプは良い。ましてや、キャンピングトレーラーだと周りに迷惑かけずに寝れるし、スキーも駐車場で寝れると言っていました。

お子さんが発達障害の方でキャンピングトレーラー持ってる方、意外と多いんですよとおっしゃっていました。

公園や学校だと友達とすぐトラブルを起こしてしまう子たちも自然に囲まれたキャンプだとなぜかトラブルなく一緒に過ごせるそうです。

五感で自然を感じ、心に余裕ができること。

リラックスできること。

ルールがないので、自由にできることなどがあるのかもしれません。

そういえば、吉川先生も野外活動を強く勧めていました。

放デイでもどんどんしてほしいと。

自然というのは素晴らしい。

今、我が家では真剣に検討しています。




2021年7月14日水曜日

夜の散歩

一昨日の夜ですが、またことらが家を抜け出しました。

23時過ぎころの話です。

下の子達と一緒にことらも寝かせようと思ったのですが、

寝れなかったのか起きて、隣の部屋のリビングでテレビを見出しました。

まあ、ここまではたまにあることで、油断しました。

23:30くらいに私の母が家に来て、僕の携帯から着信があり、

見知らぬ女性からで、ことらが一人で歩いていたので、保護してるとのことでした。

血の気が引き、手が震えだしました。

出ていったことに全く気づきませんでした。

つい先週、岡崎でデイサービスからいなくなった子どもが

川で遺体で見つかりました。

それとリンクしてか、身体に力が入らない。

ニュースを見て、気をつけようと思ったのに・・

とにかく迎えに行くと若いカップルがことらと一緒にいてくれ、

こんな夜中におかしいなと思い、声をかけ、手に持っていた

携帯から電話をしてくれたそうです。

ことらは携帯電話と懐中電灯を持って家を出ていました。

冒険気分だったのか・・。

先週の土曜日に金山で大恐竜展のナイトミュージアムがやっていて、

館内を暗くして、懐中電灯を持って廻るというもの。




家族で行こうと朝からウキウキしていたのですが、開場の10分後についたら、

本日の整理券はなくなったので、もう入場できないとのこと。。

なんとか、オムライスと銭湯と家で映画館やろう!で納得してもらったのですが、

まだ気持ちは残っていたのか?

とにかく、そのカップルが声をかけてくれなかったら、

携帯電話を持っていなかったら、

と考えるともっと恐ろしくなります。 

絶対に一人で家を出てはダメ!!

と伝えると、

「ごめんなさい。ことらくん、無事で良かった!」

と。。全く反省していない様子。

今後もまたあることを見越して、携帯電話を持たせるか。

でも、持たせると喜んでまた家を出ていくか。

悩むところです。

これで8回目の脱走。

だんだんと巧妙になっていく気がしています。

とにかく無事で良かった。。

2021年7月12日月曜日

ドラえもん

 みんな大好きドラえもん。



みんな大好きなゆえにドラえもんにはいろんな討議(ディベート)が発生しているそうです。

・のび太くんの未来を変えるためにドラえもんがやってきたことは良いこと?悪いこと?

・のび太くんにはドラえもんがいて良かったのか悪かったのか?

ドラえもんの道具があるからのび太が怠けるんだ!いや、のび太の道具の使い方は発展的で、彼の頭を使うことに役立っている!

未来を曲げてしずかちゃんと結婚させるのはいかがなものか。

でも、ドラえもんがその歳までのび太の家にいた形跡はない。結婚したのは、のび太が魅力的な青年に成長したからで、しずかちゃんの選択だ!

いろんな考え方があるなぁ〜と同時に、子育てと同じだと思いました。

子どもを甘やかすから、怠けるんだ!

よく聞きますよね。

甘やかす。

甘やかすことと、愛情を注ぐことは違います。

ドラえもんには愛があります。

のび太が困った時、助けを求めた時にしか道具を出しません。

甘やかすのは、子どもが求めていないのに道具を出すことです。大人の都合で。

子どもが求める愛をしっかり注げば、のび太のように優しくて、人の気持ちがわかる素晴らしい青年に育ちます。

ドラえもんはそれを照明してくれているのではないでしょうか。

のび太にはドラえもんがいてよかった。

私は肯定派です。



ドラえもんがのび太に厳しくするだけ、教育するだけで助けたり、共に泣いて笑って喜んでという経験をさせ無ければきっとのび太は自己肯定感の低い大人になり、しずかちゃんとは結婚していなかったでしょう。

藤子不二雄先生の作品は深いですね。

いや、昔の漫画は深いものが多いですね。

ちなみによく、のび太とジャイアンはADHDに例えられます。

のび太:注意欠陥

ジャイアン:多動性障害



2021年7月6日火曜日

子どもはできてるインクルーシブ

先日、うちの取引先銀行の担当者さんが代わりました。
銀行の方とはいえ、まだまだ放課後等デイサービスがどんな事業か知らない方も多く、
いつもはそこからお話をするのですが、今回の担当の方は違いました。
よくご存知で、聞くと息子さんがASDだということ。
もう二十歳らしいのですが、以前はよく発達障害の親同士で体育館借りたり、
プールへ行ったりといろいろ活動もしていたとか。
こんなこともあるんですね。ご縁だな。

今は何してるのかな?と思い、前回みえた時に聞いてみると驚きの事実が!
今は大学に行っているとか。
ピアノが好きで、ピアノで音大に入ったそうです。
すごいですね!と話すと、親は大学どころか高校も行かないんじゃないかと思っていたとか。

小学校、中学校と支援級だったそうで、大学なんて夢にも思っていなかったので、
お金貯めてなくて焦りましたよ〜笑
って、銀行員らしからぬ発言 笑
でも、子どもを信じて行きたい道をいかせるなんて素晴らしい。
一人で通学なんてできないので、妻が大学の送り迎えしていますと。
笑顔で話す姿に感動しました。
好きなことには本当に集中できるんです。とおっしゃってました。

きっと、これまでに沢山の苦労があったと思う。
いや、今もきっと苦労が多いと思う。
でも、大学でも周りの学生がすんなりと受け入れてくれて、いろいろと助けてくれるんです。
とおっしゃっていた。
インクルーシブも子供同士ではわざわざそんな言葉がなくてもよいのかもしれない。
必要なのは大人たち。
子どもたちのためのインクルーシブも、問題は大人かぁ。
子どもに偉そうにする前に大人が変わらないとね。