2018年12月15日土曜日

TDLおまけ

【年長・2016・11月】
僕におんぶされていることらはとても疲れていました。
それもそのはず、二日間遊びまくって二日目はご飯もまともに食べてないのですから。
まずは途中の駅のレストランで腹ごしらえをしてから、東京駅へ。
妹夫婦はそこから温泉へ行くとのことだったので、東京駅でお別れです。
だんだんと夢の時間も終わりに近づいてきました。

東京駅に着く頃には1人で歩くのもふらふらしていた子どもたち。
電車では抱っこですが、駅では歩いてくれました。
やっとの思いでトミカショップにつきました!
ことらに元気が戻ってきます。
いつもの調子であれが欲しい、これが欲しいと言いながら店内を物色。
少し遊べるコーナーがあったので、そこで遊びました。


しばし夢の続きのようなことらですが、遂に新幹線の時間が迫ってきました。
ことらに帰ろうかと言いますが断固拒否です。
しかたがないので、なにかミニカーを買ってあげるといいますが1個や2個では
納得できずに大きなものが欲しいといいます。
でも、さすがにそれは昨日も買っているのでできません。
何度か交渉しますが、疲れていることらは怒ります。
それはそうです。夢の世界にいる自分を現実の世界に連れていこうと言っているのです。
でも、さすがにもう新幹線の時間が目の前になったので無理やりお店からだして引っ張って
いきますが、どこにこんな力があるのかというくらい全力であばれます。
妻はもちろん、僕一人でも手に余るほどです。
あばれすぎて、周りの人やことらの身体が心配です。
仕方がないので妻と相談し、両手を妻が両足を僕が持ってあばれることらを運ぶ
ことにしました。
東京駅で異様な光景です。
小さなこどもの両手両足を両親が持って、しかもこどもはあばれている。
通りすがる人たちが、「なにあれ」とか、「なんであんなことするの」とか
僕たちに聞こえる声で言ってきます。もう妻は泣きそうです。

なんとか新幹線に入りましたが、まだまだ全力であばれます。
僕が客車と客車の間の乗り降りする部分でことらを後ろから羽交い締めにして
座り込んで新幹線の出発が早くこないかと待ちます。
壁を蹴るし、頭を後ろにぶつけてくるし、気が抜けませんが負けてられません。
遂に出発の時間がきました。
出発してしばらくするとやっと観念したらしく大人しくなったので、席に行こうと
言って妻たちの席に行くと、すぐにごろんとなって寝てしまいました。
ことらにとって本当に楽しい二日間だったんだなと思いました。

妻は最後の東京駅が辛くて泣いていましたが、救いは妹でした。
まだ2歳の妹はことら以上に疲れていただろうに、ことらを僕たちが運ぶ間
黙って後ろを歩いてきてくれました。
抱っことも言わないし、なんでこっくんをそんなふうに運ぶのかも聞きません。
途中落としたことらの靴も拾って持ってくれました。
妹なりにいろんなことを察してくれているのかもしれません。

子どもたちにとっても僕たち夫婦にとっても沢山の思いでと成長がある二日間でした。
(最後にがんばった妹写真をぱしゃり)


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