【1年生・2017・6月】
電話をいただいた翌日に喫茶店でお会いしました。
兎にも角にもはじめましてなので、自分が何者で今はどんな仕事をしていて、
なぜ施設を初めたいのか、そしてことらのことを話しました。
その方はとても親身に聞いてくださいました。その聞いていただく姿勢に、
とても安心感を覚えました。
攻守交代して、今度はその方が経歴をお話くださいました。
2年前まで小学校の校長先生をされて、その後一宮市の教育センターの起ち上げから
従事される。教育センターでは保育園と小学校の架け橋になられて、
一宮市の保育園53園全て廻っている。
保育園と小学校では管轄も違うので連携が全くうまくいっていないのが現状。
大人の都合で子どもたちにしわ寄せがいっている。
特に発達に特性がある子どもたちは小学校へ入ってから不安定になる。
そんな時に親や子、小学校をフォローしている。
そして、教育センターに親さんの相談を受ける場所をつくって受けている。
不登校の相談もあり、年々相談件数も増えている。
お母さんたちには、どこの小学校とか、中学校とかではなく、大切なのは就労だと伝えている。
こどもの障がいは障がいだと思っていない。こどもたちの特性だと思っている。
特性を伸ばせば個性になる。
素直に育つことが一番大切だと思っている。
奥様も先生をされていて、特別支援教育士の資格もお持ちである。
娘さんが国際結婚をされてお子さんもあり、インクルーシブが大切だと感じている。
聞けば聞くほど素晴らしいお考え、行動力でこんな方が一宮市にいたのだとびっくり
するとともに、喜びと安心感がでました。
しかも全く驕りがありません。
教育センターを起ち上げて、まず初めに自分の今までの知識を捨てて一から学び直した
とおっしゃってました。本も年間に240冊読んでいるとのこと。
こんな方が児発管だったら、素晴らしい施設になるだろうなと思いながら、
さすがに難しいかなとも思ってきました。
でも、少しお考えいただけないかなと思っていたら、なんと
その場でやりますとおっしゃっていただきました。
正直、こちらがびっくりしました。
起ち上げだというのが嬉しいとおっしゃってくださいました。
途中からだと最初の形があるのでやりにくいと。
僕はこの話を聞き、素晴らしいお考えと行動力に裏打ちされた強い決断力があると感じました。
人が決断できない時は何か不安要素があるからです。不安だからです。
今回の僕の話しなんかは不安要素だらけです。場所も何もきまっていないわけですから。
何があっても自分ならなんとかできるという行動力からくる決断だと思いました。
これが僕のメンター、雨田さんとの出会いでした。
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