2018年11月30日金曜日

【年長・2016・8月】
この頃に一本の映画を観て、衝撃を受けいろいろと考えさせられました。
竹中直人主演の「くちづけ」です。
舞台から始まったストーリーで、コメディタッチなのですが、
その時の僕には衝撃的でした。
グループホームの話で、ネタバレするので詳しくは書きませんが、
障害者の現実と、親亡き後の親の苦悩をコメディタッチで描いたイメージです。
全国的に少ないといわれるグループホームの現状も。
映画ですし、どこまでが本当かはわかりませんが実際の事件をもとに書いた作品
だそうです。
この頃からことらの親亡き後を真剣に考えるようになりました。
ことらは働くことができるようになるのだろうか。
ことらが大人になる頃にはグループホームなどの施設の状況はどうなのだろう。
きっと結婚は難しいかもしれないが、できることなら結婚してほしいな。
僕の密かな夢がことらの結婚です。
そして、僕は商売をしていたので、ことらの働けるような就労施設を
つくってあげたいな。
そしたら、そこと繋がるようなグループホームも作れるといいな。
でも、その前にことらのまっすぐな成長が必要だな。
僕の夢が、ことらのおかげで広がっていくきっかけになる映画でした。

2018年11月29日木曜日

七夕

【年長・2016・7月】
保育園で七夕の発表会がありました。
先生に付き添ってもらい、ことらもみんなと同じように入場して、
歌わないまでも並ぶことができました。
しかし、僕を見つけた瞬間にこっちに走って来てしまい、とても
発表どころではなく、戻ることもできず終わりました。
変装して、しっかり隠れて見なければいけなかったと反省しました。。
視覚優位なことらが、不安を抱えながらがんばって舞台までは来てるのに、
そこで大好きな父を見てしまったら、そりゃ走りますよね。。
変装しても小さな遊戯室ではきっとバレるので、もう僕は来ないほうが
いいんじゃないかと妻と話しました。

この頃に、僕が参加している経営者の勉強会の中でとあるゼミに参加して、
自分の人生を見つめ直す機会をいただきました。
その中で自分の状況はこうなので、10年間は仕事よりも家族を優先して
いきたいと話しました。
その時ゼミ長が、そういう生き方もいいと思う。
でも、それで君はすっきりしてるのか?
と問われ、すっきりしていない自分がいることに気づきました。
でも、家族のことを想うと。。

2018年11月27日火曜日

話せる幸せ

2018/11
先日、相談を受けました。
相談を受けた方の友人のお子さんがダウン症で、
保育園で心無いことを言われたそうです。
その話を聞いた時になんて応えてあげればよいのかわからなかった、
ということなのです。
その方は男性です。同じ男性としてなんとなくわかりますが、男同士って
なかなか気の利いたことが言えないし、上手な言い回しもできなかったり
します。
きっと、この方も友人に何か気の利いたことを言ってあげたい、少しでも
心の辛さを和らげてあげたいと思ったのだと思います。
でも、変に繕った言葉は逆効果になるかもしれない。
だから、なんて言ってよいかわからない。
自分も一時期はあまりいろんな人に話ししない方がいいかなと思う時期も
ありました。
それは、話した相手がなんて言ってよいかわからないという雰囲気が
伝わってくるからです。
でも、聞いてくれるだけで気持ちは和らぎます。
そうなんだぁ。とか、大変だな。とか、共感してくれるだけで和らぎます。
そして、時々声をかけてくれるともっと嬉しいです。
「最近はことらどう?」と。
気にかけてくれる人がいるんだと思うだけで、気持ちが和らぎます。
辛い思いもするけど、自分は一人じゃないんだと感じます。
そう聞かれると、長々と話すかもしれません。
愚痴も言うかもしれません。
でも、それを聞いてくれるだけでとても救われます。
自分の気持を話せる相手がいるっていうことが本当に救いです。

昔、ドラえもんののび太の結婚前夜で、しずちゃんのお父さんがマリッジブルーに
なっているしずちゃんにのび太のことをこう言っていました。
「あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。
 それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。」
一緒に喜んでくれる人がいて、一緒に悲しんでくれる人がいるって、
とても幸せなことです。
子どもにとっても同じことだと思います。
僕も子どもにとって、妻にとって、友人にとって、そんな人間でありたいと
思っています。

2018年11月26日月曜日

次男誕生

【年長・2016・6月】
次男が誕生しました。
僕の中で捨てきれない希望がありました。
ことらと長女を支えるためにも、健常の男の子がほしいと。
こんなこと子どもに向ける希望として良いのかという葛藤はありますが、
どうしても捨てきれない希望でした。

少し身体の弱い次男は、産まれてから1ヶ月で体重が少し減ってしまいました。
幸い、また入院というレベルまではいかず良かったですが、これから何度か
入院を経験します。
基本ですが、子どもは健康でいてくれれば良いというのが身にしみます。

現在でも次男は2歳、まだまだなんとも言えない発達段階ですが
とりあえず発語はでてますし、3人の子どもたちが楽しそうに遊んだり
喧嘩したりしているのを見ると、それだけで良いと思えます。
3人というのは良いバランスだなぁとあらためて思います。
お出かけなど、まったく人手が足りないので大変ですが。。

2018年11月24日土曜日

記憶の蓋

【年長・2016】
先日のブログで、年長から入った普通保育園に思いの外スムーズに通えたと
書いたら、妻にそんなことはなかったと指摘されました。
こうだったよね、と言われてそうだったと思い出す。
実は、このブログを書きはじめた時、妻にも同じことがありました。
僕が書いたことに、そんなことあったっけ?とつっこまれる。
僕ははっきりと覚えているが、妻は覚えていない。
その時、妻が言ったのが「実は診断を受けた3歳あたりの記憶があいまいに
なってる。自分で辛い記憶を消しているのかもしれない。」と。

僕も、今回同じ感じがしました。
年長になって、ことらはスモックやカバンは問題なく、保育園にも行きますが、
僕らと離れるのはとてもいやがり、その姿を見る度に、選択を誤ったのか、
自分たちの願望を無理やり押しつけていないのかと悩んでいたのを思い出しました。
初めの1ヶ月くらいは給食前に迎えに行っていました。
その後も、少しずつ時間を伸ばしていき、最終的には通えるようになりました。
そこは、加配の先生やお友達のおかげだと思います。
もちろん、ことらもすごくがんばっていました。
ことらががんばって通っているのが伝わってくる分、僕も辛かったです。

これは記憶の蓋だと思います。
よく、聴覚過敏の子は全ての音を拾ってしまうと言われます。
私達は自然と、必要な音と不必要な音を聞き分け、不必要な音をシャットアウトして
います。自然界で滝の音がヒーリングになりますが、聴覚過敏の子にはうるさい
だけかもしれません。
記憶も自分たちに不必要な記憶、都合の悪い記憶は消してしまうのではないで
しょうか。その方が生活しやすいから。
発達特性のある子どもたちは嫌な記憶も鮮明に覚えているのかもしれません。

2018年11月23日金曜日

ことらの入院

【2016・02 年中】
少し時をさかのぼって年長になる前の2月、ことらが体調を崩して
最初は風邪だと思っていたのですが、なかなか治らないので総合病院に
連れて行ったら、肺炎とマイコプラズマを併発しているといわれ、即日
入院となりました。
結果2週間位の入院となったのですが、こどもの入院は大変ですね。。
病状やことらの特性もあり、個室で常に両親のどちらかが部屋に一緒に
いないといけない状態です。
身体が弱っているので、最初に点滴をしたのですが、針をさすのをとても
嫌がりますし、刺してもすぐに抜いてしまうのでギプスでもしているかのような
大げさな形になりました。
看護師さん3〜4人でつけてくれました。。感謝です。

最初は薬が身体に合わなかったらしく、身体に蕁麻疹みたいのが沢山でて
顔もパンパンになってしまい、ほんとに辛そうでした。
1週間くらいして元気になってくると、今度は脱走しようとするし、
おもちゃを持ち込んだり、携帯でyoutubeなどやってなんとかごまかしましたが、
その月の携帯のパケット代が恐ろしいことになりました。。
今は良い思い出です。

2018年11月22日木曜日

第3子

【年長・2016】
2年通った療育園から、普通の保育園に変わり受け入れられずに
通うのを拒否したらどうしようかと心配していましたが、意外と
すんなりと通えました。
スモックやカバンもすんなり。
ことらが登園すると加配の先生や、お友達が駆けつけてきてくれて
話しかけてくれたり、手を引っ張って行ってくれたりと、良い先生、
良いお友達に恵まれてよかったと思いました。
この頃からことらが少し、同世代の人に興味を持ち始めました。
良いきっかけだったと思います。

家庭では、第3子を授かり6月に出産予定。
次は男の子だとわかり、不安と期待が止まりません。
次の子もASDだったらどうしようか。
自分たちの負担もあるが、長女の負担が多くなってしまう。
妻も妊娠の影響もあり、気持ちが不安定になっていきます。
幸い、僕が自営業だったので時間は調整しやすく、家庭のフォロー
ができました。
でも、3人目が産まれたら、家事や育児がもっと大変になることは
目に見えてます。
ことらのこともあるし、あまり妻に負担をかけすぎて妻が病気に
なってはいけない。
僕は働き盛りの40代になったばかりでしたが、仕事は生活できる
そこそこにして、家族を最優先にしようと決めました。
仕事は10年後から頑張れば良いと。

2018年11月20日火曜日

年長スタート

【年中・2015】
療育園で年少、年中と2年間過ごしたおかげで、ことらなりにも集団生活も
少しできるようになり、身辺自立もある程度できるようになってきました。
そして、年中のあたりから小学校就学の選択に悩まされました。
きっと、みんな通る道です。
まず、普通級という選択はありませんでしたが、特別支援学校か
支援学級かで迷いました。
今のことらがどのくらい、健常の子たちの中で馴染めるのかという疑問。
また、この頃はどのくらい健常の子たちに近づけるのかという
期待もしている自分たちがいました。

そして、年長からは保育園に加配をつけて通うことに決めました。
療育園に通っている間にも交流保育でたまに通っていた園でした。
妹も2才児クラスで通うことに決めて、ことらの新しい生活がスタートしました。

2018年11月19日月曜日

おやじの会開催

2018/11
一昨日はトレトレのおやじの会を開催しました。
最初は1〜2人の参加になることもありえるよね〜と話して
いましたが、6人のお父さんが参加してくださり、楽しく、
有意義な会になりました。
みなさん、子育てに協力的で、洗濯物畳んだり、食器洗ったりは
僕の仕事なので〜と楽しそうに話していたり、お子さんがテンカンが
あるので、いつおきてもよいようにお酒をやめましたとか、お子さん
のことがあり、収入が下がってもいいからと福祉業界へ転職される
お父さんもみえて、とても刺激になりました。

父親同士って、わりと警戒するのか女性と違ってなかなかすぐには
打ち解け会えないのですが、自己紹介でみなさん子育てを手伝いながら
どうやって自分の時間を作るのかと工夫をされていることがわかり、
思った以上にすぐに打ち解けることができました。
同じような趣味の方も多かったのも良かったかも。
最後にはまた開催してくださいね!と言っていただき、この会を
開催してよかったなと思いました。
家族でBBQもいいですねと案もでてきて、また企画する楽しみが
増えました。

2018年11月18日日曜日

子育ての喜び

もやもやが残る児童発達支援ですが、本人のことらが楽しく通うので
よしだと思うようになりました。
その施設も感覚統合理論を用いていましたが、感覚統合の理論で一番の
得るものは、身体を動かすことが好きになることだと思います。
いろんなことに挑戦するので危険も増えますが、そこは親がしっかり見て、
少しくらいの怪我や失敗はどんどんさせればよいと思っています。

療育園にも楽しく通っていたと思います。
子ども10人くらいの教室に先生が2~3人と手厚く、年少〜年長まで
みんな一緒に過ごします。
何度か父親参観にも行きました。
ことらなりにがんばって集団生活している姿がとても嬉しかったです。
ことらみたいな子は成長が遅いので、いわゆる健常の子が放っておいても
獲得していくような成長過程を獲得するのが難しいです。
なので、一つ一つ教えていったり、トレーニングしたりしていくのですが、
その分できるようになった時の感動はすごいです。
初めてトイレでうんちができた時なんかは、夫婦で涙を流して喜びました。
妻と話していて、成長してるねと泣くことは多々あります。
子育てがこんなに素晴らしいものだと、ことらは僕たちに教えてくれているのです。

2018年11月17日土曜日

児童発達支援

この頃からことらも児童発達支援を使うようになりました。
療育園の近くの児童発達支援です。
運動療育が人気になり始めた時期で、定員もいっぱいでしたが
入れることができました。
その頃の僕は児童発達支援がどんなものかもよくわからず、
送迎で送っていくのですが、中は見れないつくりになっていて、
大きな音楽と、大きな声でみんな楽しそうに遊んでいる感じでした。
妻に中の様子を聞くと、ボールプールやトランポリンなどいろんな
遊具があり、先生たちが一緒に遊んでいるということ。
でも、見学は子どもたちの気が散るのでできないと言われ、
なんだかもやもやした気がしました。
どうしてかというと、テレビや新聞では障害者の虐待などが
騒がれていて、障害者が殴られたり暴言をはかれたりしている
映像を見ると、ことらは大丈夫なのだろうかと必要以上に
心配になってしまいます。
もし、叩かれてもことらは言葉がでていないので言えないし。。
でも、毎回嬉しそうに通うことらをみてそれは杞憂だと思いました。
いや、思うようにしました。

そんなある時、ことらが危険なことをしようとしたので、「ことら!」と
大きな声を出してしまったときです、とっさにことらがあたまを
隠すような動作をしました。
殴られないようにする仕草です。
とっさの防衛反応だと思いますが、こういったこともまさかと思って
しまいます。
もっと、児童発達支援の施設がオープンだったら良いのに。
もっと先生方の人となりが見えるといいのにと、思う出来事でした。

2018年11月16日金曜日

プラレール

ことらも自閉症児の多分に漏れず、プラレールが大好きです。
もちろん、電車も好きです。
好きな遊びを延々とできることらは、集中するとずっとやります。
そして、つなげるのが大好きなので延々と繋げます。
知り合いとかが使わなくなったからってたくさんくれるので、
家には沢山のプラレールがあるので、部屋中に並べたりします。
初めは電車好きなんだなぁくらいでしたが、今は違う目線で見れる
ことができるようになりました。
プラレール遊びもことらのスキルアップにつながっているんです。
空間認知(パズルや迷路と一緒)強化や、想像力アップ、つなげるのに
指先も使います。ただの遊びじゃないんですね。
考えれば、いろんな場面でプラレールを見かけます。
支援学校にもありますし、病院の発達外来の部屋や、療育施設でも
よく見かけます。
遊びにはちゃんと意味があるので、いろんな遊びを経験させてあげたいです。

2018年11月15日木曜日

おやじの会

昨日は知人の弟さんのお子さんが発達に特性があるから、
一度いろいろとお話をしたいということで、お酒を飲みながら
ざっくばらんにお話をしました。
その方は子どもとの関わりの中で、もっと知りたい、何か行動したいと
の想いから、資格もとって転職も考えているとおっしゃってました。
父親は子どもだけでなく家族みんなを支えていかなくてはいけません。
経済面でも、精神面でも。
父親が子育てに積極的に参加するのは本当に良いことだと思います。
障害を持った子どもを育てていく母親の日々のストレスは、本当に
すごいものです。
多動や脱走癖などがあると、子どもが家にいる時にうっかりお昼寝も
できません。
夜も寝れない、日中も気を抜けないなどで、以前聞いた話だと、
戦場の兵士と同じくらいのストレス度数だそうです。
父親が積極的に参加すれば、そのストレスも軽減されると思います。
結果、子どもにとって良い影響があるのは間違いありません。
でも、女性と違ってどう接してよいかわからないという気持ちもわかります。
まずは、一日5分でよいので、毎日子どもについて母親と話をするところ
からでも良いと思います。

今週末には第一回トレトレおやじの会が開催されます。
こちらもざっくばらんに飲む会ですが、子どもについて話をする良い機会に
なりますし、同じ悩みを抱えた者同士で知り合うのはかけがえのないものです。
多数のお父さんが参加希望くださって、とても楽しみです。

2018年11月14日水曜日

チェーンブランケット

先日からお話に出てきているブランケット。
北欧生まれのチェーンの入ったブランケットです。
チェーン?そんなの重くて寝れないんじゃないのって思いますよね。
逆なんです。
この適度な重さが身体を包み込まれるような感覚になって、
安心感ができて深く、質の良い睡眠が取れるんです。

北欧では福祉用具として、保険も適応されるくらいの品で、
発達障害だけではなく、睡眠障害にも有効です。
正直、私も最初は半信半疑でした。
でも、感覚統合の理論からも発達障害の子どもたちは重力を感じにくいこと、
触覚が未発達で身体図式がわかっていないなど、理論的にも有効な
気がしたので、試しにことらに使ってみました。
前にも話しましたが、ことらはなかなか寝ません。
寝室に行ってから、早くても30分〜1時間は寝ません。
初めての日、嫌がる子もいると聞いていたので、ことらにそっとかけて
みました。特に嫌がらず、じっとしているなぁと思っていたら、5分後には
目をつぶって、「ん?」と思ったら、本当に寝ているではないですか!
「うそでしょう!?」と、妻と飛び上がってびっくりしました。
そのまま朝まで寝て、次の日は10分で寝ました。
びっくりすぎる効果です。
しかも、いつも寝起きが悪く、ゆすっても叩いても起きないので、リビング
まで抱っこして連れて行っていたのに、声だけで目がさめるようになりました!
とんでもない効果です。
ことらもスッキリした顔をしています。

それだけではなく、そのあたりからことらの発語が増えていきました。
もちろん、他にも療育はしているので、ブランケットの効果だ!とは
言えませんが、確実になにかしらの効果はあったと思います。
これも、感覚統合の理論で固有受容感覚や触覚をチェーンが刺激して、
感覚が統合されてきたという考え方です。
もともと粗大運動を沢山してきたことらには、こういった感覚が足りなかった
のかと納得できました。
さらに、歯医者さんでも有効ですよと聞いていたので、歯医者に行く時に
持っていくと、なんと診療台に寝そべってブランケットをかけるとじっとして、
押さえることもなく、検診ができるではないですか!
次回の歯医者さんからは、自分でブランケットをカバンに入れて朝から
用意するし、本人も安心感をとても実感しているようです。

こんな素晴らしいブランケット、もっともっと広めたいのですがなかなかの
お値段がするんです。早く保険適用になればいいのに。
でも、ラーゴム社さんはお試しレンタルもしているので、それがありがたいです。
気になる方は是非使ってみてほしいです。
https://lagom-japan.co.jp/

2018年11月13日火曜日

歯医者

昨日は急遽、ことらを歯医者に連れていきました。
土曜日に痛がっていたのですが、日曜日はそんな様子もなく、
もう少し様子を見ようかと思ったのですが、月曜日に学校の
給食で痛がっていて、機嫌が悪いと聞いたので病院に電話したら
今すぐ連れて来てくれれば診てくれるとおっしゃるので、すぐに
連れていきました。

発達特性があるお子さんの親はみんな歯医者は苦労していると
思います。
ことらも同じく大変です。。
歯医者との始まりも悪く、初めて連れて行った街の小児歯科さんが
あぶないので抑えつけますと、歯科助手の方3〜4名で抑えて、
無理矢理の治療でした。今思えば、治療も荒っぽかったです。
それ以来、歯医者がトラウマになっていて歯医者と聞くだけで
拒否反応をおこします。
一度、その小児歯科さんからハガキが届いた事があったのですが、
黙ってゴミ箱に捨ててました(笑)

ある日、一宮市で月に数回障害を持った人たちを診てくれる診療が
あると聞き、伺いました。一宮市のいろんな歯医者さんが集まって、
診てくれるのですが、歯科助手さんも慣れていてとても安心感が
ありました。まずは、治療台に座れるところから始めましょうと
言っていただき、数回通ううちに寝そべるところまでいきました。
でも、治療までこぎつく前に虫歯が見つかり、このままではどんどん
悪くなってしまうのでと、岐阜の大学病院を紹介していただき、
そちらで治療することになりました。そちらでも、やはりとても警戒
してたのですが、治療が必要な歯が4本もあるということで、
入院して全身麻酔して、一気に治療を行うことになりました。
2泊3日の入院でしたが、ことらのおかげでいろんな経験ができます。

そんなことらが、先日話したブランケットのおかげで、診療台に寝そべって
先生に診てもらうことができるようになったんです!

2018年11月12日月曜日

運動と経験

ことらは多動傾向もあるため、よく動きます。
家でもなかなかじっとしていないです。
僕が一緒に休みの日は、どうやってことらの運動欲を満たし、
夜も早く寝るように、どれだけ疲れさせるかと一生懸命でした。
いろんな公園にも連れていきましたし、どこかに出かけたり、
家でのんびり過ごすなんてなかったので、結果良いお父さん
になっていました(笑)
これもことらのおかげです。

でも、こういった経験が後々にことらの成長に良い影響が
ありました。
当時は成長させようとやっていたわけではありませんが、
結果、ことらが身体を動かすことを好きになり、身体能力も
上がり、いろんなことに挑戦する気持ちもでてくる。
いろんなことを経験して、もっといろんなことに興味がでる。
障害の有無に関係なく、子どもにとってとっても大切なこと
だと思います。
逆に身体を動かすことが好きじゃなくなると、ほとんどの子が
肥満傾向になります。肥満になると、動きたくなくなる。
いろんなことに挑戦する気持ちもなくなってくる。
負のスパイラルです。
いろんな経験も、経験が少なければ少ないほど、想像ができない
ことへの未知への不安や、好奇心の縮小、経験不足からの
できないことの増加で、どんどん興味が減っていきます。
どちらもこどもの成長の妨げとなってしまいます。
当時は気づきませんでしたが、運動と経験の大切さを今では
とても感じます。

2018年11月10日土曜日

無邪気な故の残酷さ

4月からは療育園に通うことが決まって、それまでは母子通園と、
今まで通りに保育園に通っていました。
まだ、2才児クラスだったので月曜日はお布団のセットが必要に
なります。
ある月曜日にことらを送り、お布団をセットしていると友達が
遊んでいるところにことらが入ろうとすると、
「ことらくんはダメー!こっちこないで」
って、女の子の二人組が言いました。
そう言われても、ことらはニコニコ笑いながら教室の中を
うろうろします。
子どもたちの中ではよくある会話ですが、横で聞いていて
涙がでてきました。
ことらは障害があるからダメなのか?
みんなの邪魔をするから?
将来、ことらはいじめられてもニコニコ笑っているのだろうか・・
など、頭にいろんな思いが浮かびます。
その子達がそんなつもりで言ったのではないのはわかりますが、
当時は無邪気なこどもの発言でも受け入れることが難しかったです。

2018年11月9日金曜日

みんな通る道

この頃のことらは夜がほんとに寝なかったです。
寝室に連れていき、電気を消しても1〜2時間寝ないのは当たり前で、
21時に寝に行って、深夜2時とか3時まで寝ないこともしばしば。
5時まで起きてたこともありました。
ずっと寝室にいるのかというと、そうではなく寝れなくて寝室に
飽きると、リビングに行っておもちゃで遊びだします。
一度は寝室においてあった加湿器を倒して、大やけどをおった
こともありました。今はきれいに治ってよかった〜

先日、友人に言われて思い出しましたが、夜中にことらにせがまれて
オムライスを作ることもありました。
こんな生活がいつまで続くのだろう。。
と、苦しい時期でした。
今はまずそんなことはありません。
特にあるブランケットとの出会いが大きかったです。
それはまた後々に紹介いたしますね。

先輩ママさんたちに、大丈夫よ〜そのうち落ち着くからって、
言われて、そんなわけあるかなぁ。
うちはちょっと特別大変なんじゃないかと思いましたが、
みんな通って来た道なんですね。

2018年11月8日木曜日

長女誕生

2014年2月に第二子の長女が誕生しました。
ことらが産まれたのは僕の仕事が休みの日だったのですが、
長女も僕がお休みの日でした。
ふたりとも合わせてくれたんですね。

妻が産まれるかもということで、病院に連れていくと少し熱が
あるので念の為インフルエンザの検査をしたら、まさかの陽性。。
頑張って出産しましたが、いきなり隔離で抱っこもできず、
かわいそうでした。。

しばらくは入院なので僕はことらと二人の生活です。
幸い、ことらは僕のことが大好きなので泣くことも愚図ることもなく、
楽しくすごせました。
もちろん、母子通園も僕と通います。
そんなある日、ことらが母子通園施設で赤ちゃんの人形に布団を
かけて、哺乳瓶のおもちゃを飲ませているではないですか。
人に興味が薄いことらが妹を感じて、自分もお世話をしたいと
思ってくれたのかと思うと、泣けてきました。
やっぱり、兄妹をつくって良かったと思いました。

2018年11月7日水曜日

小児鍼

昨日は小児鍼にことらを連れていきました。
小児鍼と聞くと、子どもに鍼刺して大丈夫なの?
と思うかもしれませんが、この小児鍼はトゲトゲのついた
ローラーのようなもので肌を刺激したり、ローラーでは刺激が
強い子には、もう少し刺激の弱い道具を使って、お腹、背中、
腕、足、頭と刺激を与えていくものです。
とはいえ、診療台のようなマッサージベッドで寝転びますし、
初めはとても警戒していました。
でも、診療の途中からは僕の手を握ってなくても静かに
ベッドに寝ていられました。
15分くらいで終わりますが、この小児鍼で寝付きが良くなったり、
便が快調になったり、子どもによっては発語を促せたりするそうです。

感覚としては感覚統合に近いのかと思いました。
触覚と固有受容感覚を刺激して、芋づる式に改善する。
発達障害の子には、泌尿器が未発達の子どもも多いので、
泌尿器の発達にも影響があるといいな。
ことらも気に入ったようでまた行くと言ってるので、
しばらく定期的に通いたいと思います。
効果は後ほど。


2018年11月6日火曜日

児童発達支援センター

4月からは児童発達支援センターの「いずみ学園」に通うことに決めました。
一宮市では唯一の児童発達支援センターです。
初めての見学は衝撃的でした。
通ってる子どもたちは当然、ことらより大きい子達ばかり。
でも、ことらより特性が強い子もいる。
ダウンの子もいる。
教室の入口は中からも外から子ども達の手の届かないところに
鍵があり、先生が出入りの際に鍵をしめます。
子ども達が勝手に出ていかないようにとの安全管理なのですが、
当時は檻の中に入れられているような気分でした。
心が疲れていたのかもしれません。

今では、自閉やダウンの子たちのピュアな部分が大好きで
とてもかわいく思うのですが、当時はまだ障害の受け入れも
できていないですし、まだ異世界な気分でした。
きっと、周りに障害を持った子どもがいない人はそうだと思う。
インクルーシブな空間が少ないために、本当のインクルーシブが
うまれない。
子どもも大人ももっと交流が必要だと思う。
これは障害福祉の世界に限ることではなく。

2018年11月5日月曜日

ママ友

ちょうど妻が第二子を妊娠していたので、僕も何回か
母子通園に通いました。
やはり母子通園と言われているせいなのか、平日の
昼間だからか、父親が来ているのは私だけでした。

ことらはその時まだ言葉が出ておらず、名前を呼ばれても
返事ができません。もっと言えば反応もしません。
友達のおもちゃもとってしまいます。
順番も待てません。
普段は園や公園で肩身の狭い思いをするのですが、
母子通園ではなぜか受け入れてもらえる安心感があり
気持ちが楽でした。
ことらの特性のこともあり、いわゆるママ友ができない
と言っていた妻も、母子通園では何人かママ友もでき、
今でも良い関係の友だちがいます。
同じ悩みを抱えた友達は関係も深まります。ぐちを言ったり
悩みを聞きあったり、情報交換したりと、初めて診断をうけて
どうして良いかわからない妻にとってとても心強いことでした。

母子通園の一番の
メリットは良きママ友を見つけられることなのではないかと
さえ思いました。

2018年11月2日金曜日

ほぐして、温めて

昨日はビジョントレーナーで、自立整体師の纐纈さんと
深夜の定期会合?をしてきました。

纐纈さんは、整体の理論を取り入れながらビジョントレーニングに
着目し、岐阜や一宮で目の学校を運営されています。

トレトレでもビジョントレーニングの理論を取り入れています。
ビジョントレーニングは今は特別支援の現場でも、教育の現場でも
注目されていて、よく学校や特別支援学校で先生向けの講演もされています。

ビジョントレーニングと言っても、実はやり方や理論もさまざまで
纐纈さんはわりと感覚統合に近い理論をお持ちで、まず大切なのは
粗大運動だと言っています。
やっぱり、粗大運動ができてからの微細運動や眼球運動につながるんです。

でも、昨日の話で粗大運動の前にもう一段階あるよねという話になりました。
特性もありますが、身体が過緊張や経験不足で固くなっていたり、
寒暖鈍麻で身体がいつも冷たい子もいます。
これは、日頃から身体をほぐしたり身体を温めたりが大切になってくるんです。
温めるのは、やっぱり湯船にしっかりつかるのが基本ですが、それ以外に
ホットタオルで目や首元を温めるのも効果的です。
身体はつながっているので、目や首から効果が出ます。
身体をほぐすのには、ほぐすための体操や整体が効果的です。
小児鍼も注目されています。

こういったことは、学校や放課後デイなどの施設では限界があるので、
やっぱり家庭でお母さん、お父さんに取り組んでいただけると効果が違います。
そういったことを、これから纐纈さんとトレトレに通っていただいてる、
親御さんに伝えていこうと思います。

2018年11月1日木曜日

芋づる式

母子通園で行うことは、子どもの発達に基づき
子どもと一緒に遊ぶことだと感じました。
子どもにとって、親と一緒に遊ぶということは
とても大切なことです。
ほんとに基本ですが、高い高いや、くるりんぱ、
ひこうきなど、身体を沢山動かしてあげることも
とても大切です。
言語も、微細運動も、まずは粗大運動ができていない
と始まりません。
全ては芋づる式だと思います。

そして、何より子どもが楽しく過ごすこと。
一番の療育は子ども達が毎日楽しく通うことだと
聞いたことだと思います。
楽しいと脳が喜ぶ、脳が喜ぶと発達にとても
影響があります。
どんなに素晴らしいことをやっていても、
脳が喜ばないと効果は薄いということです。