2018/11
先日、相談を受けました。
相談を受けた方の友人のお子さんがダウン症で、
保育園で心無いことを言われたそうです。
その話を聞いた時になんて応えてあげればよいのかわからなかった、
ということなのです。
その方は男性です。同じ男性としてなんとなくわかりますが、男同士って
なかなか気の利いたことが言えないし、上手な言い回しもできなかったり
します。
きっと、この方も友人に何か気の利いたことを言ってあげたい、少しでも
心の辛さを和らげてあげたいと思ったのだと思います。
でも、変に繕った言葉は逆効果になるかもしれない。
だから、なんて言ってよいかわからない。
自分も一時期はあまりいろんな人に話ししない方がいいかなと思う時期も
ありました。
それは、話した相手がなんて言ってよいかわからないという雰囲気が
伝わってくるからです。
でも、聞いてくれるだけで気持ちは和らぎます。
そうなんだぁ。とか、大変だな。とか、共感してくれるだけで和らぎます。
そして、時々声をかけてくれるともっと嬉しいです。
「最近はことらどう?」と。
気にかけてくれる人がいるんだと思うだけで、気持ちが和らぎます。
辛い思いもするけど、自分は一人じゃないんだと感じます。
そう聞かれると、長々と話すかもしれません。
愚痴も言うかもしれません。
でも、それを聞いてくれるだけでとても救われます。
自分の気持を話せる相手がいるっていうことが本当に救いです。
昔、ドラえもんののび太の結婚前夜で、しずちゃんのお父さんがマリッジブルーに
なっているしずちゃんにのび太のことをこう言っていました。
「あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。
それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。」
一緒に喜んでくれる人がいて、一緒に悲しんでくれる人がいるって、
とても幸せなことです。
子どもにとっても同じことだと思います。
僕も子どもにとって、妻にとって、友人にとって、そんな人間でありたいと
思っています。
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