2020年12月7日月曜日

散歩

 最近は散歩が大好きなことら。

どこかの公園などにでかけても、公園で遊ぶのは少しだけで後は周辺を散歩。

散歩と言ってもどんどん先に行ってしまうので、なかなか帰れない。。

昨日は私のソフトボールに付き合ってもらおうと連れて行ったのですが、ベンチに座っていたのは朝ごはんを食べていた5分くらいだけ。

すぐに「あっち行く!」「橋渡る!」と言ってお散歩スタート。

祖父江緑地公園の隣のグランドだったのですが、そこから馬飼大橋を渡り、まっすぐ長良川まで行きました。そこまでで約3キロ。これ以上は帰りがしんどいなと思い、帰ってお昼ごはんにしようとことらを説得。渋々応じてくれましたが、「おんぶ!」とリクエスト。。

とりあえず気持ちが切り替わるまでと思い、100メートルくらいおんぶして、後は歩いてもらいました。途中途中おんぶを要求され座り込まれたりもしましたが、なんとか歩いて戻れたことら。ことらも僕も疲れ果てた6キロの旅。時間にして2時間半。


途中、橋を歩いている時におもむろに草を引き抜き、「掃除機!」と言いながら引きずって歩くことら。

家に帰って、お昼を食べて休憩してからもまた「お出かけ!2人歩く!」と僕と2人で歩いてお出かけを要求することら。

今は散歩がブームなのかなぁ。初めての景色が好きなのか。わくわくするのか。だから、脱走するのか。理由はわからないが、体重も増えてきたし歩くのは良いことだ。

ただし、脱走しないででかけたい時は2人で出かけるのを徹底しなくては。

帰りはおんぶ傾向にあるので、できる限り歩いて帰りはピックしてもらおう。

次は家から岐阜まで行ってみよう。

2020年11月27日金曜日

夜の捜索

 昨日は夜にことらが家を脱走。

普段から怒っている人を嫌うことら。

学校でも先生が他の子を注意していると、先生に怒ったりする。

公園で自分の子供に怒っているお母さんに怒りにいったこともある。

昨日は妹が怒られているのがいやで家を飛び出した。

普段は一つ上の階に住んでいるおばあちゃんの家に避難しに行くのだが、昨日は行かなかったようで、捜索になった。

夜の捜索は初めてだが、一歩裏に入ると真っ暗でよくわからない。

もしかしたら、木曽川の方に行ったかもと木曽川の堤防沿いも何度も探した。

夜の堤防でことらを探していると、もし本当にこんなところにいたらどうしよう、パジャマでビーサンで出ていったから震えてないか、事故とか事件に巻き込まれてないかなど、考えすぎて涙がでてくる。

妻と手分けして探し、おばあちゃんに家にいてもらい警察へ連絡。

いなくなってからの時間を考え、グーグルマップで家からの距離を考えながら探した。

結果1時間半後に家から1.5キロ離れたビデオレンタル屋で発見。

めちゃくちゃホッとした。

家に帰ると警察の方が3人いて、事情を聞かれた。

まずこういう時は警察として児童虐待を疑うらしい。仕方ないと思う。

別に暴力だけが児童虐待ではない、言葉の暴力だってある。

お仕置きという名の罰だって虐待と紙一重だ。

ことらに悪びれた様子はなく、見つけた時も「ことら、みーつけた」と言ってるし。。

ことらがいなくなったことは何度かあるが、今回は親の落ち度だ。

親の落ち度でなにかあっては悔やんでも悔やみきれない。

最近はことらが成長して気が緩んでいたところもある。

もう一度気を引き締めたいと思いブログに綴る。

ことらの笑顔のために。




2020年11月18日水曜日

宮崎駿さん

 トレトレでも馴染みの深い東京ftlビジネススクールの高原さんが毎月出している支援ノートの一文がとっても共感しました。


以下支援ノートより。

宮崎駿さんがこんなことを言っていました。

「今の子供は視覚と聴覚しか刺激されていない。だから生命力が弱いんですよ。蚊もハエもいるところで育てないと、元気な子供にはならない。」


高原さんは、これは支援をする側にもされる側にも当てはまると言っています。

生命力=生きる力 ですね。

深い言葉です。とても共感します。

2020年11月7日土曜日

発達障害のある子どもとゲーム・ネット・スマホ

 今月の「発達教育」の特集は我ら愛知で親しみも深い吉川徹先生でした。

吉川先生がよく講演の題材にされているゲーム・ネット・スマホ。

今の子どもたちとの関係は切っても切れないと思います。

私達親世代も、ファミコンのブームにより学校休んでソフトを買うとか、学校休んでゲームをやる子が増えて社会問題にもなりました。

その頃のよりも今の子どもたちの環境は複雑になり、ゲーム・ネット・スマホはICT(Information Communication Technology)と呼ばれる存在になっています。

けっこうこういった題材だと、ICTをやらせない、制限する、規制するにはどうしたらよいか?というところに目がいきがちなのですが、吉川先生は視点が違います。

「できる」ではなく「したい」にいつも目を向けています。

本誌のなかでも「就労できる子どもにしようとか、自立できる大人になって欲しいというのはとても自然な親の思いだが、残念ながらこじれやすい目標設定だ」とおっしゃっています。

苦労してでも働く理由、めんどくさいけど自立する理由を準備しておくことが、一つの手堅い目標になる。義務感や罰を動機づけに使いすぎることは、長い目で見るとこじれやすい。

やはり、大切なのは「生きがいを支える趣味と余暇」です。

特にASDのある子どもたちにとっては興味をもつこと、好きになれたものはとても貴重な存在です。特にそこに仲間(市場と商品)がいる趣味を身につけることは大きな社会参加の動機になります。

そのためにも、ゲームやネットの使いすぎを予防するためにも大切なのは、リアルな世界の中に好きなものややりたいことがたくさんあることが大切。

趣味でも、部活でも習い事でも、リアルな世界の中に充実した趣味や仲間がいることが使いすぎの歯止めになります。

こうしたものが一つでも二つでも確保された状態で中学生を迎えることが目標になります。

そのために大事なのは年齢が低い間に「役に立つこと」ばかりをやらせすぎない。将来役に立つけどつまらないことばかりをやらせすぎると、リアルな世界の中に好きなものが育たなくなり、ICTの使いすぎリスクを高めてしまう。

吉川先生は、そのためには小学生時代、勉強なんかしている時間はないのではないかと、半分くらい本気で思っているそうです。

目標にするのはゲームやネットを使っている時間を減らすことではなく、ゲームやネット以外のことをやっている時間を増やすこと。

お父さんと料理を作る。お母さんと釣りに行く。その時間はゲームをやっていないというのが、一つの目標になります。

以前、吉川先生に「放課後デイではいろんな遊びや経験を沢山させる場であってほしい」と言われたことがあります。

トレトレは子どもたちのできるをふやすのではなく、子どもたちの趣味や余暇につながるような遊びや経験を沢山できる場でありたいと思っています。

それが結果、子どもたちの豊かな人生に繋がっていくことを信じて。

2020年11月4日水曜日

そのままでいいがな

 昔の写真を整頓していたら、こんな写真がでてきた。


どこで撮った写真か、なんの写真か覚えがないが心に残ったのだと思う。

ことらが3歳くらいの時だから、ちょうど療育を初めた頃かな。

あらためて心にとめておきたい。

2020年10月31日土曜日

ことらの夢の国

 先週、ことらが学校で不安定だったと聞いて、お休みはことらの気持ちを満たしてあげようと前々から行きたいと言っていた「アンパンマンミュージアム」へ行ってきました。

ことらは初めてではないのですが、かなり久しぶり。

そもそもことらぐらいの年齢の子どもは見かけません。

妹、弟は遊園地!と言うので、僕と二人でアンパンマンミュージアムへ。ナガシマは割引ないですが、アンパンマンミュージアムは手帳があると本人と付添は半額でした。


そこで初めて知ったアプリ!今はこんなのあるんですねぇ。便利そうなので今度使ってみよう。

中に入ると早速ショーがやっていました!しかし、ことらは興味なし!

入口近くのパン屋、ショップを周り何があるかを一通り確認します。

ディズニーランドは夢の国だとよく言いますが、ことらにとってはアンパンマンミュージアムが夢の国ですね!

SLマン、モグリン、ゴロンゴロなど大好きなキャラが実際遊具のように置いてあることに興奮を隠せません。


ことらのお気に入りはバイキンメカシリーズ。ふだんはあまり見かけないキャラも至るところに登場します。名前を言えと言われますが、半分くらいはわかりません。。

わからない。。と言うと、ことらが教えてくれます。さすがです。全部知っています。

さすが、毎日のようにキャラ図鑑やiPadで勉強しているだけあります。

中でもジオラマのコーナーでは釘付けでした。


一つ一つキャラを指差しながら、名前を言ったり、「つみきのお城」「西部の街」と確認。

ジオラマの下や、裏側にあるのぞき穴もことら心をくすぐられて何度も何度も見ます。

結局お昼ごはんも含めて滞在時間は4時間近くに!

これだけ満喫できれば連れてきたかいがあります。

最後はバイキンメカおもちゃ!買う!と言いますが、ことらの希望するキャラはおもちゃ化されていないものばかり。。しぶしぶアンパンマンミュージアム限定のおもちゃで我慢してもらいました。

アンパンマンのおかげでことらの言語やパソコン入力等できることが増えています。

ひらがなも読めるようになりました。

やっぱり、「できるようになる」より「やりたいと思う」ことが大切ですね。

やなせたかしさんありがとうございます!



2020年10月22日木曜日

実りゆく

 昨日、「実りゆく」という映画を観てきました。

長野のりんご農家の跡継ぎ息子が、子供からの夢だったお笑い芸人を目指すか、りんご農家を継いでいくのかを描いた作品。

この主人公の男性は子供の頃から吃音があり、大人になっても残っています。

でも、舞台に立ち漫才をやる時だけは流暢に言葉が話せるのです。

そんなアホなと思うかもしれませんが、決められたセリフは話せるという設定。

本当にそんなことがあるのかどうかはわかりませんが、とても良い映画でした。

主人公は実際のお笑い芸人「まんじゅう大帝国」の方。演技も良かったです。

何より、親の気持ちもよくわかる。

主人公は子供の頃に吃音が原因でいじめられていました。

「ぼくはいつになったら治るの?」と泣きながら話すシーンや、初めて決められたセリフを流暢に話せた時の、「今、どもらずに話せてた!」と親子で歓喜するシーン。

そして、クライマックスのシーンなど。

監督は関市の出身なので関でもやっています。僕は関で観ました。

お時間ある方は是非!

https://minoriyuku-movie.jp/?20201020



2020年10月12日月曜日

タブレットカバー

 先日、ことらが「直す!」と言いながらバリバリに割れたタブレットを持ってきました。

見ると、カバーが外してあり、きっとどこかに落としたのだろうという感じ。。

勝手にカバーを外さないことを約束し、修理に出しました。

綺麗に直って戻ってきたので、カバーをしてことらに渡すと、しばらくしてまたカバーを外すので、「カバーつける約束で直したでしょ!」と言うと。

泣きそうな顔で「カバーいらない!」

さて、困った。。

ここはしっかり説明しようと思い、「こっくん、カバーがないとまた割れちゃうよ。次割れたらもう修理できないよ。」と伝えると。

悩んだ末にことらが出した答えがこちら。


なんと、ティッシュのカバー!

「ことら、カバーできた!」と嬉しそうなことら。

今のカバーがいやになったのかな。落としても良いように頑丈なのつけてたからね。

もう少し軽いやつに変えよう。

最近のことらのハマりは。

アンパンマンのキャラをネットで検索すること。


気づくとこんなに長い文字をひらがな入力できるようになっていた!
「努力は夢中には勝てない」とあるアスリートが言ってましたが、そのとおりだなぁ。

アンパンマンにはいろいろと育てていただいております。

2020年10月6日火曜日

障がい者の家族として

 自分の子供が障害を持って産まれるということはとても大きな出来事です。

沢山の辛さ、困難さと大きな喜びや幸せを届けてくれます。

しかし、兄弟姉妹が障害を持っているというのはどうでしょうか。親とはまた違った辛さ、困難さはあるが、親ほどの喜びや幸せはないかもしれません。

しかし、親同様に世界を広げてくれたり、沢山の出会いをくれるかもしれません。

内閣府の施策の一つとして「心の輪を広げる体験作文」というのがあります。

その高校生部門で最優秀賞を受賞した作品の作者は発達障害の弟との体験を書いています。

作品名は「障がい者の家族として」

https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/r01sakuhinshu/sakubun/sy_hasegawa.html

ネット上にもアップされていますので、是非読んでほしいです。

兄弟姉妹が障害を持っていることで、嫌な思いやつらい思いをすることも沢山あると思います。家でもどうしても親の目は障害を持った兄弟姉妹にいきがちです。

でも、そんな兄弟姉妹に兄弟姉妹のおかげで世界が広がった!とか、大切な出逢いがあったと思ってもらえるといいなと思い、「トレトレの一日体験」という企画を考えました。

・兄弟姉妹の家とは違う姿を見ること

・他の障害特性を持った子どもたちと過ごすこと

・支援者の兄弟姉妹との接し方を見ること

・支援者といろんな会話をすること

メリットは沢山あると思います。

そして、障害を持った兄弟姉妹にもメリットはあります。

・なかなかできない地域の子どもたちとの交流

・それによって遊びやコミュニケーションの幅が広がるなど

厚労省からは放デイは地域の子どもたちとの交流も増やすようにと言われますが、実際はなかなか実現は難しく、公園に行った時に地域の子どもたちとたまに遊ぶ程度です。それもまれですが。

コロナ禍で学校が休校の際、リモートワークが難しい職種の方は子供を連れて出勤している人も少なくないと聞いていました。

トレトレのスタッフでも、家においておくのは難しく一緒に出勤することもしばしばありました。

でも、それが子どもたちにとって良い影響があることに気づきました。

今回はトレトレの兄弟姉妹に限定していますが、ゆくゆくは地域の中学生、高校生がトレトレに支援者側としてボランティアで一日体験ができるといいなと思っています。


ことらの妹は小学生になり、自閉症という言葉も覚え、意味もなんとなく理解しています。

ことらの学校の子や、トレトレの子にも理解があります。

保育園時代は特性のある子の面倒を率先してみていたそうです。

先日は、「こっくんが自閉症じゃなければよかったのになぁ〜そしたら、一緒に学校行けるのに〜」と話していました。

トレトレのスタッフにも兄弟姉妹が障害を持っているという人は何人かいます。

兄弟姉妹のおかげでよかったと思えるような手助けを微力ですができるといいなと思っています。

2020年9月28日月曜日

久しぶりの金華山

 先週、トレトレで金華山に登りました。

久しぶりの金華山。僕は一緒に登った子どもたちのペースがゆっくりだったこともあり、毎日の筋トレの成果もあり以前よりもかなり楽に登れました。

気軽に行ける近場の登山ということで金華山なんてと思っている方も実は多いのですが、これが結構登ると大変なんです。軽い運動にはとても適した山。

一方のコトラはというと、ここ一年でかなり増量したこともありかなりしんどかったみたいで。。

前は大好きなビーサンで登っていたのに、今回は靴で登ってもこの状態。


あきらかに険しい表情でお弁当を食べるコトラ。

体力はあると思っていたのでこんな表情はびっくりでした。やっぱり要減量だな。

お弁当を食べてからトイレに行くと、トイレからの景色がとっても綺麗!


それを見たコトラが、「わーきれい!」って、そんな事言うの初めて!

なんかとっても嬉しかったです。

そして、帰りはロープウェーに乗りたいと言い出すコトラ。登りが相当辛かったのか、単純に乗ってみたかったのか、その両方か。。

ロープウェーだと下山もほんの1〜2分なんですね。あっという間でした。

下に降りるとなぜか池と橋に興味を持ち、あちこちの池を眺めて、橋を渡って。



池を見ながら「池、きれい〜!」とコトラ。
なんだか、コトラと池を眺める日がくるとは。これも悪くない。


やっぱり最後は少し水遊び。

全体的に活動量が減ってきたかな。

よし!一緒に運動しよ!

2020年9月14日月曜日

親がやると子どももやる

 よく雨さんが、親がやらないのに子どもがやるわけがない。と言います。

例えば、子どもに「英語を話せるように勉強しなさい!」とか、「お片付けしなさい!」とか言っても、親が勉強もしない、お片付けもしないでは子どももやる気がでないですよね。

最近、筋力が落ちてきたのを感じたので7月の末くらいから腹筋とスクワットを毎朝やるようにしています。それを見ていたことらが、腹筋している僕の隣に寝転んできました。「こっくんもやるの?」と聞くと、「やる!」と言って腹筋をはじめました。それを見ていた妹も「やりたい!」と言って、腹筋をはじめました。もちろん気まぐれでたまに一緒にやる程度ですが、筋力ないから腹筋やりなさい!ではきっとやらなかっただろうなと思います。

また、寝る前に少し寝室で本を読んでいると、娘がやってきてタブレットを見始めました。

でも、なぜか一緒に本を読みたくなったらしく「私も本読んでいい?」と言ってきて、図書館で借りた本を持ってきました。

体感して初めて身体にしみる出来事です。子どもは親の行動をよく見ています。そして、親が大好きな子どもたちは親のようにしたいと思うんですね。考えれば自然です。僕たちも好きな人や尊敬する人の真似をしたくなりますもんね。

気まぐれでもいいので、自分から言ってくれることが嬉しい出来事でした。





2020年9月11日金曜日

過保護と過干渉

 少し前に「過保護のカホコ」というドラマがありましたが、最近は過保護ではなく過干渉な親が多いと言われているそうです。

過干渉な環境で育つと、「自分で考えて行動できない」「自分の意見を言えない」

といった問題を抱えがちだといいます。

自分もですが、子どもに対してはついついいろいろと手や口を出してしまいがち。。

これが障害特性を持った子どもならなおさらです。

親が守ってあげないと!心配で目が離せない!

と、もちろんそうなんですが、子どもたちが望んでいる以上に介入してはいけません。

こどもの「抱っこして!」「着替えさせて!」は何歳になっても快く受け入れてあげてOKだと言われています。その方が心が満たされて、早く自立できると言われています。

だが、これも子どもが望んでいないのに、抱っこしたり、着替えさせたりしてはやりすぎ。

親が主体になってはいけないってことですね。

こんなやりとりもNG

・「○○しないと嫌いになる、捨てちゃう、行っちゃうよ。置いてっちゃうよ」などと脅して子どもをコントロールしようとする

・反対に、親の思い通りになった時だけほめたり物を与えたりする

・子どもがいったん選んだもの(服やプレゼントなど)を親の意見で変更する

・子どもが何か失敗すると、つい「だからママが○○って言ったのに」「今度からママの言うこと聞くのよ」等と口にしてしまう

ドキッとしますよね。。

ついつい言ってしまいそうな言葉がいっぱい。。

やはり、子どもたちの自己決定の尊重が大切。

上記のようなことに強制力や罰が加わるとさらにややこしくなります。

教育も「教」が「育」を超えてはいけないといいます。

主役は子どもですからね。

2020年9月5日土曜日

何事も土台が大事

 先日、株式会社マクロビオス・パナセアの農場の見学に行ってきました。

本当に安心できる安全な農作物をお届けしたいと、無農薬はもちろん、化学肥料も与えない自然栽培でもちろん除草剤も使いません。

極力自然なままに栽培する農場はバッタやカエルが飛び回る場所でした。

生き物は有害な薬品を使わないこの畑に集まってくるんですね。


本当に自然に生き物が隠れています。
少し歩くと、カエルやバッタが飛び跳ねる畑。
子どもたちは大喜びだろうなと思いながら見学。

中国古代より伝わる五行学説の考えを取り入れ、万物は五つの元素から成る(木・火・土・金・水)という自然哲学。
耕作地を四つのゾーンに分割し、各野菜の相性などから分類しそれぞれのパワーを効果的に取り組むという画期的な考え。
自然の恵みを最大限に引き出す工夫はとてもおもしろかったです。


もともとは江戸時代から続く奈良の置き薬屋さんが親会社らしく、漢方や気功による相談、セラピーも行っているとか。
栽培している野菜もあまり見たことのないものも多く、薬膳に使えるものだそうでこれは安心ですね。


畑は稲沢にあるのですが、もう一つ一宮で原木椎茸の栽培もしています。
もちろん、こちらも無添加・無農薬の自然栽培。
国内で栽培されている生椎茸の約95%は短期間で大量生産できる「菌床栽培」というもの。
スーパーで売っている椎茸はまずこの菌床栽培だとか。
これはいろんなものが混ざっていて、殺菌剤や防腐剤なんかも含まれたりもするそうです。
手間も少なく早く育つという利点はあるが、風味は少なく、変な苦味があったりするのが難点。


原木に穴を開けて菌を埋め込み、原木を組み合わせて、また組み替えてなどとっても手間もかかるし、重労働な原木椎茸。
しかし、そこからできた椎茸は薫り高く深い味わいです。
椎茸の栽培に使っている水はミネラル分の多い木曽川の伏流水です。
地下深くから組み上げるこのお水はそのまま飲めます。


今回、出来たての椎茸を生でいただきました。

収穫して1時間以内は生でも安全に食べれるそうで、とっても深い薫りとみずみずしい美味しさでした。

こんな美味しい椎茸を一宮栽培しているなんて!

是非とお願いして、トレトレでは畑の見学&収穫体験に。

トレトレサンでは椎茸栽培の見学に行けせていただけることになりました!

椎茸なんかは親子で行けるといいなと思っています。

乞うご期待!

2020年8月19日水曜日

キャンプの代替え

  【4年生・2020・8月】


8月の第2週辺りからキャンプキャンプ言ってることら。

すっかりキャンプモードで、「夏!キャンプ!」を連発。。

これは自然に触れさせないと危険だと思い、妹夫婦が住む郡上へ川遊びにでかけました。

なるべく浅くて流れもゆっくりだけど、深くてもぐれる場所もあると良いというリクエストにばっちり応えてくれた妹夫婦。ことらさん大興奮でした。


今回も気持ちを盛り上げるためと安全対策でシュノーケルと、ライフジャケットを事前に購入。

やる気満々で、家から水着に着替えライフジャケットを着て、シュノーケルをつけることら。

しかし、なんと川に着くとライフジャケットを脱ぎ始めます。。

危ないから着るように言っても怒ることら。彼はライフジャケットは浮くものだと理解しているので、潜れなくなるのがいやらしい。。

仕方なくライフジャケットは脱いで川へ。意気揚々とシュノーケルをつけて川に潜ることら。

潜りすぎるので、呼吸をするマウスピースやパイプもすっぽり川の中へ。

逆に口に水が入って泳ぎにくいのでは?と思いながらもとても楽しそうに泳ぐ。

まったくシュノーケルの機能ははたしていないが、ことらが喜んで良かった。



唇が紫色になるまで遊びまくることら。

途中、溺れかけたことらにバックハグされて自分も溺れかけたが、夏の楽しみキャンプワードは消えていきました。

来年はキャンプへ行けるといいな!

2020年8月11日火曜日

やってきました夏休み

 【4年生・2020・8月】


7月の4連休の後、すっかり夏休み気分になっていたことらは、「学校行かない!」の連発で怒涛の1週間でした。。

月曜日はなんとか車に乗せたが、車の中で体操服を脱いでしまうし。なんとか着替えの服は着てくれたので、そこから1週間は結局体操服を着て登校してくれませんでした。

なんとなく暦が身体に染み付いていて、このくらいの時期は何があるってのがわかるんですね。

先日の日曜日は「キャンプいく!」と言い出したことら。ここ2年はつぼみの会のなかよしキャンプに参加していて、ことらの中ではすっかり夏の定番になっていたみたいで。

本当なら8月8日からキャンプの予定でしたから、しっかり予定が身体に入っているみたいで、素晴らしいことだが切り替えの苦手な彼には辛いかな。


そんな夏休み。宿題の嫌いな彼も今年は宿題の一つのお手伝いは率先してやってくれるのに感動!

今年は洗濯物を干すのを手伝う。



妹や弟がお手伝いブームなので、ことらも影響受けたかな?

今年はあまりお出かけもできないし、短い夏休みだが楽しい夏休みにしよう!



2020年7月25日土曜日

初ソフトボール!

【4年生・2020・7月】

僕の友人とソフトボールをすることになり、子どもたち3人も連れていきました。
友人の子どもたちもくるので、ことらは行く前から「おともだち!」と何回も言ってとても楽しみにしている様子。最近は人への関心がことらの一番の原動力だと感じ、とても嬉しい。
グラウンドに着くと各々にざっくり練習。ことらも一緒に練習しよう!とまずはキャッチボールをと思いましたが、グローブはあまり興味がない様子。。
じゃあ、バッティングを。
こちらは興味を持ってくれて、嬉しそうにバットを振ってくれました!


友人に手取り足取り教えてもらって、打席へ。
ゆっくり投げてもらって「キーン!」なんとかバットに当たって、みんなが「おー!」と言うと、ことらは「おめでとー!」笑
みんなから、おめでとうはお前だよ笑とツッコまれてました 笑
第2打席も「キーン!」、今度は「おめでとうございます!」と丁寧になってる 笑
なんとか楽しめてよかった〜

でも、ことらがこの日一番興味を示したのはグラウンド整備。



練習中も一生懸命グラウンド整備に勤しみます。(こんな仕事があればいいのに〜)
トンボをかけ終えると、次はローラー。でも、これは重たくて動かせない。。
ピクリともしません。


最後は僕の友人にも手伝ってもらって少しだけ動かせました〜
すぐに帰らないといけないかなぁと思いながら連れて行ったソフトボール練習。
気づけば2時間半も楽しく遊べました!
とても嬉しい誤算。また連れていこう!

2020年7月20日月曜日

当たり前

最近、当たり前というのは良くないなとよく思います。
子供なんだからやって当たり前。
大人なんだからやって当たり前。
公共なんだからやって当たり前。
学校なんだからやって当たり前。
お店に行けばご飯が食べれて当たり前。
スーパーに行けば食品が売っていて当たり前。
水道から水がでて当たり前。
妻なんだから・・
夫なんだから・・

世の中に当たり前なんてないんです。
お店でご飯が食べれるのもそこで働いて作ってくれる人がいるから。
スーパーの食材も農家の人がいるから。
水道だって仕組みを作る人、働くひとのおかげ。
災害やコロナ禍で当たり前が当たり前じゃなくなっても、
少し経つと当たり前が蔓延してくる。
当たり前は人の心を荒ませ、不幸を招く。
当たり前、当たり前と感謝がなくなってはいけない。
当たり前だと思うと不満がでてくる。
当たり前じゃないんだと思うと感謝の気持ちがでてくる。

感謝の気持ちで支え会える世の中になるといいのになぁ。

2020年7月13日月曜日

梅雨の合間に

【4年生・2020・7月】

昨日は梅雨の合間に久しぶりに太陽が顔を出してくれました。
風は強く肌寒かったですが、すかさず今年初のプールへ。
場所は行きつけの千秋の一宮総合運動場のプール。
いつも人が少ないですが、昨日は私達家族以外には5人くらいしかいませんでした。
監視員のお兄さんお姉さんの方が多いくらい。
コロナ禍で学校もプールは中止になり、水で遊ぶ機会も減ったので子どもたちは大喜び!
でも、水面から出ると強風でめちゃくちゃ寒い。。
水の中は温かいので、ことらは50メートルプールを行ったり来たり。
全く足がつかないのに、潜ってプールの底を蹴って息継ぎして、潜って。
深くて広いプールに人がぜんぜんいないので大人でもとっても気持ちいいです。
そんな中でも大人と遊ぼうという意識も強く出ていて、僕に「よーいドン!」と言って、
バシャバシャ泳いでいきます。そして、向こう岸につくと「ゴール!」と言ってまた反対岸へ。
2〜3往復ですが、相当体力は使ったでしょうね。
1時間くらい遊んでこんな姿に。


お昼前でお腹も空いてましたからね。
今年も夏らしい遊びをいっぱいしたいです!

2020年6月27日土曜日

にじいろ研修

 先日、一宮発達障害キャラバン隊の「にじいろ」さんにトレトレにお越しいただき、今期初めてのまとまった研修を行いました。
今期はコロナの影響で3月から休校が続き、まとまった研修の時間が取れないこと、スタッフの人数も増えてきたトレトレで集まると密になるということから研修ができなかったので、久しぶりの研修に僕もスタッフもわくわくドキドキ。
にじいろの代表の石田さんとは「愛知県自閉症協会つぼみの会」で知り合い、同世代の子供がいることもありいろいろとお世話になっております。それに、トレトレに通う子どもたちのお母さんも数人にじいろのメンバーで、勝手にとても親近感のあるにじいろさん。
今回は支援者向けということでメンバーの保護者目線でのお話やエピソードなども沢山盛り込んでいただきました。


マスクして、換気して、フェイスシールドして、距離を取ってと普段とはなれない状況でも素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるにじいろさん。
特にメンバーのみなさんのエピソードや想いを聞き、自分の子育てを思い出したり、子育てが人一倍どころか2倍も3倍も大変な思いをされてる中、このような活動をされることの意味や想いに触れることができ、目頭が熱くなりました。

今期の研修はじめがにじいろさんで良かった〜!
やっぱり研修はいいですね。子どもたちへの接し方もとても変わります。
心が変われば行動が変わる。
行動が変われば習慣が変わる。
今後が楽しみです。
にじいろさん、本当にありがとうございました!

2020年6月19日金曜日

カラフル甚目寺

昨日、甚目寺にあるB型就労と就労移行支援の施設「カラフル甚目寺」に見学に行ってきました。
カラフル甚目寺のサビ管の方が仰るには、就労移行支援には2年のしばりがある。しかも、市町村によって一度使うと次はなかなか使えないところもある。もう少し時間をかければ一般就労もできるかもしれない人もいる。訓練だけでなく、実際に働く経験が必要など、昨年、トレトレで愛知にお呼びして講演をしていただいたFTLの高原さんの考えにも似ている。
本当にその通りだと思う。高校を卒業して18歳で将来を決めてしまおうとするのがおかしい。20代で就職、30代で就職でもいい。
B型から始まり、就労移行に移り、一般就労を目指す。
とても理にかなっていると思いました。


自社事業の古本販売やPC解体も今の時代に合っています。
B型でもA型でも一般企業と同じく時代のニーズにあっていなくてはいけません。
仕事なんですから。
ニーズ、需要があって初めて仕事が成立します。
仕事はお客さんの困りごとを解決するか、お客さんに喜んでもらうことで成立します。
これは商売の基本ですね。
施設外就労も頷けますし、良い経験になります。


そして、トレトレのような児童デイに向けて将来の進路の参考にしてもらうことを目的に体験会を実施されています。
実際にPC解体や古本の販売業務を体験できるんです。
着物のリサイクルもやっているそうです。
トレトレの子どもたちにも是非体験してもらいたいと思いました。
近くにこのような施設があるのはとても頼もしいです。

2020年6月12日金曜日

3人でお出かけ

【4年生・2020・6月】

最近はパパとママとの3人を欲することら。
先日、まだ学校が分散登校なのでことらは休みの日。妹、弟は小学校、保育園でたまたまパパとママもお休みの日、3人でお出かけしました。
3人でお出かけなんてほんと久しぶりです。
朝からウキウキのことら。3人で各務原の航空宇宙博物館へ行きました。
何回か来たこともあることら。
でも、今はコロナ対策で入場制限があったり、入り口で検温、入れない部屋や、シミュレーションもできない。何気なく行ってしまって、いつもと違うことにことらが怒らないかドキドキ。
でも、この日のことらはとっても落ち着いていて、入り口も余裕でパス。
入れない部屋やシミュレーションコーナーもスルー。
3人で手をつないでゆっくり回れました。
途中のシアタールームでは、「映画館!」と言って入るも内容が難しくて10分で退場。
でも、終始笑顔のことら。
驚いたのは、展望デッキへ上がる階段を登る途中で、急に止まって「怖い・・」と言って動かなくなることら。
高さを怖がることなんて今までなかったのに。
でも、怖いと思えることは危険認知に繋がるので良いことだ。


「大丈夫だよ。」と声をかけても、「お茶飲む」と言って座り込むことら。
こんなことらもたまにはいい。

記念にふたりで一枚。


この日は弟の誕生日で夜は誕生日のお祝いをする予定でしたので、ことらもそれをわかってか、
車の中で「ハッピーバースデー」の歌を歌いだすことら。
最近は少しずつメロディがついて歌になってきているのが嬉しい。
たまの3人でのお出かけでリフレッシュできて良かった〜。

2020年6月5日金曜日

安定を求めて

【4年生・2020・6月】

6月に入って長かった休校も明けて、学校が再会されましたね。
でも、支援学校はまだまだ分散登校。
学校行ってるのに、「あれ?もう終わり?」「あれ?今日はないの?」といった声が子どもたちから聞こえてきそうな感じがする。
ことらも口には出さないが不安定な兆しがたっぷり。ことらが不安定になるとでてくるパターンがいくつかある。
一つは、並べる。家では主にトーマスのプラレールをだしてきて、車両をどんどんつなげる。
10車両以上はつなげる。並べたり、つなげたりすると安心するみたいだ。
もう一つはお散歩。怒りながら「お散歩行きたい〜!」と言うことがある。先日は夜中にふたりで近所の田圃道を散歩した。
そして、パパ。不安が強くなるとパパを強く求める傾向がある。最近では、家族でいても妹や弟がパパと手をつないだりするだけで怒ったり、部屋でもパパとふたりきりになりたがったりする。ことらが休みでパパが仕事だと行くなと言ったり、一緒に行くと言ったり。
逆にこういうことがないと安定してるなと思う。

そんなことらの最近の安心ブームがSLマンの絵。
パパに毎日「SLマン描く!」と言って、SLマンの画像を持ってくる。最初はキャラ図鑑とか絵本だったが、ネタがなくなってきたら、DVDなどからテレビのシーンを静止してタブレットで写真を撮ってもってくる。


これが、なかなかテレビのシーンは描くのが難しい。。
でも、それでことらが安定するならと毎日のように描いている。
ただ、制限なくどんどんくるので一日一枚の約束。
描いたら、恒例の壁に貼っている。


だんだん、あまり画像を見なくても描けるようになってきた 笑
こないだは絵を描いているパパの姿を写真に撮っていた。


絵は全部クレヨンをご指定。
一生懸命自分を安定させようとしている姿は愛おしいが、早く学校が通常に戻り、休校前の状態になるには数ヶ月はかかるだろう。夏休みの短縮もどうなるのか不安でしかない。

2020年5月19日火曜日

おすすめ映画

【4年生・2020・5月】

STAY HOMEが浸透してから家での映画鑑賞、読書が増えているそうです。
今日はおすすめの映画を2本紹介。

1つ目はこれ、韓国映画の「マラソン」


自閉症の男性が趣味のマラソンでサブスリーを達成するという実話をもとにしたお話。
コロニーの吉川先生におすすめの映画だと教えていただき観た映画。
自閉症の子はできることが増えても嫌いになってしまうと絶対にやらない。反面、それがルーティンになると好きではなくてもやらなければいけないという観念にとらわれる。
これも、本当にマラソンが好きで走っているのか、走らなければいけないという気持ちから走っているのじゃないかという描写が印象的。
それ以外にも幼少期からの母親の葛藤や、兄弟の苦悩。本人の生き辛さなども絵がれていて、とても共感できるとともに観ていて辛く切ないシーンもある。
主演のチョ・スンウの演技もとても素晴らしい。
おまけでチョ・スンウの「インサイダーズ 内部者たち」これも面白かった。
https://filmarks.com/movies/65825


もう1本はこれ。知る人ぞ知るジャッキー・チェンの名作「ファースト・ミッション」


知的障害の兄をサモ・ハン・キンポーが演じ、そんな兄を持つ弟の葛藤を描いている喜劇。なぜか子供の頃からジャッキー映画でこれが一番好きだった。父親がジャッキー好きでかなりの量のジャッキー映画を観ました。ちなみに2位は「大福星」3位は「プロジェクトA」。
当時のジャッキー映画には珍しいシリアスな展開と、ジャッキーが日本語で歌う曲が挿入歌やエンディングで流れるのがB級感をだしていてそこも好き。
香港3大スターのジャッキー、サモハン、ユンピョウが絡んでいるのも好き。
アクションあり、涙ありです。

どちらもトレトレにDVDあるので、喜んでお貸ししますのでお気軽に言ってください!
借りると、もれなく僕がしつこく感想を聞くと思います 笑

2020年5月18日月曜日

緊急事態宣言終えて

【4年生・2020・5月】

先週、国からの緊急事態宣言が解かれ来週から学校も再開されることになった。
日々変わる状況に学校側も対応に追われていて、社会や親のバタバタ感もすごい。
この周りの慌ただしさは子どもたちの心の慌ただしさへと変わっていくと思う。
特に新一年生や、発達に特性を抱えた子どもたちは。
もちろんコロナも終息したわけではなく、みんなの努力の成果で拡大が収まっているだけ。
いつ、学校でクラスターがおきてまた休校になるかはわからない。
でも、親も子どもも限界に近づいてきている家庭も多いと思う。
特に子どもは今は分かる人にしか分からない変化だが、後から表面に出てくる。
もう、腹をくくって落ち着いて普段の生活を送っていくしかない。
もちろん、以前とは違う生活も多い。
でも、大人が大丈夫だよという姿勢を示すと子どもはやっぱり安心する。
特に今週なんかは来週からの学校再開に向けて、残された宿題、課題をやるやらないで親と子どもの衝突も多いだろう。
だけど、何のための宿題なのか、何のための課題なのかをよく考える必要がある。
無理に全部やりなさい!やらないと学校行けないよ!などでは本末転倒である。
勉強がきらい。学校がきらい。にもなりかねない。
まずは勉強に向かう姿勢を褒め、無理しなくても良いことを伝えよう。
親子で学校再開を喜び、友達に会えることを楽しみにしよう。

最近のことらを見ていても、自分が安心するようなルーティンを強く求める傾向がある気がする。
昨日は公園を4つはしごした。全て歩いて移動。合計で3キロ以上だ。
一つ一つでがっつり遊ぶのではなく、自分が落ち着く場所をわかっているんだと思う。
最後はアンパンマンのDVDを借りて、家で見ていた。
安心感を求めるのは不安の裏返しだろう。
こちらも普段と同じような接し方、声のトーン、喋り方を心がけたい。
焦らなくても大丈夫。学校は逃げていかない。
また、楽しく学校に通えるように。



2020年4月22日水曜日

ストレスとの戦い

【4年生・2020・4月】

最近、子どもたちのストレスが弾けそうな感じが伝わってくる。
トレトレでも些細なことで子どもたち同士の諍いが増えてきた。
我が家もそう。兄弟喧嘩も増えたし、兄弟でパパやママを取り合う。おもちゃを取り合う。
ストレスなんだろうなと感じる。
このような特殊な状況下だが、子どもたちにストレスが溜まってくると子どもたちの退行が始まる。
「抱っこしてほしい」「〇〇やってほしい」「〇〇したくない〜」とワガママ言ったり。
いろんな環境の不安から、親からの愛情を確かめたくなるのだと思う。
違う表現になることもある。「〇〇が痛い」「熱があるかも」など。
親のストレスも相当なものだが、やっぱりこんな時は「自分でしなさい!」とか、「もう小さい子じゃないんだから!」とは言わずに「どうしたの?大丈夫?」と甘えさせてほしいし、ワガママに付き合ってあげてほしい。
こういうところから子どもたちの愛着が育つのだから。
安心・安全を感じないと不安感情から多動も多くなる。
安心・安全基地の代わりにそうなるものを集めたり、触ったりする。
良くないことをしても否認する。怒りや恐れを外に向ける。
大人からの関わりを満たされないと依存症になる可能性もある。

子どもたちはいま、とっても頑張っていると思います。
それこそ、大人と同じように。また、大人以上に寂しいし、怖いし、不安です。
学校に行けない、友達に会えないという状況が不安やしんどさを大きくします。

そして、子どもたちのすごいところだが、世の中がこのような特殊な状況で大人が大変なのを感じると、なにか自分でもできることがないか、お手伝いできることはないかと考えるようになる。
ごはんを作るのを手伝おうとしたり、「僕がやる!」「私がやる!」と言ったり。
大人がやるより余計に時間がかかるかもしれないが、こんな時は是非手伝ってもらって、「ありがとう、たすかるなぁ」と言ってあげよう。
そして、できるだけ子どもたちとのスキンシップを増やす。

ただ、これだけでは大人もつらいので大人もストレスをためないよう、自分だけで抱え込まないよう、友人や親、兄弟、夫や妻に何でも話そう。
今はなかなか会えないので、オンラインはおすすめです。
相手の顔も見れるし、スマホ、タブレット、PCがあれば手軽にできます。
友人家族同士でオンライン飲み会も、子どもたちも楽しく参加できるのでおすすめです!
もちろん、トレトレもいつでも使ってください。トレトレとのオンライン交流もいつでもお受けします!やり方わからなければいつでもご相談ください。

弟作レゴの家

ことら作レゴの家

2020年4月16日木曜日

怒涛の新学期

【4年生・2020・4月】

ことらが4年生になって初めての日記。
4年生になってと言っても、まだ4年生になって1回も学校に行ってないので日記の最初の一行にも違和感を感じる。。

でも、もうピカピカの4年生です!
そして妹はピカピカの1年生!
弟はピカピカの年少さん!


なんか、それぞれのキャラがでている良い写真になりました。
3月いっぱいの休校に引き続いて4月いっぱいも休校になりました。
でも、現状は3月よりも深刻で、緊急事態宣言はでているし、東京は毎日200名前後の感染者が増加。
いろいろと政府への批判もありますが、日本の政府も医療もがんばっていると思います。
欧米に比べて早い段階で国内にコロナ患者がでてから、欧米のようなロックダウンもしていないのに死者は欧米程伸びていません。
感染者数の伸びが緩やかだから、いずれ欧米のようになるという見方もありますが。終わってみて致死率がとても低ければ、一番良いのではないでしょうか。
やっぱり命が一番大切です。

段々と深刻化する情勢の中で小さな子どもを持つ親の大きな関心はGW明けに学校が再開されるかどうかという問題もあると思います。
今は再開を願っての緊急事態宣言であり、自粛期間ですからね。
でも、たとえこの自粛期間に伸び率が右肩下がりになっても自粛が解かれれば、きっとまた右肩上がりになるのだと思います。北海道もそうでした。
では、いつまでこの状態が続くのだろうと不安になります。
米のハーバード大では最短でも2022年まで終息しないとの見方もあるようです。
特効薬ができるまではコロナウイルスとともに生きていくしかないので、やっぱり大切なのは身体の免疫力を高めることだと思います。
コロナにかからない。もしかかっても軽症でおわるように。
大切なことは下記の3つ。
・適度な運動
・できるだけ毎日日光を浴びる
・栄養の偏らない健康な食事
自粛、自粛となるとずっと家にいて太陽浴びない、身体も動かさない、保存の効く食品が多くなる。と、上の3つから離れた生活になってしまいます。
公園以外でもできることも沢山あります。
外で遊ぶとストレスの解消にも繋がります。
子どもも大人も同じです。子どもと一緒になって外で遊ぶことです。
次回はストレスについて書きますね〜。

2020年3月31日火曜日

職業体験

【3年生・2020・3月】

ことらは3月入ってからのデイがない日の過ごし方に頭を悩ましてはいたが、妻の運営する雑貨店に連れて行くこともしばしば。
一斉休校ということで、スタッフも子供を連れてくることがしばしば。
そんな中、スタッフのお子さんがことらがお店に行くことを知ったら、行きたいと言ってくれたらしい。ことらと同じ歳の男の子。嬉しい限りだ。ことらが一緒に遊べるわけではないが、興味を持ってくれたのかな。
そして、二人がお店に来た時のこと、妻がどうせやることないなら仕事を手伝ってもらおうとネット通販の同梱物の作成を手伝ってくれたそうだ。もちろんことらも。


二人の働く様子を動画で見させてもらったが、なかなか様になってる。
職業体験としても使えるかもしれない。
ことらに会いたいと言ってくれたこともそうだが、何かいろんな幅が広がったように見える出来事だった。


2020年3月26日木曜日

卒園

【3年生・2020・3月】

昨日、妹の卒園式でした。
コロナの影響で保護者は1人だけの出席、それ以上はテラスからの観覧でした。
卒園児15名という小規模な卒園式。人数が多いところは卒園式を分けたり、内容を短くしたりとの対応。妹の卒園式も来賓がいなかったりと普段よりも短いですが、卒園児の人数が少ないので必要以上の配慮もいらず思い出に残る卒園式になりました。
途中から妹が号泣しているのがとても印象的で、後から何が一番悲しかったのか聞くと、みんなとこれでお別れというのが悲しかったと、成長を感じました。

コトラも僕と一緒にテラスから観覧。途中、園庭を走ったり、遊具で遊んだりという姿も見られましたが、基本的にはとても静かに待っていました。コトラにも成長を感じる。
卒園児のみんなが保育証書をもらう時に小学校に入ったらこうしたいとか、将来はこうなりたいとかを発表。警察官になりたいとか、介護士になりたいとか、勉強頑張りたいという姿がみんなとても凛々しかったです。妹はというと、ピアノをがんばりたいとのこと。将来は保育士になりたいと言っているので、是非がんばらせてあげたい。楽しみだ。

最近は妹の卒園、入学で家族がお祝いムード。ランドセルも届き、おばあちゃんにお披露目などもしています。コトラはそれを見て、自分も黒のランドセルがほしい!と言い出しました。
トレトレで友達がみんな黒のランドセルを持ってきているのもあるのかも。
自分もみんなのようにしたいという、そんなコトラに成長を感じ嬉しいとともに、ランドセルが基本NGな支援学校なのでもどかしさもいっぱい。絶対ダメではないそうだが、荷物が多いのでできるだけやめてくださいとのこと。実際ランドセルでは入らないだろう。
でも、コトラの気持ちを叶えてあげたい。中古でもいいから買ってあげよう。


2020年3月11日水曜日

きょうだい会

【3年生・2020・3月】

名古屋にもきょうだい会があることを知った。
ことらのことがあり、きょうだいをつくることをとても迷った時期があった。
また障害を持った子が生まれたらどうしよう。
ことらがいて、他の子も育てれるのだろうかとか。
でも、親が先に死ぬのできょうだいの支えがあった方が良いと思いきょうだいをつくる決心をした。
今思えばとても自分勝手な考えばかりだ。
その時はきょうだいの苦労、苦悩を知らなかった。
きょうだいは否応なく兄弟姉妹を支えるという目で見られ、責任を負う。
幼少期から介助者、支援者として期待される。
学校ではいじめやからかいの対象になったりもする。
青年期には自分の交際や結婚についても悩まされ、時には弊害となることもある。
さらに年を取ると兄弟姉妹だけでなく親の面倒も見なくてはいけないかもしれない。介護だ。
そんなきょうだいにとって、お互いを理解出来、話を聞けるきょうだい会はとても大切だと思う。
親は無意識の内にきょうだいにつらい思いをさせていることがあると思う。
この名古屋のきょうだい会の代表の方もそうだが、大人になる前にきょうだい会に出会ったりしている。障害を持った人たちを支える人たちに出会っている人もいる。
大人になってからそんな場があってよかったという話をよく聞く。
ことらが参加している愛知県自閉症協会つぼみの会のキャンプもそうだ。
きょうだいも参加できる。
そこで、同じような境遇の友達ができたり、頼れる大人に出会ったりする。
それが後の人生に大きな意味を持ってくるのだと思う。
今年のキャンプは妹も是非参加させたい。

でも、今はことらと妹と弟、3人の様子を見ていると本当に3人いてよかったと思う。
妹、弟にとっての負担を極力減らし、逆に彼らの人生においてことらのきょうだいであることがより良い方向になるようにしたいと思う。

2020年3月3日火曜日

できるよりも、やりたい!

【3年生・2020・3月】

学校の全国一斉臨時休業になって、毎日状況が変わって親も子供も振り回されますね。
こんな時こそ子どもたちには安心・安全な場所で安定を与えてあげたいです。

休みと言ってもお出かけもなかなかできないので、日曜日は近所を散歩しながらお菓子のお買い物。
妹が自転車で行きたい!と自転車を漕ぐ姿に、ことらも「乗りたい!」とアピール。
最近は自転車の練習もしていなかったことら。自分から乗りたいとは嬉しい。
妹が乗って、ことらが乗って、妹が乗ってと交代で自転車を漕ぎます。
ただ、妹用の小さな自転車なので足も身体もとっても窮屈そう。大人が三輪車を漕ぐときのしんどさったらないですからね。はじめ、なかなか漕げない姿を見て難しいんじゃないかなぁと思っていると、妹が後ろから「こっくん、押してあげるね!」とお手伝いを。
少し勢いがつくと、ぎこちなくも前に進んでいきました。しんどそうなのですぐに飽きるかと思ったが意外や意外、全然飽きません。二人で取り合いしながら交互に乗っていきます。最後にはことらもすいすいと漕げるように。

やらせたいと思っている時はうまくいきませんが、自分がやりたいと思うとどんなに窮屈でもうまくできるようになるんですね。
やっぱり、「できる」よりも「やりたい!」が大切だと再認識しました。
いつもことらのサポートをしてくれる妹に感謝。


2020年2月13日木曜日

街の頼れる歯医者さん

【 番外編 】

僕のブログにも何度か話題に出てくる歯医者さん問題。
特性がない子でも歯医者が好き!という子は少ないと思います。

昨日は真ん中の娘、ことらの妹を歯医者に連れていきました。
彼女にとって初めての歯医者です。
今、年長さんで4月から小学校に入る妹。緊張や不安が強い子で、初めて会った人はもちろん久しぶりに会った人にもなかなか打ち解けるまで時間がかかります。
保育園のお遊戯会でも年少の頃まではとても楽しく踊っていたのに、年中で突然踊れなくなってしまい、終わってから号泣するという様子でとても心配しましたが先生方のご配慮で今ではとてもとても力強く演技できるようになりました。
今回は前歯がグラグラしてきて、下から大人の歯が生えてきているのですがまだ乳歯が抜けていないため斜めに生えてきてしまって心配して歯医者さんへ。
大人でも怖い抜歯。妹も前日から「歯医者怖い・・」と言って、当日も家から出たがりません。
なんとか歯医者さんまで着いたのですが、僕にくっついて離れられません。
初めての歯医者さんなので問診票を書いたり、少し待ったりで緊張が高まります。。
さあ、名前が呼ばれて妹の番です。診察室に入りましたが、診察台に座れません。
抱っこして寝かせて、隣で手を繋ごうとしても丸くなって怖がります。
それを見ていた歯科衛生士さんが「大丈夫だよ〜歯みがきしよっか!」と優しく話書けてくれて、どの歯ブラシがいい?と選ばせてくれました。妹は自分の好きな色を選んでなんとか診察台へ。
歯磨き→クチュクチュペ→鏡で確認→回転ブラシ→クチュクチュペと繰り返すうちに不安も緊張も減ってきた彼女。いよいよ先生の登場です。
先生はいきなり口開けて〜などとは言わず、まずは挨拶をして彼女の目線にしゃがんでお話から始めました。「いつも何して遊んでるの?どんな遊びが好きなの?」
なかなか答えられない彼女に、ついついこちらが答えてしまいそうになりますが、ここで僕が答えてしまうと先生の配慮が台無しになると思いガマンガマン。すると、先生が「ゆっくりでいいよ〜何かな〜ゆっくり考えてみて〜」と言ってくれると、小声で
妹「ラッキュウ」
先生「へ〜LaQが好きなんだ〜!家でよくやるの?」
妹「保育園でやるの」
先生「へ〜、じゃあ保育園でよくやるんだね」
妹「あ〜でもあんまりやってないかも」
なんて会話で和んだところで治療へ。リラックスできて僕が隣に座っていなくても治療もでき、抜歯もこのまま自然に抜けるのを待っても大丈夫ですよと言われましたので、彼女にどうするか選ばせると、「抜く!」と言うので抜いてもらいました。
終わってみると、全然痛くなかった!ととても自信がついた彼女。
先生はなにかする時は必ず彼女に説明をしてくれ、道具も見せてくれます。それもとても安心できたようです。
受付横にガチャガチャの機械があって、診療をがんばった子はコインがもらえるというシステムもとても楽しめました。
一つ乗り越えて、自信の着いた彼女はその日の夜もとても落ち着いて、いつも以上にお利口さんに。とても成長を感じました。これも自己肯定感ですね。

今回行った歯医者さんの先生はききょう会館の一宮市口腔衛生センターにて障害者(児)の診療も行っている先生。以前、ことらもお世話にってとてもよい先生だったので妹も連れていきましたが、ここにして本当に良かった。初めての歯医者ってとても大切ですね。
ことらで失敗しているので、妹は成功して良かった〜

あいグローデンタルクリニック
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